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銀行業務検定(銀検)の難易度ってどのくらい?種類によって変わる|転職にはほぼ無価値です【悲報】

銀行員の方は必須中の必須、他の金融機関の方は努力目標で取得を推奨される資格、それこそ銀行業務検定(以下銀検)です。

地銀、メガバンク、信託銀行問わず様々な種類の銀検取得を推奨されますが、取得しても悲しいことに活かせるのは銀行内だけであることです。

今回は、銀行業務検定(銀検)の難易度ってどのくらい?種類によって変わり、取得しても転職にはほぼ無価値です、という記事をお届けします。

銀行員が課長まで出世するのに約10個程度の資格取得が必要でして、どういう資格が必要なのかはこちらの記事に詳しくまとめていますので合わせてご覧になってみてください。

参考>>銀行員は課長まで出世するのに資格を何個取る?答えは10個以上です

銀行業務検定(銀検)とは

銀行業務検定(銀検)に関して簡単にお届けします。

主として銀行・保険・証券等金融機関の行職員を対象に、業務の遂行に必要な実務知識および技能応用力についてその習得程度を測定することを目的に、さらには実務能力水準の向上に寄与することを願って1968 年2月からスタートした公開の検定試験です。

引用:銀行業務検定

要は、銀行・保険・証券等金融機関の行職員の方が業務遂行のための実務知識を身に付けるための試験です。

確かに、財務、法務、税務辺りは2,3級を取得する中で知識はつくのですが、現実的には出世をするためにやむなく銀行員は取得を迫られている資格という立ち位置です。

なお、銀行員の出世事情に関してはこちらに詳しくまとめています。

参考>>銀行員の出世道(キャリアアップ)|有望な人は2店目からいいとこ行ってます

銀行業務検定(銀検) の種類

銀行や金融機関にもよると思いますが、銀検で取得するのは法務、財務、税務辺りかと思います。

それが、3級、2級とあるのですが、実は銀検は36種類あります。

現在、法務・財務・税務・外国為替・証券・融資渉外・金融経済・信託実務・窓口セールス・年金アドバイザー・営業店マネジメント・デリバティブ・融資管理・投資信託・金融商品取引・相続アドバイザー・事業承継アドバイザー・事業性評価等23 系統・36種目の試験

引用:銀行業務検定

先ほども記載した通り、メインで受けるのは 法務、財務、税務辺りかと思います。

すべて取った人は銀検マスターです。

2020年3月の銀行業務検定(銀検)は中止に

2020年3月の銀検は中止になったそうです。

理由は、昨今賑わせているコロナウイルスの影響で集団感染を回避しての判断です。

宅建や貸金業などと異なり年1回ではありませんが、銀行員の出世にはマストの銀検。

1度でも中止になると次の受験は3ヶ月後とかになるので要注意です。

銀行業務検定(銀検) の難易度

銀検の難易度は、試験内容によって大きく異なります。

1級、2級、3級、4級と数字が若いほど難易度は上がりますが、1級がないものや3級しかないものなど階級は試験によって様々です。

なお、ぼく自身は法務3級と信託実務3級同時に受験して法務3級は落としました。

銀行業務検定(銀検) のダブル受験

先ほどぼくは法務3級と信託実務3級同時に受験して法務3級は落としましたと記載しました。

銀検は午前の部と午後の部と2部に分けて受験をすることが可能です。

ダブル受験に関しては、一気に進められるので受かればいいですが両方落とすケースもあります。

確実に合格を狙いに行くのであれば1個だけ受けるのも手です。

ぼくの場合は、信託銀行だったため信託実務3級は落とせなかったのでこっちに労力全振りでいきました。

銀行業務検定(銀検) に落ちた時 

銀検に落ちた場合は、別日程で受け直しが可能です。

ただし中には信託実務3級のように年一回しかない試験があるので要注意です。

ダブル受験の話にも関係しますが、年一回の試験とバッティングする場合には無理せず年一回の試験に受かるようにしましょう。

法務3級に落ちた時は、上席から「君の先輩は優秀だから法務も信託実務も受かってたぞ」と小言を言われました。

宅建も落としたことがありますが、資格を落としたことのつらさはよくわかりまして、資格を落とした話はこちらにまとめています。

参考>>銀行員だけど、資格が取れない|対処方法は実績か愛嬌でカバー

銀行業務検定(銀検)の試験内容

銀検の試験内容は受ける試験によって異なります。

例えば法務3級の場合は下記内容になります。

  • 預金(定期積金、内国為替を含む)
  • 融資(管理・回収を含む)
  • 手形・小切手(手形交換を含む)
  • 銀行取引関連法(銀行法、民法、商法、会社法、金融商品販売法、消費者契約法、個人情報保護法、金融商品取引法ほか)

なお、試験の方式は試験会場にてマークシート形式で実施されるものと、記述式で実施されるものとあります。

銀行業務検定(銀検) の合格点

銀検の合格点が受ける試験内容によって異なりますが、60%以上の点数で合格になるケースが多いです。

一部、法務2級は満点中50%以上の得点率で合格となります。

目指すは、満点の60%以上得点するように勉強を進めていきましょう。

銀行業務検定(銀検)の問題数と試験時間

銀検の問題数は受ける試験内容によって異なり、例えば下記のようになります。

  • 五答択一式:50問(150分)
  • 記述式:10題(180分)

問題数は少ないように思いますが、1問が長くハードなので気は抜かないようにしましょう。

銀行業務検定(銀検) が受けられるタイミング

銀検の試験が受けられるタイミングはこちらです。

  • 3月上旬頃
  • 6月上旬頃
  • 10月下旬頃

年に3回程度は受験できるタイミングがありますが、試験によっては1回だけのものもあるので注意が必要です。

年1回のものは、一回落とすと来年に持ち越しになるので受ける時には必ず初年度で受かるように勉強していきましょう。

銀行業務検定(銀検)の試験料

銀検の試験料は試験内容によって大きく異なります。

最安は3,300円から8,800円(税込み)まで幅広くあります。

試験料試験科目
3,300 法務4級、財務4級、税務4級、年金アドバイザー4級、JAコンプライアンス3級
3,850 金融AMLオフィサー(基本)
4,400 法務3級融資管理3級、金融商品取引3級、財務3級税務3級、デリバティブ3級、投資信託3級保険販売3級預かり資産アドバイザー3級年金アドバイザー3級相続アドバイザー3級金融経済3級窓口セールス3級、法人融資渉外3級、個人融資渉外3級、事業承継アドバイザー3級、事業性評価3級、外国為替3級信託実務3級証券3級金融コンプライアンス・オフィサー2級保険コンプライアンス・オフィサー2級、金融個人情報保護オフィサー2級、金融AMLオフィサー(実践)ホスピタリティ3級
6,600 法務2級財務2級税務2級預かり資産アドバイザー2級年金アドバイザー2級相続アドバイザー2級、法人融資渉外2級、外国為替2級、金融コンプライアンス・オフィサー1級投資信託2級
7,700金融リスクマネジメント2級、営業店マネジメントⅡ、経営支援アドバイザー2級、ホスピタリティ2級
8,800 営業店マネジメントⅠ

おそらく銀行員の方で取得するのは、6,600円の税務2級、法務2級、財務2級あたりだと思います。

それ以上の試験はほとんど見たことのない資格で極めたい方は取得していくといいと思います。

銀行業務検定(銀検) の合格率

銀検は学生も社会人も受けることが可能です。

銀検の合格率は試験にもよりますが3級で30~32%程度です。

合格率が低めに感じるのは、記念受験も多い可能性も高いことがあげられますが、勉強はしっかりして臨むのがベターです。

勉強なしはさすがに落ちるので注意

銀検を勉強なしで受ける人は少ないとは思いますが、勉強なしだと当然に落ちます。

さすがにほぼ勉強なしで受けた場合は、いくら試験に近いことを知っていても当然に落ちるだけなので勉強はしてから試験に臨むのが良いでしょう。

銀行業務検定(銀検) の勉強時間の目安

銀検の勉強時間の目安ですが、試験内容によって大きく異なります。

勉強時間
2級レベルトータル60~70時間程度
3級レベルトータル40時間程度

3級に関しては合計40時間程度で、試験の1か月くらい前から勉強するのが無難です。

2級に関しては 合計60~70時間程度で、試験の1.5か月くらい前から勉強するのが無難です。

銀行業務検定(銀検) の勉強方法

銀検の勉強方法ですが、独学でテキスト勉強と過去問演習のみでOKです。

資格取得のためにスクールに通う必要は全く不要で、そもそも銀行業務検定に関するスクールはありません。

今後、資格取得の為にスクールを強いて使うのであればオンスクがおすすめですが、理由は他の資格勉強も同時にオンラインで気軽に自分のペースで学べるのに月額980円から利用できるからです。

もしオンスクを活用するのであれば、例えば銀行員が出世の為に取得することになるであろうFP2級や宅建と一緒に勉強するなど、他の資格も見据えて申込をするのが良いでしょう。

勉強方法としては、こちらです。

テキスト、過去問を使った具体的な勉強方法は、

  1. 一通り過去問を解く
  2. 過去問で間違っていたところの問題解説をわかるまでやる
  3. その時にテキストに戻って見直す
  4. 見直すだけでなく、なぜ間違えたのかをしっかり紙に書いて理解する
  5. 再度問題を解きなおす
  6. 以下2~5の作業を延々繰り返す

地道にこのようにしていって解ける問題を減らしていくのが方法です。

銀行業務検定(銀検) の合格後の流れ

銀検に合格すると、合格証書が届きます。

銀検合格に伴う登録などは特段不要です。

銀行業務検定(銀検) の求人

残念ながら、銀検保有者を特に優遇した求人は見たことがなかったです。

もっと言うと、銀行員でも銀検を持っていて転職活動に書いてる人もあんまり見ないというのが感想です。

銀検は社内での出世のひとつのツールとして位置付けるのがおすすめですが、資格取得を頑張っている銀行員は転職先の会社からすると勤勉でまじめの印象を持ってもらえる可能性はあります。

銀検含めて資格取得を頑張っている銀行員が転職活動を行うのであれば、おすすめの転職エージェントは マイナビエージェント 、 ビズリーチ 、 リクルートエージェント です。

マイナビエージェント :若手の転職支援が強いです。特に金融出身者に頼もしい金融専門チームがあるため、銀行員含む金融機関の方は利用価値が高いです。

参考>>マイナビエージェントの金融専門チームって?金融機関出身者でキャリアップしたいなら利用価値あり

ビズリーチ : 他の転職エージェントが持っていないような役職、ポジション、待遇等を兼ね備えた求人をスカウトを通じて紹介してもらえるため登録だけしていてもいいです。     

参考>>20代でビズリーチは活用できる? 年収600万円以上ない若手でも活用できるけど若すぎると厳しい

リクルートエージェント :言わずと知れた最大手。案件数が最も多い会社なので未経験でも挑戦できる会社は見つかる可能性が高いので迷ったらここから申込するといいです。    

参考>>リクルートエージェントが実際に使ってみて推しだったので評判を書いときます|結局はエージェントとの相性による点は注意です

資格を取ったうえで、実際に自分が転職する方がいいのか、客観的にアドバイスをもらう先として気軽に相談してみるといいと思います。

登録だけしていても、スカウトや紹介がきたりするので便利です。

転職活動を行うと、エージェントの選び方など気になる点が出ると思いますが、その場合はこの記事もあわせてご覧ください。

参考>> 転職エージェントの選び方は?見るべき点は?|やり取りの頻度・相性・案件の量と質のこの3つです

銀行業務検定(銀検)と併せて取得したい資格

銀検を取得できれば、少なくとも銀行業務での基礎知識を身に着けつつ、個人や法人の財務や税務や法務と言った基礎チキを身につけられていることでしょう。

銀検取得と併せて取得したい資格としては、ファイナンシャルプランナー(FP)資格を取ることも検討しても良いです。

なぜなら、FP資格であれば個人のお金に関する相談全般に乗れることから銀検を取得して勉強したことと親和性があり、FP資格を取ることでの相乗効果も見込めるからです。

FP資格に関しては1〜3級までありますが、2級まで取れれば独立も視野に見えてきますし手に職をつけて行きたい、一度取得した資格に相乗効果をもたせたいと考えるならFP取得を検討してみても良いのでは無いでしょうか。

参考>>FP2級の難易度ってどのくらい?金融出身者でも3級と比べ急に難易度上がります【合格率・勉強方法も解説】

参考>>FP3級の難易度ってどのくらい?金融出身者なら楽勝、それ以外の人ちょいむずです【合格率・勉強方法も解説】

またFP資格であれば厚労省の一般教育訓練給付の対象にもなるため2級以上の取得の際にはスクール活用も合わせて検討すると良さそうです。

教育訓練給付に関してはこちらの記事にまとめていますので合わせてご覧になってみてください。

参考>>教育訓練給付制度とは?資格取得を後押しする給付金制度!【現役銀行員時に使いたかった】

まとめ  銀行業務検定(銀検) は出世の1ツール

今回は、銀行業務検定(銀検)の難易度ってどのくらい?種類によって変わり、取得しても転職にはほぼ無価値です、という記事をお届けしました。

銀検は、誰でも受けることができる資格であるものの、取得する人は金融機関に従事する人もしくはこれから入社する就活生になります。

銀検の取得難易度も受ける試験によって異なりますが、落ちた場合には上司から小言を言われるのでなるべく落とさずに乗り切るもしくは転職を見据えてあえて取らないのも一つです。

この記事が銀検の難易度、合格率、勉強方法に関して少しでも参考になれば幸いです。

ありがとうございました。

ABOUT ME
ゆーたろー
フィンテックスタートアップ株式会社MFSのマーケティング担当。 新卒で大手信託銀行に入社。 銀行員時代取得した資格は15個以上。 このサイトでは銀行員の転職を皮切りに、キャリア形成や、銀行員で培った資産運用の話をメインに少しでもお役立てできるようにサイトを運営していきます。
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