生命保険に加入すると、支払い方法は一括ですべて払いきる一時払いと、月々いくら引き落とされる平準払いの2パターンがあります。
一括で払いきって生命保険に加入するケースは相続税対策のものであるため、多くの方は月々の支払いで生命保険に加入しているのではないでしょうか。
今回は保険の見直し方法の一つとして生命保険を払い済みにしたことを記事にします。
目次
生命保険に加入した当時
生命保険の加入は当時の年齢は24歳の時で入った理由は、銀行にいた当時お客様に販売していて自分自身もいい商品だと感じたから入りました。
加入した保険会社は、プルデンシャル生命でして、知っている方もいると思います。
商品はプルデンシャル生命の米ドル建て終身保険です。
生命保険含め、保険は若くから入る方がもろもろのリスクも低いため死亡保障も解約返戻金なども有利に働くことを知っていたので24歳から加入したというわけです。
なお、商品販売をしていたということでプルデンシャル生命の方と接する機会も多く銀行員の転職先として一度は検討することもあるのではないでしょうか。
プルデンシャル生命への転職に関してこちらの記事にまとめていますので合わせてご覧になってみてください。
参考>>銀行員からプルデンシャル生命への転職はあり?一度は検討したことある説
プルデンシャル生命保険の米ドル建て終身保険
ぼくも入り、お客様にも販売していたプルデンシャル生命保険の保険は米ドル建て終身保険というものでした。
商品性は極めてシンプルで、毎月おおよそ一定金額を米ドルで払っていき、将来65歳くらいになると支払った金額の160%くらいに解約返戻金がなり、死亡保障は1回目の入金から最大何千万円出る、というものです。
ぼくの場合は月々支払いを行っていましたが、銀行員の時に販売した際はお客様も富裕層が多かったので一時払いで払う方がほとんどでした。
生命保険の種類
生命保険の種類を簡単にでも知っているとご自身が選ぶ時の判断基準になります。
- 掛け捨てタイプ(定期保険)
- 積立タイプ(終身保険)
それぞれ具体的にみていきます。
掛け捨てタイプ(定期保険)
掛け捨てタイプは、決めた期間は将来万が一があった時の死亡保障も手厚い反面、期間が切れると保険契約自体が消滅してしまうタイプです。
加入に多いケースとして、30歳から10年間の保障で入り40歳になって契約が切れてまた10年更新。
60歳まで更新したけども、60歳からは入れません、といったケースです。
月々の保険料も積立タイプに比べると安くなるケースは多く、最低限万が一の死亡保障に備えたい場合はこの保険で良いと思います。
積立タイプ(終身保険)
積立タイプは、毎月の支払金額を決めて、この期間まで払い続ける一方で1回目の支払いから死亡保障は立ち上がり、また一定期間据え置くことで解約しても払い込んだ保険料以上にお金も戻ってくるというものです。
掛け捨てタイプよりも保険料は高くなりがちですが、若い年齢から入ることで長く保険機能を活用でき、年齢が高くなってからだと入りにくくなる点も一度入ってしまえば死ぬまで有効になります。
掛け捨てと積立どっちがいいか
損得での比較はできますが、結局は保険で大きく儲けるというのではなく将来のリスクを少しでも下げるためのツールとして考えるのがいいと思います。
掛け捨てだと、万が一がないと保険機能を有効にできませんが、積立タイプだと一応将来払い込み以上に返ってくる期待もあるためぼくは積立タイプを選びました。
若いうちから掛け捨て保険に入る方もいると思いますが、その場合はすでに結婚をしていてなんらか万が一が起きる可能性が高いのではないかと判断すればよいと思います。
生命保険の必要性に関して詳しく記載している記事もありますので、気になる方はこちらからご覧になってみてください。
プルデンシャル生命の保険を見直した(払い済みにした)理由
今回生命保険を見直した理由はこちらです。
- 元々いつかは払い済みにするつもりだった
- ライフスタイルが変わり月々の支出を見直したかった
具体的に見ていきます。
元々いつかは払い済みにするつもりだった
ぼくの入った生命保険は支払期間を20年と長くしていました。
また、月々の金額も何万円と若手には軽くない金額で払い込みをしていて、というのも若いうちから加入金額を多くして時間を味方にしておく方がいいと思ったからそのようにしました。
ちなみに払い済み保険とは、保険契約を解約することなく払いきった保険料で保険契約がそのままに月々の保険料支払いを辞める契約のことです。
生命保険は一生でする買い物のうち最も大きいものの一つといわれています。(1位はマイホーム、2位は生命保険、3位は車)
実際に20年近く今の金額を継続すると結構な金額になることも知っていたのである程度払いきったら払い済みにしようと思っていました。
イメージは24歳からだったので10年後の34歳前後で払い済みにしようと考えていました。
ライフスタイルが変わり月々の支出を見直したかった
加入当時は大手信託銀行の個人営業担当として仕事をしておりましたが、今は都内に出てフィンテックベンチャーの株式会社MFSに転職しており生活環境がガラッと変わりました。
自分でも資産運用は生命保険加入当時からしていましたが、今後は自分でも事業をしたいと思っているのでその事業資金は1円でも多いと思い、見直せる固定費を見直したいと思いました。
ライフスタイルの変更に応じて、月々の支出の大きい所から見直すことで結果大きな削減ができるため今回の保険契約の見直しに踏み切ったというわけです。
プルデンシャル生命の終身保険は払い済みでも契約は残る
ぼくのプルデンシャル生命の終身保険は払い済みにしましたが、払い済みはあくまで月々の支払いを辞めただけのことで解約することにはなりません。
つまり、当初契約時の死亡保障がつくわけではないですが少なくとも払い込み保険料の2倍程度の死亡保障はついている状態です。また、解約しなければ60歳まで保有すれば払込保険料の1.2倍程度まで解約返戻金も増えて戻ってくるため今後も解約せずに保有する予定です。
プルデンシャルの保険を払い済みにするか解約するかどっちが得か
ぼくの現在の契約からすると払い済みにする方が得になります。理由は、現状で解約してしまうと解約返戻金が約50%程度しか返ってこないため大幅な元本割れをしてしまうからです。
一方で、保有し続けていれば万が一の終身保険部分は残り続けることを考えると保険のついた預金を持っているイメージで置き続けようと思っています。こちらも当初の想定をしていたのでぼくとしては問題ありません。
ただし、人によっては急に資金が必要になって保険を解約せざるを得ないことにもなるかもしれません。その場合はやむなく保険を解約するか契約者貸し付けで資金を調達するかになります。どちらが良いかはシミュレーション次第にはなりますが、やはり保険含め長期でおく必要のある運用資金は余裕資金の範囲内で行うことが極めて大切ですね。
生命保険の見直し方法
今回ぼく自身は自分で検討して判断しましたが、元々銀行員で生命保険の一般課程試験や専門課程・変額試験を通過していたりFP資格も持っていることから判断できたと思っています。
過去の経験や知識が役立ったわけですが、元々銀行員とかそうでない方だとなかなか判断は難しいと思いますし、周りに保険に詳しい人は意外といないものです。
保険見直しの相談方法としては大きく2つです。
- 加入時の担当者に聞く
- 保険見直し系の窓口に相談する
具体的に見ていきます。
加入当時の担当者に聞く
現実的に保険の見直しを積極的に行ってくれるとは思わない方がいいです。
なぜなら、解約などされると保険の担当者の査定にも響くため、あくまで聞く内容としてはこちらです。
- 今の保険契約で付帯する内容
- 将来いくら払うのか
- 今保険を辞めると保障や解約返戻金はどうなるのか
現状と辞めた時の保障内容や解約返戻金の状況を確認するようにしましょう。
今入っている保険の内容をしっかりわかっていないと見直しする判断軸を持てずに次に窓口に相談などしたときに言われたとおりになってしまうリスクを下げることが可能です。
保険見直し系の窓口に相談する
今入っている生命保険の内容を確認すれば、他にいい保険がないのかそもそも払い済みにした方がいいのかをセカンドオピニオン先として使ってみると良いでしょう。
ご自身で保険の窓口に行ってもいいと思いますし、リクルートが運営するゼクシィ保険ショップでは来店でもオンラインでも無料で相談に乗ってくれます。
一時窓口系のところに行くとお客様のためでなく会社にとって手数料が高い保険を勧めていたことが話題になりましたが、今はさすがにそんなことも減ってきていると思います。
ただ、ご自身にとって必要かどうかはやはりご自身の人生なので、ある程度先んじて今入っている保険の内容と将来どのくらいお金が必要になりそうかはざっくりでも保険見直しの機会に計算されると良いでしょう。
まとめ ライフスタイルに応じて保険は見直すもの
今回は保険の見直し方法の一つとして生命保険を払い済みにしたことを記事にしました。
ぼく自身は加入当時から見直す前提にいましたが、そうでない方も5年くらい支払ったりすれば一度保険の見直しのタイミングを持ってもいいかもしれません。
今回の記事が保険の見直しの方法やタイミングなど少しでも参考になれば幸いです。
ありがとうございました。