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資格

銀行員が転職するのに有利になるおすすめな資格5選

銀行員になって、いくつの資格を取りましたか。

おそらく新卒入社して順当に進んでいくと取得した資格は10個を超えるのではないでしょうか。

取得した資格の中で転職しようと思ったときに実際に役に立つ資格はあるのか、今回は銀行員が転職するのに有利になるおすすめな資格5選、というテーマで記事をお届けします。

銀行から取得を推奨される資格は出世に使えても転職には有利になりにくいので注意が必要です。

銀行員が出世するために必要な資格と転職に有利かは別

銀行員の資格取得は義務のようなものです。

出世のためには将来使えるかどうかは無関係で資格取得をする必要があります。

銀行員が課長クラスまで出世するためには少なくとも10個以上の資格が必要です。

具体的にどのくらいの資格を取得すべきなのかはこちらの記事に詳しくまとめていますので気になる方は合わせてご覧ください。

参考>>銀行員は課長まで出世するのに資格を何個取る?答えは10個以上です

取得する資格の一例としてはこちらで、それぞれリンク先に詳しい資格の概要や難易度、勉強方法を記載しています。

使う使わない関わらず取らないといけないです。

出世には資格取得が付きまとってくるので数年は辞めないと思っているのであれば早めから取得していく方が出世の足手まといにはならないと思います。

なお、銀行員の出世に関してはこちらの記事に詳しくまとめています。

参考>>銀行員の出世道(キャリアアップ)|有望な人は2店目からいいとこ行ってます

銀行業務検定が最も転職に無駄

銀行員が必須で受ける資格に「銀行業務検定」がありますが、ぼくのいた信託銀行では信託実務3級の合格が出世のために必須です。

ちなみに信託実務3級の資格は、3級だけで2級、1級はなく、そして全く使わないです。

信託実務3級を取るのであれば、銀行業務検定の同じ3級でも財務3級法務3級税務3級のほうがよっぽどましです。

なぜなら銀行員としての基礎がつくからです。

信託実務は信託銀行の基礎がつくといえば無駄ではないかもしれませんが、やめたら利用価値はなくなるでしょう。

とはいえ、銀行業務検定自体が銀行の業務を行うことに特化をしているので銀行業務検定を取ったことによる転職への効果はほとんどないです。

活かせるとすると、地方銀行から都市銀行への転職というように銀行から銀行への転職の際には使えるでしょう。また、転職においては必要ないですが、社内出世には必要になる場合が多いため取るにしてもなるべく新卒入社した1,2年目で主要ところは取り切ってしまいたいものです。

銀行員からの転職が有利になるおすすめの5つの資格

銀行員の方が転職におすすめの資格は下記5つです。

  1. FP2級以上
  2. 貸金業務取扱主任者
  3. 宅地建物取引士
  4. 証券アナリスト
  5. 不動産鑑定士

この5つを挙げた理由は、現状の業務に密接に絡む可能性が高いこと、銀行の昇進に必要になる可能性が高いことが挙げられます。

要は今の忙しい業務の合間に取る資格の中で、そのまま転職にも使えるという意味でこの5選です。

それでは順におっていきましょう。以下評価を星5段階で載せていきます。

FP2級以上

おすすめ度 ★★★★★

難易度   ★★☆☆☆

銀行員であれば結構楽勝に取れてかつ転職時にも金融、税金、不動産に関する知識があることの証明になるおすすめ資格です。

銀行員であればある結構楽勝と記載したのは、日々の業務での学びが活きてくる資格だからです。学生の時に友人がとってましたが、学生で取るのはかなりすごいです。めちゃめちゃ勉強が必要だと思います。

銀行員の方はいろいろ資格試験を受けていく中で、このFP資格はいろんな資格の集大成的に受けることができます。

まずはこの資格の2級以上をとれるようにしてみましょう。個人向け資産運用提案を極めたいとのことであれば1級まで取るようにしましょう。1級まで取れれば、FPとしての箔もつくので独立も可能になると思います。

FP取得に関しては、3級と2級に関して下記記事で詳しく難易度をまとめています。

FP3級に関して>>FP3級の難易度ってどのくらい?金融出身者なら楽勝、それ以外の人ちょいむずです【合格率・勉強方法も解説】

FP2級に関して>>FP2級の難易度ってどのくらい?金融出身者でも3級と比べ急に難易度上がります【合格率・勉強方法も解説】

FP2級の勉強におすすめのテキストと問題集

難しいものをあえて活字で読む必要はないと思います。

マンガで解説してくれるものはマンガで学ぶ方が入ってきやすいのでおすすめです。

実技に関して、きんざいとFP協会では受ける内容が異なりますが、このテキストであれば網羅することが可能です。

このテキストでもなんでもよいですが、一冊買えばそのテキストをやり切ることがおすすめで、あれこれ買わない方が集中できます。

貸金業務取扱主任者

おすすめ度 ★★★☆☆

難易度   ★★★☆☆

この資格はローン担当者なら聞いたことがあるかもしれません。

要は貸金業務を営むために必須の資格です。貸金業を営むにあたって、50人以下の営業所なら1人、51人以上なら2人設置しなければならないです。

現在融資関係の仕事をしている人は勉強の延長で受けていていいと思います。

貸金業を営む会社であれば重宝されますのでエッジを立たせることが可能です。

なお、貸金業務取扱主任者の資格取得に関してはこちらの記事に詳しくまとめています。

参考>>貸金業務取扱主任者の難易度ってどのくらい?宅建より簡単、FP2級より難しい【独立可能な資格】

貸金業務取扱主任者の勉強におすすめのテキストと問題集

貸金業務取扱主任者の合格の為に使うと良いテキストと問題集はこちらです。

参考書>>貸金業務取扱主任者 合格テキスト 2020年度

問題集>>貸金業務取扱主任者 過去問題集 2020年度

なお、わざわざ新品でなくて過去のものをメルカリとかで買うので十分です。

資格取得が苦手な方にはテキスト、参考書に加えてオンラインスクールの利用は検討しても良さそうです。

貸金業務取扱主任者のオンラインスクールは数少ないですが、スタディングであれば貸金業務取扱主任者のオンラインスクールをスマホで受講できる数少ないサービスになります。

落ちないためのリスクヘッジでお金で効率性を買うと考えると、スタディングの利用は悪くないと思います。 無料会員登録で10%オフなどの割引を受けることも可能です。

宅地建物取引士

おすすめ度 ★★★★★

難易度   ★★★★☆

宅建業を行う上で必須の資格。これは取れると強いです。

昨年不動産投資の不正融資問題が露呈したりと不動産業界は揺れていますが、ITの進出でRe-techの盛り上がりは今後も続くと考えられます。

もし今後銀行員から独立するにも使える資格ですし、Re-tech分野に行くにあたって一回営業で入社するとしても持っていると差別化できる資格です。

宅建の独学の勉強方法はこちらにまとめています。

参考>>宅建に2度落ちた銀行員が3度目で合格した直前勉強方法とは?|王道はテキスト利用、加えてネットの力をつかうべし

宅地建物取引士の勉強におすすめのテキストと問題集

宅建士の合格の為に使うと良いテキストと問題集はこちらです。

参考書>> わかって合格(うか)る宅建士 基本テキスト 2021年度 (わかって合格る宅建士シリーズ)

問題集>> わかって合格(うか)る宅建士 過去問12年PLUS(プラス) 2021年度 (わかって合格る宅建士シリーズ)

なお、わざわざ新品でなくて過去のものをメルカリとかで買うことで代用できますが、法令の変更があるため古いものを購入した場合は法令部分をよく確認するようにしましょう。

また、ぼくが合格した時には上記のテキスト共にオンラインスクールを活用していました。

費用を抑えるのであればオンスクが良いでしょう。約40講座受け放題でFP2級やITパスポートの講座も受けることができます。転職に効く宅建士の学習と共にFP2級までの学習をオンラインで進められるので結果的にコスパよく勉強できると思います。

オンスクの公式サイトはこちら

>>https://onsuku.jp/

証券アナリスト

おすすめ度 ★★★★☆

難易度   ★★★★★

銀行員からマーケット部門、アセット部門に異動、転職するのに強い武器になります。なお、ぼくは1次を通過したものの2次は2年連続で不合格。3年目に現職に転職していたのでやむなく断念しました。

証券アナリスト試験の合格率を調べると、受験者の約半分が合格するというような記載がありますが、受験者のレベル感が高いのでその中でも半分落ちると思うとなかなかハード目な資格です。

ただ、若手で取っているとかなり勉強したことの証明にもなりますし資格の性質上最短でも2年かかるので証券に関する専門性を高めるかもしれない、とのことであれば早めから受けていると思います。

ちなみにぼくはこの資格を取ろうとして結局2回落ちて断念しました。

参考>>【体験談】銀行員の時に取りたかった資格を諦めた話【証券アナリスト資格】

不動産鑑定士

おすすめ度 ★★★★☆

難易度   ★★★★★

この資格は宅建業も取っていて、かつもっと不動産の専門家として従事したい方には必須になる資格です。

難易度はこの5つの中では最上位です。ぼくのいた信託銀行では内定時にこの資格を取る人の公募を行って講習を行っていました。

不動産鑑定士は、地域の環境や諸条件を考慮して「不動産の有効利用」を判定し、 「適正な地価」を判断します。つまり、不動産鑑定士は、不動産の価格についてだけでなく、不動産の適正な利用についての専門家でもあります。

https://www.fudousan-kanteishi.or.jp/kanteishi/

転職に有利な資格を持っている場合の求人

上記に記載した5つの資格をすべて網羅していればすごいですが、それぞれ一つだけでも持っていれば転職を有利にすることはできそうです。

具体的には、FP取得していれば別の金融業界にもFPとしての独立もできます。

証券アナリスト資格を持っていればアセットマネジメント系のアナリストへの転職にも有利になります。

資格取得を頑張った方におすすめの転職エージェントはリクルートエージェントビズリーチ マイナビエージェントです。

ぼくの場合は転職するしない関わらず2年目からリクルートエージェントを利用しました。 本格的に転職活動を行ったときにはビズリーチを利用しました。

マイナビエージェント については、金融向けの転職支援が厚く銀行時代の同期後輩が良く利用していました。

リクルートエージェント :言わずと知れた最大手。案件数が最も多い会社なので未経験でも挑戦できる会社は見つかる可能性が高いので迷ったらここから申込するといいです。ぼくは新卒2年目から利用していました。

ビズリーチ : 他の転職エージェントが持っていないような役職、ポジション、待遇等を兼ね備えた求人をスカウトを通じて紹介してもらえます。最大97日間は有料プランも無料で利用できる点も魅力的です。新卒4年目に登録して非公開スカウトをいくつももらいました。

マイナビエージェント:若手の転職支援が強いです。特に金融出身者に頼もしい金融専門チームがあるため、銀行員含む金融機関の方は利用価値が高いです。

これらはエージェントになるので、実際に自分がフィンテック企業に行くのが向いてそうとか、客観的にアドバイスをもらう先として気軽に相談してみるといいと思います。

まとめ 資格を取るなら転職に有利な資格を銀行員の時に取り切りたい

今回は銀行員が転職するのに有利になるおすすめな資格5選、というテーマで記事をお届けしました。

要は今の銀行員のキャリアをいかしつつ勉強するのに良い資格かと思います。

ただ、お忘れになってはいけないのは資格はあくまでツールです。将来のご自身のキャリア形成を鑑みて計画的に取るようにしましょう。

銀行員から転職するのにおすすめの資格を記載しましたが少しでも資格取得、転職に有利な資格として参考になれれば幸いです。

ABOUT ME
ゆーたろー
フィンテックスタートアップ株式会社MFSのマーケティング担当。 新卒で大手信託銀行に入社。 銀行員時代取得した資格は15個以上。 このサイトでは銀行員の転職を皮切りに、キャリア形成や、銀行員で培った資産運用の話をメインに少しでもお役立てできるようにサイトを運営していきます。
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