銀行員というと、安定的で高給取りのイメージがあり一度入れば将来安泰であろうという職業の一つでした。
今では将来はフィンテックやAIに仕事が奪われるだとか言われており、中の銀行員の方も将来銀行を辞めたいと考えている人もいると思います。
ただ、思っているものの辞めた将来と銀行にいる将来とを比較した結果、銀行を辞めないでおこうとなるのではないかと思います。
今回は、銀行を辞めたいと思っていてもピークを過ぎると意外と辞めないということに関して記事をお届けします。
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目次
ピークを過ぎると銀行を辞めない
本記事でいうところのピークに関しては、新卒から10年目くらいの若手をイメージしており新卒から3年目~4年目をピークにそれ以上年次を重ねた場合には辞めなくなっていると思います。
ぼく自身は3年半銀行員を経験してから転職をしましたが、4年目以降前職同期が辞めたという話をぱったりと聞くことがなくなりました。
銀行を辞めたいと思っていても、若手の辞めるピークを過ぎると辞めない理由はこちらだと思います。
- 役職が上がり年収が上がった
- ライフスタイルの変更で辞めにくくなった
つまり、新卒3~4年目までで同業界もしくは別業界への転職をしない場合には辞めないのではないかということです。
役職が上がり年収が上がった
銀行にもよりけりですが、新卒3年目と6年目前後くらいに役職が変わる傾向にあります。
3年目の役職変更では対して年収は変わりませんが、6年目に入ると年収は200万円~300万円ほど変わります。
銀行員での高給を経験したのち別会社に転職する場合、同水準の年収で転職できれば御の字で多くのケースでは下がるのではないかと思います。
結果、年収を天秤にかけると確かに銀行は厳しいけども転職しなくてもいいか、という結論になります。
ぼく自身も年収が上がってくると銀行を辞める意思決定をかなり阻害されるだろうなと思っていたので気持ちはわかります。
ライフスタイルの変更で辞めにくくなった
4年目以降になると、年齢としては26,27歳となるため結婚する人も出てきます。
結婚するとライフスタイルも大きく変わり攻めの姿勢よりも守りの姿勢になります。
ぼくの友人も結婚をして子どもができてからは一層転職は検討しなくなったといってました。
銀行だと年収は比較的高いだけでなく、福利厚生面もしっかりしていることもライフスタイルが変わった時にも銀行に勤めていることの安心感があるでしょう。
銀行を辞めたくなる若手のタイミング
銀行を辞めたくなる若手のタイミングはこちらです。
- 銀行員1年目
- 銀行員2年目
- 銀行員3年目
4年目以降は辞めたいと思っていても意外と辞めないことを考えると、逆に1年目から3年目までに辞めたいと思ったときに実際に行動に起こしやすいということです。
辞めたいと思う銀行員1年目
銀行に入って1年目はやることも多く何からやっていいのかわかりません。
例えば、初めて銀行の個人営業を経験するといきなりいろんな商品の提案をしないといけなくなりますし営業成績も張られるし上司は怖いしで辞めたくなります。
どこの会社でも起こりがちですが、自分の無力さと銀行内部の状況を実際に目の当たりにして辞めたくなります。
1年目で銀行員を辞めた同期の話
1年目で銀行員を辞めた同期は何人かいますが、いずれもやりたいことが明確に決まっており該当部署に配属されなかった、もしくは入ったものの実現できないことが分かったため辞めていきました。
具体的な転職先として、資産運用系、戦略コンサル系に転職していきました。新卒段階でそちらに入社しておけばよかったのでは、と感じるような転職内容とも言えますが、転職した同期たちは楽しそうに仕事をしています。
年収もほとんど下がることなく転職できる点も1年目で辞められることも良い点でしょう。
辞めたいと思う銀行員2年目
2年目になると、1年目に比べると業務が身に付いてきます。
一通り業務を身に付けていざ自分のいる業務をこのまま突き詰めた時に果たして本当にこのままでいいのだろうかと疑問に思うタイミングが来ます。
将来転勤を通じてジョブローテーションはあるとはいえ、銀行員のままでいいのか心配になり辞めたくなります。
2年目で銀行員を辞めた同期の話
2年目に差し掛かると猛烈に辞めたい気持ちが出てくるため、同期の中でも辞めたいとの声が多く出てきます。これは銀行に関わらず他の業界、企業であっても業務の慣れからか辞めたい気持ちになるのでしょう。
ぼくも2年目のGWあたりに辞めたい気持ちが押し寄せてきました。2年目で銀行を辞めた同期に関してはエリア総合職の子が結婚などをきっかけに辞めることが多いです。
辞めたいと思う銀行員3年目
1年目より2年目、2年目より3年目とできる業務の幅が広がります。
まあ、3年目ともなると一程度のプロジェクトのリーダーを任されたり中枢プロジェクトの期待の担い手といったポジションになってきます。
今の状態でしっかり実績を残せられれば、希望の部署にも行けるかもしれない、ただ頑張るモチベーションがお客様の方向ではなく自分の昇進のためだと思うと本当にこれでいいものかと悩みます。
結果、将来の自分のキャリアと銀行でのキャリア、本当にお客様の為に提案とは何なのかを考えて辞めたくなります。
3年目で銀行員を辞めた同期の話
3年目ともなると、初任店から異動を経験する時期にもなります。ある意味、このタイミングで希望通りの異動ができないのであれば辞める選択肢は大きくなるでしょう。
ぼくの同期でも何人か辞めましたが、銀行から別の銀行に転職する人やコンサル系に転職する人が割合として多かったように記憶しています。
銀行を辞めたいと思ったそのタイミングから行動したい
1年目から3年目の若手に関して銀行を辞めたくなるタイミングに関して記載していきましたが、もし銀行を辞めるとなったらすぐに転職活動をしてみると良いでしょう。
というのも、銀行で辞めますと言ってもすぐには辞めさせてもらえないものです。少なくとも希望退職日の1か月前には伝えるようにする方が無難です。
かくいうぼくは新卒2年目の夏から転職エージェントのリクルートエージェントに登録をしていました。当時はガチガチに転職する気はなく、合わせて社内の公募にも出していました。転職と異動の両輪で活動をしていました。
また、退職をする時期ですが、区切りの良い時期に辞めれるのがスムーズではあります。
具体的には、1月末、4月末、7月末、10月末です。
大きな異動が終わり引継ぎも落ち着いてきたタイミングになるのでスムーズに辞めやすそうです。もちろん、辞める時には関係ないと割り切って強行突破もできますが、銀行はなかなかやめるのに慰留がきつくスムーズに辞めさせないです。
予め辞めやすい時期を知ったうえで行動していくといいと思います。
ぼくの場合は、4月から本格的に転職活動を行い、8月に内定、10月末に退職しました。
銀行を辞めることはもったいない?後悔はないか?
これはおそらく銀行を辞めようとしている人は、銀行を辞めるのはもったいないとか後悔するのでは?という気持ちがあるのではないでしょうか。ぼくも辞める前はもったいないかなと思ったことが少々あります。
ただ、もし辞めたとしてもどうせ銀行は中途採用はしているし同じ銀行でなくとも銀行に戻りたければ戻れるかなって思ってました。
また、今の自分にとって最善だと思えることが転職だったので社内異動を待たずして転職の道を選びました。後悔はぼくは全くないですし、辞めた同期も口を揃えて後悔はないと言ってます。
銀行を辞めて銀行に転職することは本当にできる?
銀行員を辞めて一度別会社に転職したのちに、別の銀行に戻った人は少なくとも5人は知っています。みんな元々メガバンク、地銀で、そこから転職して金融系に行きました。そこから約1年少しでみんな再度転職を行い、次はネット系銀行に転職していきました。
銀行を辞めても再度銀行に転職することはできます。
現場にいると、あえて求人状況などを確認することは少ないですが、転職サイトなどでご自身の会社の求人を見てみると常時人材募集をしているものです。
もし銀行が嫌で辞めたけども、やっぱり銀行に戻りたいとなれば戻れます。
辞める辞めない関わらず出世に必要な資格は頑張る方がいいのか
若手において、1年目から3年目と段階を経て辞めたいタイミングが来まして、上記の記載は実際にぼくが感じていたことでした。
若手銀行員3年目くらいまでは辞める辞めない関わらず資格取得に時間を取られることになります。
銀行業務検定始め、多くの資格はあまり役に立ちにくいですが、下記資格だけは取れる時に取っておいて損はないと思います。
証券アナリストはぼく自身は1次試験突破で断念してしまいましたが、銀行員時代に取り切れればなと悔やまれます。
当時は周りの銀行員も同じように資格取得を頑張っているため、同期が頑張っているのであれば自分も頑張らないとと奮起しやすいです。
転職してしまうとそもそも資格自体不要になることもありますが、若手で勉強する経験を持っていると何かと後から勉強することが出てきた時にその姿勢は活かすことができます。
銀行員が出世含め取得が必要になる資格一覧はこちらにまとめていますので合わせてご覧になってみてください。
参考>>銀行員は課長まで出世するのに資格を何個取る?答えは10個以上です
銀行を辞めないとは言え確認しておきたいこと
銀行を辞めたいと思っていても辞めない背景を記載してきましたが、辞めないにしてもやっておいて損のないことはあります。
それは自分の転職市場での価値です。
具体的には、自分が今転職するとするとどの業界の、どの業務をどのくらいの年収で就けるのかは知っておいて損はないです。
なぜなら、これから銀行を辞めないにしても異動は必ず来るため異動に備えて自分がどういうスキルや経験をしておく方が今後良さそうなのかの整理に繋げることもできるからです。
転職市場での価値の確認方法
転職市場での価値の確認方法は非常にシンプルで、転職エージェントに相談することで解決します。
銀行員の転職におすすめな転職エージェント・サイトはリクルートエージェント、 doda 、マイナビエージェントです。どれだけ相談、求人を貰ったとしても全て無料でご利用いただけます。
ぼくの場合は転職するしない関わらず2年目からリクルートエージェントを利用しました。 同期や後輩が利用をして担当者が親身だったというのがdodaです。
マイナビエージェント については、金融向けの転職支援が厚く銀行時代の同期後輩が良く利用していました。
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参考>>リクルートエージェントが実際に使ってみて推しだったので評判を書いときます|結局はエージェントとの相性による点は注意です
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参考>>【評判】doda(デューダ)の転職エージェントは親身な対応を受けたいなら利用価値あり
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これらはエージェントになるので、実際に自分が転職する方が良いか、銀行に残ってもう少し頑張ってから転職した方が良いか、客観的にアドバイスをもらう先として気軽に相談してみるといいと思います。
まとめ ピークを越えても選択肢はあってよい
今回は、銀行を辞めたいと思っていてもピークを過ぎると意外と辞めないということに関して記事をお届けしました。
銀行を辞めたいと思ってもピークを越えると意外と辞めないですが、辞めないにしても異動が本当にいいのか、実は転職した方がいいのかなど選択肢は多くあります。
一つに決めつけて注力するのも良しですが、他の選択肢があるのであれば一度確認はしておいても不都合はないと思います。
今回の記事が銀行を辞めたいと思ったときの傾向や今後の選択肢に関して少しでも参考になれば幸いです。
ありがとうございました。
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