銀行員の多くは新卒入社をし、金融に関する知識経験、幅広い業界との関わりを通じてつぶしの効く人材になることができると思って入社したのではないでしょうか。
今の銀行で出世をしていきたいと思う一方で、このままでいいのかと転職を検討したことがある方も多いと思います。
もし転職するのであれば、転職先でしっかりこれまでの経験を元に成果を出していきたいことでしょう。
今回は、将来転職して成果を出していきたい銀行員の方に向けて、銀行員は転職で使えないのかというテーマで記事をお届けしていきます。使えないと言われないような考え方、転職する際に活用できる転職エージェントに関しても合わせて解説していきますので是非ご覧ください。
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目次
銀行員が転職で使えないと言われる理由
銀行員が転職して使えないと言われる理由には、ミスマッチが起こっていることが最も大きな理由になるでしょう。
ポジションの重さ | |
22歳~29歳 | 小 |
30歳~34歳 | 中 |
35歳~ | 大 |
年齢によって転職先のポジションはある程度リンクすると思っています。
今後は年功序列もなくなっていき、年齢が若くともポジションが中~大と重いところにいきなり転職できることもあると思います。一方である程度年齢を重ねた方が転職できるからといっていきなりジュニアポジション、無役職になってまで転職できるかというと難しいと思います。
つまり、年齢に応じて転職先が用意したポジションに本人のスキルが追い付いていない時に転職してきた銀行員は使えないというレッテルが張られてしまうわけです。
転職先の目線はポジションに応じて高くなる
ある程度までは銀行員は同じように出世をしていきますが、課長以上(以前までは課長もミスなければなれたらしい)は熾烈な出世争いを勝ち抜いてこそ得られるポジションになります。
当然、銀行員が出世に必要になる資格も取得済みです。
銀行内でも例えば支店長や支店省代理のポジションにはそれなりの人が就いているように、転職してきた人が相応のポジションに就いた場合はそのレベルで見られるわけです。
転職して数カ月で結果を出すことは難しいことは重々わかってはいるものの、目線が高いため仮に1年いてもポジションにあった成果が上がっていないと見られた場合に使えないレッテルが張られてしまうというわけです。
銀行員が年齢を重ねると転職が難しくなることに関してこちらの記事に詳しくまとめていますので合わせてご覧になってみてください。
参考>>銀行員からの転職は難しい?年齢が後半になると傾向あり
態度だけ大きくなってしまうとピンチ
もし転職年齢が35歳以降の場合、銀行内のポジションは少なくとも課長クラス以降です。となると、目線は銀行の課長のものになっているため、転職後のギャップが生まれるリスクになります。
転職した時に、自分のやり方はこうだった、前職ではこのやり方だったというように前のやり方に固執していると転職先でなじむことは非常に厳しくなります。
いわゆる、老害と言われる兆候の手前になります。転職していなくとも、社内で昔はこうだったという話をする人にも当てはまりますが、態度だけ大きくならないように気を付けておかないといけません。
銀行員の適切な転職タイミングはあるのか
銀行員のみならず、適切な転職タイミングというものがあります。それは、自分が仕事で最も波に乗っているときです。
なぜなら、仕事で成果を出していることで自分の市場価値が高まっている状態なので社内外にアピールがしやすいからです。
社内でも出世していくことができるでしょうし、社外に対してももし法人営業などであれば取引先からの引き抜きがあるかもしれません。
転職する適切なタイミングは仕事で成果を出しているときは一つの目安にできるでしょう。
年齢は見逃せないところ
銀行員が転職先で使えないと言われる理由に年齢に応じたポジションについて記載をしました。
年齢は転職市場においては大きな武器になります。
未経験業務 | |
20歳~29歳 | 〇 |
30歳~34歳 | △ |
35歳~ | ✖ |
もしあなたが銀行員からエンジニアになりたい、Webマーケターになりたいと考えた時に未経験で転職できる可能性が高いのは間違いなく若いうちです。
年齢を重ねてからでも挑戦はできますがおのずと受け入れ先のハードルは上がりますし、そもそも銀行員としての年収も上がっておりポジションも上がっているので未経験分野に挑戦できたとしても年収とプライドの面から挑戦は難しいでしょう。また、新しいことに挑戦すること自体が億劫になったり、家庭環境も変わっていることからそもそも挑戦がしにくいという点もあります。
物事をはじめることに、遅すぎることはりませんが早いに勝るものもありません。
銀行員の転職先はどういうところが多い?
銀行員の転職先として多いところは
- 別の銀行含む金融機関
- コンサルティングファーム
- フィンテック含むベンチャー
- 公務員
ポジションは転職する人の年齢によりまちまちになります。銀行からベンチャーに転職するケースもありますが、年収、福利厚生面からすると魅力度は落ちるので若手のうちに動かないと厳しい気がします。
友人で多いのはコンサルティングファームへの転職が複数名いましたが、こちらも年齢は30歳までの転職が多かったです。
いずれも年収やポジションが上がる手前で転職の意思決定を行っている印象があります。
銀行員は転職が多い?
銀行員が転職する回数が多いかというと、そんなことはないでしょう。一例で転職の多いケースを上げると、銀行からベンチャーに転職して再度別銀行に戻るケースがあります。
銀行から転職を行い、別銀行に転職し直すことは複数名のケースを見ていてハードルは低いと考えています。なお、いずれの方も年齢は30代中盤です。
一度銀行に新卒入社できている点、そこで数年勤務していたことの安心感があることから中途採用で銀行に採用してもらいやすいのでしょう。
もし今銀行員の方で、一度転職するかどうかを悩んでいるのであれば、転職先で万が一あまり良くない転職だったとしても、その後再度銀行に戻ることは可能性としてあるため転職した後の先まで考えておくと少し踏み切るきっかけにできるのではないでしょうか。
言い訳の効きやすいタイミングでの転職がなんだかんだ良い
銀行員が転職先で使えないと言われない条件としては 、
- 年齢が若い
- 未経験分野に挑戦している
この条件であれば期待値がそもそも低いので使えないとはならないでしょう。
つまり、若手のうちで年収もポジションもまだ上がり切っていないうちに転職という挑戦をしておくことがある意味使えないと言われずに済むということです。転職を経験したあなたの年齢もまだ若いので、何とでもキャリアのやり直しは効きますし、2度目の転職は自分の中の心理的なハードルを下げることにも繋がります。
社内での出世と転職の両輪を探っておく
転職活動自体は本気で転職することを考えていないとやってはいけない、というものではありません。かくいうぼくは新卒2年目の夏から転職エージェントのリクルートエージェントに登録をしていましたが、当時はガチガチに転職する気はなく、合わせて社内の公募にも出していました。転職と異動の両輪で活動をしていました。
銀行員が転職におすすめな転職エージェント・サイトはリクルートエージェント、ビズリーチ 、マイナビエージェントです。
本格的に転職活動を行ったときにはビズリーチを利用しました。マイナビエージェント については、金融向けの転職支援が厚く銀行時代の同期後輩が良く利用していました。
リクルートエージェント :言わずと知れた最大手。案件数が最も多い会社なので未経験でも挑戦できる会社は見つかる可能性が高いので迷ったらここから申込するといいです。ぼくは新卒2年目から利用していました。
参考>>リクルートエージェントが実際に使ってみて推しだったので評判を書いときます|結局はエージェントとの相性による点は注意です
ビズリーチ : 他の転職エージェントが持っていないような役職、ポジション、待遇等を兼ね備えた求人をスカウトを通じて紹介してもらえます。最大97日間は有料プランも無料で利用できる点も魅力的です。新卒4年目に登録して非公開スカウトをいくつももらいました。
参考>>20代でビズリーチは活用できる? 年収600万円以上ない若手でも活用できるけど若すぎると厳しい
マイナビエージェント:若手の転職支援が強いです。特に金融出身者に頼もしい金融専門チームがあるため、銀行員含む金融機関の方は利用価値が高いです。
これらはエージェントになるので、実際に自分が転職する方が良いのかどうか客観的にアドバイスをもらう先として気軽に相談してみるといいと思います。定期的に転職エージェントに連絡を行うことで現在転職するとどの程度のオファーがもらえそうかなど市場価値を確認できる点で非常に有用だと考えています。
若手で未経験分野に転職するのであれば事前準備をしておきたい
若手の方でこれからエンジニアになりたい、Webマーケターになりたいといった場合にはまずご自身でも勉強はしておきましょう。できれば、何かしらの実績を作っておく方が無難です。
エンジニアの場合には、Tech Achademy でガチガチに取り組んでいくというのも一つで、理由は未経験からのエンジニア転職保証コースがあるからです。
とはいえ、ぼく自身も過去大学卒業前にエンジニアリングを学びたいと思ってスクールに課金したことがありますし今の会社でエンジニアと共にフロントサイドのコードを少しいじったことがありますが適性がないと思いました。
適性の判断の為にプロゲートやドットインストールで軽くやってみてエンジニアになりたいと思えれば Tech Achademyを使ってみてもいいと思います。
Webマーケターになりたいとしても同じでまずは独学で本を読んでみる、加えて実践的な知識経験を付けるとしてマケキャンbyDMM.com を活用するのが一つかと思います。
こちらも未経験からWebマーケターへの転職保証があったりします。
参考>>【評判】マケキャンbyDMM.com(元DMMマーケティングキャンプ)のメリット・デメリット
Webマーケター向けのスクールはマケキャン以外にもありますので比較の記事はこちらに貼っておきますので気になる方はご覧になってみてください。
つまりは、まずはご自身で勉強をしてみて加えて実践を何かしらで積んでから未経験業界に転職に臨むことでミスマッチも少なくできますし入ってからの上達速度も変わってくると言えるでしょう。
まとめ 転職先で使えないと言われないために動く
今回は、銀行員は転職で使えないのかというテーマで記事をお届けしていきました。
若手のうちで年収もポジションもまだ上がり切っていないうちに転職という挑戦をしておくことが、ある意味使えないと言われずに済みますしあなたも若いのでまだ何とでもなるということです。
年齢を重ねるとポジションにあった転職を目指すことになるため、ある意味今以上に結果を求められてしまうことになります。
転職をゆくゆく考えるにしても、今の会社で成果を出すということ、転職に向けて動くこと、行動することは共通して必要になるでしょう。
今回の記事が銀行員が転職先で使えないと言われないためにできることとして少しでも参考になれば幸いです。
ありがとうございました。
銀行員が転職するのにおすすめの転職エージェント
リクルートエージェント :言わずと知れた最大手。案件数が最も多い会社なので未経験でも挑戦できる会社は見つかる可能性が高いので迷ったらここから申込するといいです。ぼくは新卒2年目から利用していました。
ビズリーチ : 他の転職エージェントが持っていないような役職、ポジション、待遇等を兼ね備えた求人をスカウトを通じて紹介してもらえます。最大97日間は有料プランも無料で利用できる点も魅力的です。新卒4年目に登録して非公開スカウトをいくつももらいました。
マイナビエージェント:若手の転職支援が強いです。特に金融出身者に頼もしい金融専門チームがあるため、銀行員含む金融機関の方は利用価値が高いです。