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資格

年金アドバイザー4級の難易度ってどのくらい?年金に関する基本を学べる資格

将来の年金はあてにはできないとは思いつつも、すでに年金を払っている以上いくらもらえるのかは把握しておきたいものです。

年金に関して基本的なことを学びつつ学んだことを目に見える形にできるのが年金アドバイザー資格になります。

今回は、年金アドバイザー4級の難易度ってどのくらい?年金に関する基本を学べる資格、という記事をお届けします。

年金アドバイザー4級とは

年金アドバイザー4級に関して簡単にお届けします。

渉外・窓口の担当者等を対象に、年金に関する最も基礎的な知識について、その習得程度を測定します。

引用: 経済法令研究会 年金アドバイザー4級

つまり、銀行員含め金融機関の方が年金に関する最も基礎的な知識を身に付けられる資格になります。

銀行業務検定の年金アドバイザー資格は4級と3級と2級があり、3級と2級の方が取得時の評価は高くなります。

銀行業務検定の種類は全部で36種類ありますがこちらにまとめていますので合わせてご覧になってみてください。

参考>> 銀行業務検定(銀検)の難易度ってどのくらい?種類によって変わる|転職にはほぼ無価値です【悲報】

年金アドバイザー4級の難易度と合格率

年金アドバイザー4級の難易度は、銀行業務検定の中でもマイナーな分類で4級ということもあり難易度は容易になります。

合格率はこちらです。

科目合格率
年金アドバイザー4級60%前後

銀行業務検定の中で銀行員が取得を義務付けられやすい、法務3級財務3級税務3級が35~40%前後の合格率で、今回の年金アドバイザー4級は合格率だけ言うと容易になります。

なお年金アドバイザー3級は35%程度の合格率、年金アドバイザー2級は20%程度の合格率になります。

特に、銀行の個人営業を経験している行員であれば少なからず外訪、窓口でお客様に年金とその他資産に関しての提案を行ったことがあるはずなので基礎知識や経験を持って試験に臨めるため有利になりそうです。

銀行員が出世のために取得していく資格一覧はこちらにまとめていますのであわせてご覧になってみて下さい。

参考>>銀行員は課長まで出世するのに資格を何個取る?答えは10個以上です

年金アドバイザー4級に落ちた時 

年金アドバイザー4級に落ちた場合は、別日程にて再受験ができます。

ただ、3月の1回開催のため受験し落ちた場合には来年まで待たないといけなくなります。

再受験には期間を要するので1度で取得できるように勉強を進めていきましょう。

4級を落とした場合には次回は3級か2級で挑戦することも一つです。

万が一資格を取れなかった場合には、会社から取得必須と言われているわけではないでしょうから上司に怒られる可能性少ないですがせっかく時間をかけたのが無駄になります。

CBT年金アドバイザー4級なら何度でも気軽に受験可能

コロナウイルスの影響からか、会場に集まってマークシート形式の試験だけでなく今はCBT方式による受験も可能になっています。CBT方式とは、就活時期に受けたようなパソコンで受ける試験の方法を指します。

試験会場での受験とCBT方式による受験の大きな違いは見られなかったですが、法務3級がどうしても必要で大きなこだわりがないのであればCBTの方がパソコンで気軽に受けられる感じがあり個人的に良いと思います。

試験の予約はマイページから3日以後の日程を予約することができます。

なお、CBT方式であれば試験終了と共に結果が開示されます。

年金アドバイザー4級の試験内容

年金アドバイザー4級の試験内容はこちらです。

  • 年金の基礎 30問
  • 老齢給付 10問
  • 障害・遺族給付 6問
  • セールス・その他 4問

すべて3択問題の内容で、試験の方式は試験会場にてマークシート形式によって実施されます。

年金アドバイザー4級の合格点

年金アドバイザー4級の合格点は100点満点のうち60%の点数を取れれば合格になります。

つまり満点の60%以上(60点)得点するように勉強を進めていきましょう。

年金アドバイザー4級の問題数と試験時間

年金アドバイザー4級の問題数はこちらです。

  • マークシート形式:50問(90分)

マークシート形式での問題が50問で90分の試験です。

試験の解答が終われば終了10分前までであれば途中退出も可能です。

3級などでは150分と長いですが、4級は90分と短く受験することが可能です

年金アドバイザー4級が受けられるタイミング

年金アドバイザー4級が受けられるタイミングは年1回の3月開催になります。

試験会場は全国の主要都市です。

3月は税務や財務の試験と被るため、優先度をつけて受験を検討していきましょう。

銀行業務検定のダブル受験に関して

銀行業務検定は同日に試験を2つ受けることも可能です。

例えば、年金アドバイザー4級を3月に受験する場合、試験時間は午前の日程のため、午後に財務3級を受験することも可能です。

信託銀行員だと1年目の6月に信託実務3級と法務3級のダブル受験を会社から推奨されますが、難易度が少々高めの試験を2つ受けると集中が分散するのでおすすめはしません。

年金アドバイザー4級の試験料

年金アドバイザー4級の試験料はこちらです。

  • 3,300円(税込)

銀行振り込みにて対応をしてくれます。

年金アドバイザー4級の勉強方法

年金アドバイザー4級の勉強方法ですが、独学でテキスト勉強と過去問演習のみで問題ないでしょう。

独学で勉強する場合はこのように行うと良いかと思います。

  1. 一通り過去問を解く
  2. 過去問で間違っていたところの問題解説をわかるまでやる
  3. その時にテキストに戻って見直す
  4. 見直すだけでなく、なぜ間違えたのかをしっかり紙に書いて理解する
  5. 再度問題を解きなおす
  6. 以下2~5の作業を延々繰り返し過去問については3周は行う

地道にこのようにしていって解ける問題を減らしていくのが方法です。

なお、試験直前は通勤の合間、食事中、昼食休憩中はテキストと過去問演習を行って直前での追い込みで試験を乗り切りましょう。

年金アドバイザー4級の問題集と過去問

年金アドバイザー4級のテキストと問題集はこちらがよいでしょう。

問題集は試験合格のためには必須になりますが、新品が高いと思った場合にはメルカリなど中古で探してみてもいいと思います。

年金アドバイザー4級の勉強時間の目安

年金アドバイザー4級合格のための勉強時間に関しては、15時間程度あれば十分でしょう。

遅くとも試験を受ける2週間前には勉強を始めていき、淡々と勉強を勧めていけば合格はできそうです。

勉強なしは間違いなく落ちる

年金アドバイザー4級を勉強なしで受ける人は少ないとは思いますが、勉強なしだと当然に落ちます。

もし受験者の方が銀行で普段個人営業で普段から年金の相談を受けているとしても試験は別なので油断せずに勉強が必要になります。

一発で合格するように勉強しましょう。

年金アドバイザー4級の合格後の流れ

年金アドバイザー4級に合格すると協会から合格証書が届きます。

ご自身でその後何かしら登録業務があるわけではないので特段することはありません。

年金アドバイザー4級取得後の求人

年金アドバイザー4級取得後の求人は原則は銀行員であれば、別の銀行への転職に活かすことはできそうです。

ただし、試験の難易度はそこまで高くなく、4級よりも3級、2級のほうが評価もされるため取得後すぐ転職に活きると思わないほうが無難です。

なお年金アドバイザー4級含め、資格取得を頑張っている銀行員が転職活動を行うのであれば、おすすめの転職エージェントはマイナビエージェント、 ビズリーチ 、 リクルートエージェント です。

マイナビエージェント:若手の転職支援が強いです。特に金融出身者に頼もしい金融専門チームがあるため、銀行員含む金融機関の方は利用価値が高いです。

参考>>マイナビエージェントの金融専門チームって?金融機関出身者でキャリアップしたいなら利用価値あり

ビズリーチ : 他の転職エージェントが持っていないような役職、ポジション、待遇等を兼ね備えた求人をスカウトを通じて紹介してもらえるため登録だけしていてもいいです。     

参考>>20代でビズリーチは活用できる? 年収600万円以上ない若手でも活用できるけど若すぎると厳しい

リクルートエージェント :言わずと知れた最大手。案件数が最も多い会社なので未経験でも挑戦できる会社は見つかる可能性が高いので迷ったらここから申込するといいです。    

参考>>リクルートエージェントが実際に使ってみて推しだったので評判を書いときます|結局はエージェントとの相性による点は注意です

資格を取ったうえで、実際に自分が転職する方がいいのか、客観的にアドバイスをもらう先として気軽に相談してみるといいと思います。

登録だけしていても、スカウトや紹介がきたりするので便利です。

転職活動を行うと、エージェントの選び方など気になる点が出ると思いますが、その場合はこの記事もあわせてご覧ください。

参考>> 転職エージェントの選び方は?見るべき点は?|やり取りの頻度・相性・案件の量と質のこの3つです

年金アドバイザー4級と併せて取りたい資格

年金アドバイザー4級を取得したのであれば年金相談に関する基礎的な知識と実務知識を身につけられたことでしょう。

併せて取得したい資格としては、ファイナンシャルプランナー(FP)資格を取ることも検討しても良いです。

なぜなら、FP資格であれば資産運用含めて個人のお金に関する相談全般に乗れることから親和性が高くこの資格を取ることでの相乗効果も見込めるからです。

FP資格に関しては1〜3級までありますが、2級まで取れれば独立も視野に見えてきます。

参考>>FP2級の難易度ってどのくらい?金融出身者でも3級と比べ急に難易度上がります【合格率・勉強方法も解説】

参考>>FP3級の難易度ってどのくらい?金融出身者なら楽勝、それ以外の人ちょいむずです【合格率・勉強方法も解説】

またFP資格であれば厚労省の一般教育訓練給付の対象にもなるため2級以上の取得の際にはスクール活用も合わせて検討すると良さそうです。

教育訓練給付に関してはこちらの記事にまとめていますので合わせてご覧になってみてください。

参考>>教育訓練給付制度とは?資格取得を後押しする給付金制度!【現役銀行員時に使いたかった】

まとめ 年金アドバイザー4級取得で年金についての基礎知識を形にしよう

今回は、年金アドバイザー4級の難易度ってどのくらい?年金に関する基本を学べる資格、という記事をお届けしました。

年金アドバイザー4級は、誰でも受けることができる資格で銀行業務検定の中でも簡単な資格です。

この記事が年金アドバイザー4級の難易度、合格率、勉強方法に関して少しでも参考になれば幸いです。

ありがとうございました。

ABOUT ME
ゆーたろー
フィンテックスタートアップ株式会社MFSのマーケティング担当。 新卒で大手信託銀行に入社。 銀行員時代取得した資格は15個以上。 このサイトでは銀行員の転職を皮切りに、キャリア形成や、銀行員で培った資産運用の話をメインに少しでもお役立てできるようにサイトを運営していきます。
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