預かり資産アドバイザー2級の難易度は?2024年から資産形成アドバイザーに改称した試験の合格率・勉強方法を解説

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2024年度以降、銀行業務検定の預かり資産アドバイザー試験は資産形成アドバイザーに名称変更・リニューアルされています。旧試験名で検索している方も多いため、この記事では資産形成アドバイザー2級、旧・預かり資産アドバイザー2級として解説します。

銀行で個人営業を担当していると、投資信託・個人年金保険・外貨預金などの預かり資産商品の提案は日常業務になります。その知識と提案力を資格として示せるのが、資産形成アドバイザー2級です。銀行業務検定2級の中では取り組みやすい部類に入りますが、2024年度から出題形式が変わっているため、古い情報のまま対策するとズレが出やすい試験です。

この記事では、資産形成アドバイザー2級の難易度・合格率・試験概要・勉強方法を、元銀行員の視点も交えて解説します。

資産形成アドバイザー2級とはどんな試験か

項目内容
正式名称資産形成アドバイザー2級(旧:預かり資産アドバイザー2級)
実施機関銀行業務検定協会
試験時間180分
問題形式五答択一式20問(各2点)+計算・記述式6題(各10点)
合格基準満点の60%以上(60点以上)
受験料8,250円(税込)
2026年度の公開試験2026年7月5日(日)実施予定
CBT方式2026年5月時点で2級は対象掲載なし。CBT対象は3級
難易度の目安銀行業務検定2級の中では取り組みやすい水準
勉強時間の目安50時間前後

資産形成アドバイザー2級は、金融機関の窓口・渉外担当者などを対象に、資産形成のアドバイス、マーケットの見方、金融商品知識、各種制度・税制、コンプライアンスなどを確認する試験です。投資信託や保険商品を単に知っているだけでなく、顧客の状況に合わせて説明・提案できるかが問われます。

3級は資産形成や金融商品の基礎知識を広く確認する入口の試験です。一方、2級は五答択一式に加えて計算・記述式があり、顧客への提案プロセスや商品選定の根拠を文章で整理する力が必要になります。個人営業の実務経験がある方でも、試験用の記述練習は別に必要です。

資産形成アドバイザー3級との違い

資産形成アドバイザー3級は、資産形成や金融商品の基礎知識を広く確認する入口の試験です。一方、2級は五答択一式に加えて計算・記述式があり、顧客への提案プロセスや商品選定の根拠を文章で整理する力が必要になります。

項目3級2級
位置づけ資産形成・金融商品の基礎確認顧客への提案力・説明力まで確認
問題形式四答択一式〈一部事例付〉50問五答択一式20問+計算・記述式6題
試験時間120分180分
受験方式全国一斉公開試験・CBT方式全国一斉公開試験
学習の重さ問題演習中心で基礎を固める問題演習に加えて記述・計算対策が必要

3級は全問選択式なので、基本用語や制度を押さえれば得点を積み上げやすい試験です。2級では、顧客属性、リスク許容度、商品性、税制、コンプライアンスを踏まえて、なぜその提案が適切なのかを説明する力が問われます。個人営業の実務経験がある方でも、試験用の記述練習は別に必要です。

まず3級で基礎を固めてから2級に進む流れが自然ですが、投資信託・保険販売・資産運用相談の実務経験がある方は、最初から2級に挑戦する選択肢もあります。ただし、2024年度以降は出題形式が変わっているため、2級を受ける場合は最新版の問題解説集で記述式まで対策してください。

2024年度からの名称変更と出題形式の変化

2024年度より、預かり資産アドバイザーは資産形成アドバイザーに名称変更されました。資産形成の重要性が高まっていることを背景に、出題内容も見直されています。

項目旧試験(2023年度以前)新試験(2024年度以降)
名称預かり資産アドバイザー2級資産形成アドバイザー2級
択一式四答択一25問(各2点)五答択一20問(各2点)
記述式5題(各10点)計算・記述式6題(各10点)

2023年度以前の問題解説集は、名称だけでなく出題形式も現在と異なります。対策には2024年度以降の問題解説集を使う方が安全です。中古で購入する場合も、表紙の年度と旧試験向けでないかを確認してください。

資産形成アドバイザー2級の難易度と合格率

資産形成アドバイザー2級は、銀行業務検定2級の中では比較的取り組みやすい試験です。法務2級・財務2級・税務2級のように全体が記述中心の試験と比べると、択一式で点を積み上げられる余地があります。

ただし、簡単に受かる試験という意味ではありません。2024年度以降は五答択一式になり、計算・記述式の比重も60点あります。知識を覚えるだけでなく、商品性・税制・顧客属性を踏まえて説明する練習が必要です。

過去の合格率の推移は以下の通りです。公式の成績結果・問題解説集等に掲載される数値は更新されるため、公開前には最新資料で再確認してください。

試験回合格率
2025年10月(第162回)36.88%
2024年10月(第159回)35.03%
2023年10月(第156回)30.68%
2022年10月(第153回)30.88%
2021年10月(第150回)41.93%

出典:日本の資格試験完全ガイド:資産形成アドバイザー2級の受験者数・合格率、銀行業務検定協会 事務局報(No.342・2024年1月発行No.337・2023年1月発行No.332・2022年1月発行)をもとに作成。2025年10月・2024年10月の数値は、公式サイト上で直接確認できる成績一覧PDFが見つからなかったため、集計ページの受験者数・合格者数・合格率を参照しています。

おおむね30〜40%前後で推移しており、銀行業務検定2級の中では高めの水準です。個人営業で投資信託・保険商品の提案に携わってきた方は、試験内容に入りやすい部分があります。一方で、実務で説明できることと、試験答案として得点できることは別です。記述式では、論点を短く整理して書く練習をしておく必要があります。

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資産形成アドバイザー2級の試験概要

試験形式・合格基準・受験料・試験日程は、年度によって変更されることがあります。特に2026年度から銀行業務検定の全国一斉公開試験は年3回から年2回に変更されているため、古い記事の3月・10月実施という説明をそのまま信じない方が安全です。

2026年5月20日時点の公式案内では、資産形成アドバイザー2級は2026年7月5日(日)の全国一斉公開試験に掲載されています。12月回の一覧には2級の掲載を確認できず、CBT方式の一覧に掲載されているのも資産形成アドバイザー3級です。

問題形式と合格基準

資産形成アドバイザー2級は、五答択一式20問(40点)と計算・記述式6題(60点)の合計100点満点です。合格基準は60点以上です。

択一式は5つの選択肢から選ぶため、四答択一式だった旧試験よりも勘で当てにくくなっています。記述式の配点が大きいため、択一式でできるだけ点を固め、記述式で部分点を積み上げる戦略が現実的です。

受験料と試験日程

2026年度の資産形成アドバイザー2級の受験料は8,250円(税込)です。古い記事や過去年度の情報では6,600円と書かれている場合がありますが、現在の公式案内とは異なります。

2026年度の公開試験では、資産形成アドバイザー2級は2026年7月5日(日)実施予定です。受付期間は2026年5月7日(木)〜5月18日(月)と案内されています。受験する年度によって日程は変わるため、申込前に銀行業務検定協会の最新資料を確認してください。

CBT方式は資産形成アドバイザー3級が対象

資産形成アドバイザーはCBT方式の情報と混同しやすい試験です。2026年5月時点の公式案内では、CBT方式の一覧に資産形成アドバイザー3級は掲載されていますが、2級は掲載されていません。

そのため、2級については受験日を自由に選べるCBT方式で受けられる、と書くのは不正確です。3級と2級で受験方式が異なる可能性があるため、2級を受ける方は全国一斉公開試験の日程を基準に準備してください。

資産形成アドバイザー2級の勉強方法と勉強時間

資産形成アドバイザー2級は、独学でも合格を目指せる試験です。通学・通信講座の選択肢は多くないため、基本は公式の問題解説集を中心に進める形になります。

勉強で大切なのは、過去問を解いて終わりにしないことです。資産運用、制度・税制、コンプライアンスは、選択肢の正誤だけでなく、なぜその説明が顧客に必要なのかまで理解しておくと記述式で書きやすくなります。

勉強時間の目安

勉強時間は50時間前後を目安に考えると現実的です。FP2級などの資産運用系資格をすでに持っている方や、個人営業歴が長い方であれば30〜40時間程度で仕上がるケースもあります。

一方、投資信託や保険販売の経験が少ない方は、制度・税制・マーケットの見方で時間がかかりやすいです。試験の3〜4週間前には着手し、問題解説集を3周するくらいの余裕を見ておくと安心です。

具体的な勉強の進め方

過去問演習を中心に、以下の流れで繰り返すと定着しやすいです。

  1. まず一通り問題解説集を解く
  2. 間違えた問題の解説を読み、関連知識を確認する
  3. なぜ間違えたかを短くメモする
  4. 計算・記述式は模範解答の要点を自分の言葉で書き直す
  5. 同じ問題を解き直し、3周を目安に反復する

記述式は、模範解答を眺めるだけでは本番で手が止まりやすいです。顧客の年齢、運用目的、リスク許容度、税制メリット、コンプライアンス上の注意点を短く整理する練習をしておくと得点につながりやすくなります。

銀行員の実務では、商品説明そのものよりも、なぜその顧客にその説明が必要なのかを整理する場面が多いです。試験でも同じで、単語を暗記するより、顧客の状況に合わせて説明の順番を組み立てる練習が効きます。

問題集・テキスト

対策には、経済法令研究会が出版する問題解説集の最新版を使ってください。2024年度のリニューアル以降は、旧試験の問題数・形式と現在の出題形式が異なります。

中古で安く購入する場合も、2024年度以降の資産形成アドバイザー2級として発行されたものかを確認してください。旧・預かり資産アドバイザー2級の古い問題集だけで対策すると、五答択一式や計算・記述式6題の形式に慣れないまま本番を迎えるリスクがあります。

資産形成アドバイザー2級の合格後と転職での活用

資産形成アドバイザー2級は、資格単体で転職市場の評価を大きく変えるというより、金融機関での実務経験を補足する材料として見られやすい資格です。個人営業、資産運用相談、保険・投信販売、富裕層対応などの経験と合わせて説明すると、職務経歴の説得力を高めやすくなります。

同じ銀行・信金・証券・保険業界への転職では、顧客の資産形成ニーズに対応してきた経験を示す材料になります。銀行外に出る場合も、金融知識、説明力、コンプライアンス意識を言語化することで評価されることがあります。

金融機関から転職を考える場合は、次の3つを使い分けると選択肢を整理しやすいです。

サービス向いている人使い方
リクルートエージェント幅広い求人から比較したい人金融業界内外の求人母数を確認し、未経験分野の選択肢も見る
ASSIGN若手でキャリアの方向性から整理したい人銀行以外の業界も含めて、自分に合う職種を検討する
ビズリーチ実務経験や専門性を活かしてスカウトを見たい人資産運用相談や個人営業経験を登録し、市場価値を確認する

まず求人の母数を確認するなら、リクルートエージェントを見ておくと金融業界内外の選択肢を把握しやすいです。若手でキャリアの方向性から相談したい場合はASSIGN、自分の市場価値やスカウトの反応を確認したい場合はビズリーチも併用しやすいです。

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資産形成アドバイザー2級と一緒に取りたい資格

資産形成アドバイザー2級で身につく預かり資産の知識を、より幅広い個人マネー相談に活かしたい場合、ファイナンシャルプランナー資格が相性のよい選択肢です。

FP資格は、税金・保険・年金・資産運用・相続・不動産など、個人のお金全般を扱います。資産形成アドバイザーで学んだ投資信託や資産運用の知識を、ライフプラン全体の中で説明しやすくなります。

銀行の個人営業であれば、資産形成アドバイザー2級とFP2級を組み合わせることで、顧客相談の幅を広げやすいです。転職活動でも、資格名だけでなく、運用相談・保険提案・相続相談などにどう活かしたかを説明できると評価されやすくなります。

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まとめ

資産形成アドバイザー2級(旧・預かり資産アドバイザー2級)は、銀行業務検定2級の中では取り組みやすい試験の一つです。ただし、2024年度から名称と出題形式が変わっているため、古い預かり資産アドバイザー2級の情報だけで準備するのは避けた方が安全です。

2026年5月時点の公式案内では、資産形成アドバイザー2級の受験料は8,250円(税込)、2026年度の公開試験は2026年7月5日(日)実施予定です。CBT方式については3級が対象として掲載されており、2級をCBTで受けられるという案内は確認できません。

合格率はおおむね30〜40%前後で推移しており、2025年10月(第162回)は36.88%です。個人営業での経験がある方は内容に入りやすい部分もありますが、記述式対策は別に必要です。問題解説集を最新版で準備し、3周を目安に演習してから本番に臨みましょう。

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公式情報の確認先

試験情報は年度によって変更されるため、公開前・申込前には公式情報を確認してください。本記事では2026年5月20日時点で以下を確認しています。

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