銀行員になると、出世するために数多くの資格を受けることになります。
証券外務員、生命保険、損保、銀行業務検定、などなど少なくとも課長まで出世するには10個以上の資格が必要になります。
資格取得は無料ではありません。
当然資格取得に費用が掛かりますが、今回は銀行員が取得させられる資格にかかる資格手当は必要最低限で勉強に必要なテキスト代は実費です、という記事をお届けします。
銀行員が課長まで出世するのに必要な資格一覧に関しては下記が参考になります。
目次
銀行員に資格が必要な理由
銀行員が昇格していくにはやたらと資格が必要です。
銀行員としての最低の基礎知識をつけるための資格という立て付けで、実際は昇格のための資格というものが40%程度を占めています。
銀行員にとって資格が必要になる理由としては、出世のために必要になります。
業務上必要な資格は3つほどしかありません。
他はすべて出世のために必要になるので、最低限の取得にとどめるか転職を見据えているのであれば資格を取らないということも選択肢に入れてもいいと思います。
資格取得にかかる費用
自分で多くの資格試験を受けていくと、時間を使うことはもちろん、試験を受けるためのお金もかかってきます。
資格取得にかかる費用としては、資格試験の受験料、テキスト代、はもちろんあなたの貴重な時間も費用として考えるといいでしょう。
特に今回は資格試験を受けるためのお金の面で記載はしていきますが、ほとんど転職にもスキルにも役に立たない資格取得に時間を使うのは実際もったいないとも言えます。
なお銀行員が資格試験をたくさん受ける中で、銀行員が転職するのにおすすめな資格はこちらの記事が参考になります
資格手当はいくらでるのか
資格を受けるときの資格手当ですが、下記通りになります。
- 原則試験代だけ
- 難易度高めの試験は講習費用が出ることもある
難易度高めの試験はこちらです。
宅地建物取引主任士
引用:銀行員は資格を何個取る?答えは10個以上です
不動産鑑定士
証券アナリスト
FP1級
アクチュアリー
ITストラテジスト
ここでお気づきの方は、あれ?テキスト代は?ってなると思いますが、テキスト代は完全実費でした。
資格をやたら受けないといけないのにテキスト代実費はきついって周りもぼくも思ってました。
なお、試験代金も基本的にはこちらが建て替え、合格するとあとで給与と一緒に振り込みされました。
試験に落ちたら当然手当は出ない
試験はもともとテキスト代も、試験を受ける費用もいったん実費で払っています。
なので、試験に落ちてしまったときは試験にかかる費用はすべて返ってこないです。
もちろん次で合格すると試験代金は返ってきますが、一回落ちた時の試験代金は返ってこないので注意が必要です。
自分が勝手にスキルアップで受ける試験は出ない
資格試験の補助が出るのは、あくまで銀行から求められている資格一覧に入っているものを受けた時です。
逆を言うと、出世の要件に入っていない資格試験を受けてそれに合格しても査定は上がるかもしれませんが資格取得にかかる費用は銀行は出してくれません。
例えば、貸金業務取扱主任者を取ろうと思って自分で勉強して試験に受かったとしてもそれは出ません。
なぜなら取得要件に入っていないからです。
スキルアップは自分の意思で、自分のお金でやりましょうということです。
資格は手段、銀行に居るまでいるかを逆算
ぼくは銀行を辞めるまでに取得した資格は15個程度取得しました。
現職はフィンテックベンチャーで金融は関係ありますが資格を使えたことは実際ほとんどなく強いていうとFP2級と宅建でした。
銀行員時代にたくさん取る資格は取った後結局使わなくなるので今あなたが若手であるならいつまで銀行に居るのかを逆算しておくと余計な資格取得をせずに済みます。
もし転職を検討するのであれば、こちらも思い立ったが吉日で無料で転職エージェントに相談できるのでしてしまいましょう。
参考>>転職エージェント・サイトはどこがいい?おすすめの転職エージェント・サイトの選び方|転職活動で大事な指標は担当者との相性
ぼくは2年目から転職エージェントを活用していました。
まとめ 銀行の資格取得は多いけど資格手当は多くない
今回は銀行員が取得させられる資格にかかる資格手当は必要最低限で勉強に必要なテキスト代は実費です、という記事をお届けしました。
資格手当は原則試験代だけで難易度高めの試験に関しては講習代金も出ることがあります。
テキスト代は実費、取得要件に入っていない試験は実費となります。
もし記事をお読みの銀行員の方で、これから上に上がって行きたい、ということであればまずは取得要件のものをしっかり取りましょう。
そうでなく、転職ありきの方は取ってもいかしきれないことも多いので資格は見切りをつけてご自身のキャリアにとって必要なことに時間を使うようにしましょう。
今回は資格手当の話をしましたが、今後の資格取得へのお考えに少しでもお役立てできれば幸いです。
ご一読いただきありがとうございました。