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資格

相続アドバイザー2級の難易度ってどのくらい?相続の専門知識が学べる割と取りやすい資格

日本が高齢社会と言われて久しいですが、切っては切れないことが相続です。

銀行員の営業担当者であれば個人法人問わず相続に関することにかかわったことがあるのではないでしょうか。

今回は、相続アドバイザー2級の難易度ってどのくらい?相続の専門知識が学べる割と取りやすい資格、という記事をお届けします。

相続アドバイザー2級とは

相続アドバイザー2級に関して簡単にお届けします。

「相続アドバイザー3級」の上級試験として、相続に関する実務、相続対策に関するアドバイス等について応用問題で構成し、知識の習得程度を測定します。

引用: 経済法令研究会 相続アドバイザー2級

つまり、相続の実務知識や相続対策に関する専門性を身に付けられる資格になります。

銀行業務検定の相続アドバイザー資格は3級と2級があり2級の方が取得時の評価は高くなります。

相続アドバイザー3級の難易度に関してはこちらの記事にまとめています。

参考>>相続アドバイザー3級の難易度ってどのくらい?取得は容易な分類の資格

銀行業務検定の種類は全部で36種類ありますがこちらにまとめていますので合わせてご覧になってみてください。

参考>> 銀行業務検定(銀検)の難易度ってどのくらい?種類によって変わる|転職にはほぼ無価値です【悲報】

相続アドバイザー2級の難易度と合格率

相続アドバイザー2級の難易度は、銀行業務検定2級の中でも簡単な分類になります。

合格率はこちらです。

科目合格率
相続アドバイザー2級30%前後

銀行業務検定の中で銀行員が取得を義務付けられやすい、法務3級財務3級税務3級が35~40%前後の合格率で、法務2級財務2級税務2級は20~30%前後の合格率です。

今回の相続アドバイザーは2級で30%ということを考えると他の銀行業務検定2級よりも容易ということが言えます。

特に、銀行の個人営業や法人営業を経験している行員であれば少なからず相続の話はするので基礎知識や経験を持って試験に臨めるため有利になりそうです。

もちろん、相続アドバイザー3級やFP資格を持っている人であればより有利に試験に臨むことは可能です。

また銀行員が出世のために取得していく資格一覧はこちらにまとめていますのであわせてご覧になってみて下さい。

参考>>銀行員は課長まで出世するのに資格を何個取る?答えは10個以上です

相続アドバイザー2級に落ちた時 

相続アドバイザー2級に落ちた場合は、別日程にて再受験ができます。

1度落ちた場合には年1回の開催のため来年まで待たないといけなくなります。

再受験には期間を要するので1度で取得できるように勉強を進めていきましょう。

万が一資格を取れなかった場合には、会社から取得必須と言われているわけではないでしょうから上司に怒られる可能性少ないですがせっかく時間をかけたのが無駄になります。

相続アドバイザー2級の試験内容

相続アドバイザー2級の試験内容はこちらです。

  • 相続知識
  • 相続対策(生前対策)
  • 相続アドバイス
  • 相続手続

試験は四択問題と記述問題に分かれます。

相続アドバイザー2級の合格点

相続アドバイザー2級の合格点は100点満点のうち60%の点数を取れれば合格になります。

つまり満点の60%以上(60点)得点するように勉強を進めていきましょう。

相続アドバイザー2級の問題数と試験時間

相続アドバイザー2級の問題数はこちらです。

  • 四答択一式 25問(各2点)
  • 記述式 5題(各10点)

銀検2級の主要資格の法務、税務、財務であればすべて記述式のため、預かり資産アドバイザー2級は半分が四択問題という点で簡単になりやすいと言えるでしょう。

試験の解答が終われば終了10分前までであれば途中退出も可能です。

相続アドバイザー2級が受けられるタイミング

相続アドバイザー2級が受けられるタイミングは年1回の3月開催になります。

試験会場は全国の主要都市です。

銀行業務検定のダブル受験に関して

銀行業務検定は同日に試験を2つ受けることも可能です。

例えば、相続アドバイザー2級を3月に受験する場合、試験時間は午後の日程のため、午前に税務3級を受験することも可能です。

信託銀行員だと1年目の6月に信託実務3級と法務3級のダブル受験を会社から推奨されますが、難易度が少々高めの試験を2つ受けると集中が分散するのでおすすめはしません。

今回の相続アドバイザー2級であればダブル受験も行って良さそうです。

相続アドバイザー2級の試験料

相続アドバイザー2級の試験料はこちらです。

  • 6,600円(税込)

銀行振り込みにて対応をしてくれます。

相続アドバイザー2級の勉強方法

相続アドバイザー2級の勉強方法ですが、独学でテキスト勉強と過去問演習のみで問題ないでしょう。

独学で勉強する場合はこのように行うと良いかと思います。

  1. 一通り過去問を解く
  2. 過去問で間違っていたところの問題解説をわかるまでやる
  3. その時にテキストに戻って見直す
  4. 見直すだけでなく、なぜ間違えたのかをしっかり紙に書いて理解する
  5. 再度問題を解きなおす
  6. 以下2~5の作業を延々繰り返し過去問については3周は行う

地道にこのようにしていって解ける問題を減らしていくのが方法です。

なお、試験直前は通勤の合間、食事中、昼食休憩中はテキストと過去問演習を行って直前での追い込みで試験を乗り切りましょう。

相続アドバイザー2級のおすすめテキストと過去問

相続アドバイザー2級のテキスト、過去問、問題集はこちらがよいでしょう。

テキストに関しては、3級の際でも活用の出来る汎用的なテキストになる一方で3級では公式のテキストがありましたが2級にはありません。3級で利用していたテキストで勉強をしつつ、試験の実践的な対策は問題集で行うようにしましょう。

問題集は試験合格のためには必須になりますが、新品が高いと思った場合にはメルカリなど中古で探してみてもいいと思います。

相続アドバイザー2級の勉強時間の目安

相続アドバイザー2級合格のための勉強時間に関しては、勉強時間として50時間程度あれば十分でしょう。

遅くとも試験を受ける3週間前には勉強を始めていき、淡々と勉強を勧めていけば合格はできそうです。

勉強なしは間違いなく落ちる

相続アドバイザー2級を勉強なしで受ける人は少ないとは思いますが、勉強なしだと当然に落ちます。

もし受験者の方が銀行で普段個人営業で相続案件を取り扱っているとしても試験は別なので油断せずに勉強が必要になります。

一発で合格するように勉強しましょう。

相続アドバイザー2級の合格後の流れ

相続アドバイザー2級に合格すると協会から合格証書が届きます。

ご自身でその後何かしら登録業務があるわけではないので特段することはありません。

相続アドバイザー2級取得後の求人

相続アドバイザー2級取得後の求人は原則は銀行員であれば、別の銀行への転職に活かすことはできそうです。

なお相続アドバイザー2級含め、資格取得を頑張っている銀行員が転職活動を行うのであれば、おすすめの転職エージェントはリクルートエージェントビズリーチ マイナビエージェントです。

ぼくの場合は転職するしない関わらず2年目からリクルートエージェントを利用しました。 本格的に転職活動を行ったときにはビズリーチを利用しました。

マイナビエージェント については、金融向けの転職支援が厚く銀行時代の同期後輩が良く利用していました。

リクルートエージェント :言わずと知れた最大手。案件数が最も多い会社なので未経験でも挑戦できる会社は見つかる可能性が高いので迷ったらここから申込するといいです。ぼくは新卒2年目から利用していました。      

参考>>リクルートエージェントが実際に使ってみて推しだったので評判を書いときます|結局はエージェントとの相性による点は注意です

ビズリーチ : 他の転職エージェントが持っていないような役職、ポジション、待遇等を兼ね備えた求人をスカウトを通じて紹介してもらえます。最大97日間は有料プランも無料で利用できる点も魅力的です。新卒4年目に登録して非公開スカウトをいくつももらいました。     

参考>>20代でビズリーチは活用できる? 年収600万円以上ない若手でも活用できるけど若すぎると厳しい

マイナビエージェント:若手の転職支援が強いです。特に金融出身者に頼もしい金融専門チームがあるため、銀行員含む金融機関の方は利用価値が高いです。

参考>>マイナビエージェントの金融専門チームって?金融機関出身者でキャリアップしたいなら利用価値あり

資格を取ったうえで、具体的にご自身の将来像を考える上でエージェントの力を借りると一人で悩むよりもはかどります。

ぼくは社会人2年目から転職エージェントを活用していましたが、今時点で転職するつもりはないけど、って方も相談することで今後のキャリアへの疑問が晴れることもあるため気軽に転職のプロに相談してみてはいかがでしょうか。

相続アドバイザー2級と併せて取りたい資格

相続アドバイザー2級を取得したのであれば相続に関する基礎的な知識と実務知識を身につけられたことでしょう。

併せて取得したい資格としては、ファイナンシャルプランナー(FP)資格を取ることも検討しても良いです。

なぜなら、FP資格であれば相続含めて個人のお金に関する相談全般に乗れることから親和性が高くこの資格を取ることでの相乗効果も見込めるからです。

FP資格に関しては1〜3級までありますが、2級まで取れれば独立も視野に見えてきます。

参考>>FP2級の難易度ってどのくらい?金融出身者でも3級と比べ急に難易度上がります【合格率・勉強方法も解説】

参考>>FP3級の難易度ってどのくらい?金融出身者なら楽勝、それ以外の人ちょいむずです【合格率・勉強方法も解説】

またFP資格であれば厚労省の一般教育訓練給付の対象にもなるため2級以上の取得の際にはスクール活用も合わせて検討すると良さそうです。

教育訓練給付に関してはこちらの記事にまとめていますので合わせてご覧になってみてください。

参考>>教育訓練給付制度とは?資格取得を後押しする給付金制度!【現役銀行員時に使いたかった】

まとめ 相続アドバイザー2級取得で相続の専門知識を身に付けよう

今回は、相続アドバイザー2級の難易度ってどのくらい?相続の専門知識が学べる割と取りやすい資格、という記事をお届けします。

相続アドバイザー2級は、誰でも受けることができる資格で銀行業務検定の中でも簡単な資格です。

この記事が相続アドバイザー2級の難易度、合格率、勉強方法に関して少しでも参考になれば幸いです。

ありがとうございました。

ABOUT ME
ゆーたろー
フィンテックスタートアップ株式会社MFSのマーケティング担当。 新卒で大手信託銀行に入社。 銀行員時代取得した資格は15個以上。 このサイトでは銀行員の転職を皮切りに、キャリア形成や、銀行員で培った資産運用の話をメインに少しでもお役立てできるようにサイトを運営していきます。
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