1週間のうち、土日休みの方でもう一日休みだったらどんなに良いことかと想像したことがある方は多いのではないでしょうか。
ぼくも想像した一人です。
最近はコロナの影響もありリモートワーク、時差出勤が導入されたり2020年は会社に勤める個人の働き方が大きく変わる1年になりましたが、メガバンクでさらに働き方が変わろうとしています。
今回は、メガバンクのみずほ銀行において正社員の週休3・4日制が始まる、ことをテーマに記事をお届けします。
目次
みずほ銀行の週休3・4日制の概略
2020年10月7日の新聞各記事にみずほ銀行が週休3・4日制を始める紙面が踊りました。
みずほフィナンシャルグループは、希望する社員が週休3日や4日で働ける制度を12月から各社で順次始める。休日を使って資格や専門知識を取得し、それぞれの業務やセカンドキャリアの充実に生かしてもらう。銀行や証券、信託銀行に勤める計4万5千人程度から希望者を募る。
引用: みずほが週休3~4日制 希望者、自分磨く時間に
メガバンク3行の中では初の試みで、みずほ銀行は副業解禁も先駆けて実施しているのでこういった堅い銀行の風土だとなかなか浸透しなさそうなところを突くのがすごいなという印象です。
週休3日、4日のいずれを利用するかは本人に任されるのかどうかは定かではありませんが、みずほフィナンシャルグループの銀行、証券、信託のそれぞれで4.5万人から希望者を募り何人が利用するのかは楽しみですね。
今回の週休3・4日制によって会社の期待は資格取得や専門知識の取得といった何かしらのスキルアップを見越して欲しいとの思惑が見て取れますね。
2019年にマイクロソフト社が週休3日制を実施し生産性40%アップも
2019年にマイクロソフト社も週休3日制を試験導入しており、結果だけ引用すると下記通りでした。
“ワークライフチョイス チャレンジ 2019 夏“ から見えてきたこと ① 社員は「多様な働き方」を求めていること ② 多様な働き方の実現には「ワークライフチョイス」が有効であること ③ 全社一斉のチャレンジが、業務効率化の新たなモチベーションになること 充実した休み/学びの実現のために、さらなる業務効率化に取り組む
引用:マイクロソフト ニュースレター
週休3日にした中で、ミーティングを5人までと人数制限を設けることや、社内コミュニケーションもチャットで行うなど普段の業務の見直しも同時に行ったことで生産性の向上にも寄与したようです。
まさに、コロナ禍の働き方を先んじて実施している印象です。
また、週休3日の普段にない休みの使い方は自己啓発でも良いですし、レジャーでも良いとのことでした。
週休3日に限らず働き方が変わることは良いこと
実際に利用するかしないかは別にして、週休3日が利用できたり、リモートワークが利用できたりすることは働く人からすると良いと思います。
実際ぼくの今いる株式会社MFSではリモートワークをこのコロナ禍で導入し今では任意出社で仕事をさせて頂いておりぼくは週1出社するかどうかという働き方をさせてもらっています。
1例でリモートワークを挙げましたが、リモートワークを利用するしないも本人の仕事のパフォーマンスがどっちの方が上がるかに依拠しているので選択できる点は非常にありがたいものです。
制度に強制を求めるとまた違う気もする
今回のみずほ銀行の週休3・4日の件に関しては一旦は希望者を募る方法で実施するとのことですが、利用者は思いのほか少ない気がしています。
なぜなら、給与を 週休3日なら80%、週休4日なら60%まで減額されてしまうからです。
今までの週休2日の給与水準で生活をしているので生活水準を下げるかどうかに関しても検討しないといけないことはいくら銀行員の年収が高いとはいえ大きな問題です。
休日勤務、残業によって額面100%くらいになる可能性もありますが使っている社員とそうでない社員に対しての出世に関する評価がどうなるかも疑問です。
また、みずほ銀行は副業を解禁していますが実際に利用している同期と後輩は少なくともいないことを考えると実際に利用する社員は少ないのではと予想しているので12月の解禁以降が楽しみです。
とはいえ、給与が下がることは免れないため強制されてしまうとそれはそれで嫌なのではないかと思います。
週休3・4日を活用するなら
みずほ銀行としては業務やセカンドキャリアに活かして欲しいという思惑がありました。
もし活用できるのであればセカンドキャリアを見越した活動に使うのがベターなのかなと思います。
期待値に、業務や資格と記載もありましたが、銀行員時代に取得して使える資格は宅建士、FP、証券アナリスト資格くらいかなと思います。(ぼく自身は銀行員の時に証券アナリストを2次試験で挫折しました)
その他の資格は業務上に必要な資格で例えば個人営業店であれば取得必須の外務員資格、損保資格、生保一般、生保専門、後は出世の為に必要な銀行業務検定くらいです。
資格はあくまで何かを行う上での手段でありそれ単体では効力は発揮しないため資格取得に充てるのはよほどの資格に充てることがいいのではと思います。
それよりはメガバンク行員含め銀行員に不足しがちなITスキルを身につける方がよほどセカンドキャリアには活かせると思います。
スキルアップに使うなら
個人的にもし自分が銀行員でスキルアップに週休3・4日を使うのであればこちらを経験します。
- プログラミング言語
- Webマーケティング
いずれにしてもITスキルの一つを身につけられるものでセカンドキャリアの形成にきっと役立つと思います。
ぼく自身は未経験からマーケティング職になりWebマーケティングも扱うことで仕事の視野は間違いなく広がっています。
プログラミング言語
実はプログラミング言語に関しては銀行入社前の大学生の時に2日間のスクールに通いその後2週間程度の課題提出をする学習スクールに参加したことがあります。
当時は、HTML、CSSというプログラミング言語の前のマークアップ言語を入口で行い、その後PHP、MySQLをやりました。
当時の感想はこれは向いていないなという感想です。
今や収入の高い職業にエンジニアが入ってきており、未経験からエンジニアになれるためのスクールも多くありますが一回無料で使えるドットインストール辺りを利用してみるといいと思います。
マーケティング職をしているとどうしてもプログラミング言語についても理解が必要なので過去の知識を元にドットインストールを活用してやってみましたがハマらなかったです。
Webマーケティング
Webマーケティングはマーケティングの中でもWebに関する方法を指しており、具体的にはWeb広告としてインスタグラム広告やグーグル検索広告といった広告を配信することや自社のSNS投稿を活用した方法など様々あります。
今となってはWebを利用していない人はいないのではないかと思います。
Webを通じて商品の売れる仕組みを構築していくことがWebマーケターに求められる仕事になり、それはあなたのスキルを高めるだけでなく副業にも銀行での仕事にも活かすことができます。
まずは独学で何かやってみる
プログラミング言語にも言えますが、始めは何かを自分でやってみることをお勧めします。
例えば、ツイッター、インスタグラム、ブログ、Youtubeなどなんでもいいと思います。
その上で実際にWebマーケティングを体系的に学んでみたいとかなればWebマーケティング向けの書籍を読んでみることやスクールに通うのがいいと思います。
ぼくがWebマーケティングに関して独学で勉強した書籍一覧はこちらの記事にまとめていますので合わせてご覧になってみてください。
参考>>未経験からマーケティング担当になった時に読んだおすすめの本7選【マーケティング全般4冊/Webマーケティング3冊】
また、未経験でWebマーケティングに関して実践的な経験を積むためにスクールに加入することは投資としても後から本業、副業から回収できることを考えるとありだと思います。
Webマーケティング向けスクールはこちらの記事にまとめていますので合わせてご覧になってみてください。
参考>>【未経験向け】webマーケターにスクールは必要?マーケティング自体は学んでからの方が吉
まとめ 週休3・4日の活用はいかに
今回は、メガバンクのみずほ銀行において正社員の週休3・4日制が始まる、ことをテーマに記事をお届けしました。
制度としては素敵なもので、もしぼくがみずほ銀行にいるのであれば積極的に活用していることと思います。
こういった制度が広がり強制的でなく自発的に利用ができて結果、仕事の生産性も上がり、個人のスキルも伸び、休暇としても堪能できるようになると良いですね。
今回の記事が少しでも参考になれば幸いです。
ありがとうございました。