IT業界が伸びると言われて久しいですが、今の仕事が全くITに関連してなくて興味はあるけどもなかなか一歩が踏み出せないことってありますよね。
IT業界も、その中で何をするかも幅広く実はご自身で選択肢を狭めているだけで未経験でも転職できる可能性は十分にあります。
今回は、IT業界に未経験で転職可能!具体的な方法とおすすめの転職エージェントもご案内、というテーマで記事をお届けしていきます。
目次
IT業界とは
初めに、IT業界に関して簡単に説明をしておきます。
IT(information technologyの略)とは、コンピュータやインターネットでの情報技術のことを指します。 IT業界としては大きく5つの業界に分かれるため、その中でどこに行き、何をしたいのかを検討していく必要があります。
- Web業界:DENA、楽天など
- ソフトウェア業界:日本オラクル、トレンドマイクロなど
- ハードウェア業界:富士通、NECなど
- 情報通信業界:NTTデータ、野村総合研究所など
- 通信業界:ドコモ、ソフトバンク、KDDIなど
企業群を記載すると、ご自身がIT業界の中でもどの業界に興味を持てそうか何となくイメージできるものから全くイメージのつかないものまであるかと思います。
未経験でIT業界に転職する上では、おそらく転職エージェントの活用をしていくことになろうかと思いますので、具体的に求人を貰った際に仕事内容だけでなくどの業界に属していて何で儲けているのかまで確認しておくと良いでしょう。
IT業界には未経験でも転職可能か
今の会社ではいまだに紙やFAX文化で全くITに関連していないとしても未経験でもIT業界に転職することは可能です。
なぜなら、IT業界に転職したとしても職種を今のものでスライドして転職できるからです。具体的には、営業から営業職でIT業界に未経験で転職するイメージです。
いきなりエンジニアやWebデザイナー、Webマーケティングに抜擢されたいのであれば、未経験ながらも面接で語れるだけの実績が作りはどうしても必要になるためハードルが一気に上がってしまいます。
IT業界への転職に資格は必要か
IT業界への転職の為に資格取得は原則不要です。例えば、ぼくは元々銀行員で資格を15個程度取得しまして、その中にITパスポートの資格も混ざっていましたが基礎知識の取得には役立ちましたが転職には活かせたイメージはありません。
つまり、IT業界への転職に特定の資格が必要かというと、必要ではありません。
未経験でIT業界に行くための年齢制限はある?
未経験でもIT業界への転職は可能ではありますが、年齢によってハードルは変わります。結論としては、20代の方が有利で30代以降になると厳しくなります。
ただし、IT業界に限らず未経験での転職において年齢によるハードルは少なからずあるため転職を検討しているのであれば早めに動いておきたいものです。
IT業界未経験の20代が転職するのに有利である理由
年齢が20代であれば未経験でも優遇して採用してもらえる可能性があります。年齢も若いため、今後のポテンシャルを判断してもらえることが一番の理由です。
ただし、経験者と未経験者であればどうしても経験者が有利であることは間違いありません。事前にできる対策をご自身でも行ったうえで転職活動を行っていきましょう。
IT業界未経験の30代以降は転職に不利
30代以降であると、どうしても年齢から未経験者というよりも即戦力者として企業は採用したいことでしょう。
未経験でIT業界かつ未経験職種であるとハードルは相当に高いです。
その為、IT業界未経験で転職を検討するのであれば今の職種と同じ(例えば営業なら営業職)まま転職を検討することが現実的です。
一度IT業界に身を置いてから、中で実務を通じてスキルアップしていくことでご自身が本当にやりたいと思っている職種にジョブチェンジする方が近道ではないでしょうか。
IT業界に転職して働くメリット
IT業界への転職するにあたって、3年以上フィンテック企業(IT企業でいうWeb業界にあたると想定しています)で働いたぼくなりのメリットをまとめると下記の通りです。
- IT未経験でも挑戦できる
- ITの知識・経験が積める
- どんどん新しいことに挑戦していける
具体的に見ていきます。
IT未経験でも挑戦できる
ぼくも銀行員の時はWeb未経験でした。
今の会社(株式会社MFS)はコンサルタント職で入社しました。約1年ほどコンサルタント経験を経て、その間にWebサービスを肌で感じながら日々過ごしていきました。
例えば銀行員の方が未経験でIT業界に転職したいのであれば、金融というくくりではフィンテックは親和性も高いため、いきなり全く無関係のWeb企業に転職するよりは挑戦しやすいです。
これまでの銀行員としての経験を活かしながらコンサルタント職をすることができた点も良かったです。もし未経験でIT業界に飛び込んだ場合に、これまでの影響経験は活かせるかもしれませんが、キャリア上の強みはフィンテック企業以上には活かせなかったのではないかと思います。
IT知識・経験が積める
職種にもいくらかよるところはありますが、フィンテック企業が扱う商品はWebサービスであったりアプリケーションになります。実務経験を通じてWeb知識や経験を積むことが可能です。
ぼくの場合具体的にはマーケティング部にてWebマーケティングを経験したり、その業務の中でプログラミング言語を使ったり銀行員では経験できなかった業務を経験できています。
特に、エンジニアと一緒に働ける環境は貴重であると感じます。マーケティングであってもエンジニアの協力無くしてはできないことも多く、彼らと一緒に働けることは今後のキャリアに大きくプラスに働くと思ってます。
どんどん新しいことに挑戦していける
会社のフェーズにもよるところは多少ありますが、フィンテック企業は元々スタートアップで将来上場を目指している会社も多いです。過去の栄光にすがるのでなく、日々試行錯誤しながら大きな成長を見ています。
大きな成長の為には日々の動きも早く、どんどん挑戦する機会に恵まれます。
例えば営業職をしながら、エンジニアと混ざってサービス改善を一緒に進めていくこともできます。銀行にいながらそのような環境にまず恵まれることはないため、新しいことに対する挑戦をしていきたい人にとっては良い環境であることは間違いないです。
IT業界に転職して働くことのデメリット
IT業界への転職するにあたって、3年以上フィンテック企業で働いたぼくなりのデメリットをまとめると下記の通りです。
- 今の会社が大手の場合転職先によっては福利厚生に欠ける
ぼくが感じるデメリットはこれくらいです。逆に今いる会社ではITに関する内容で経験できないようなことが職種をまたいでもできる可能性があるためデメリット以上にメリットが勝っている印象です。
今の会社が大手の場合転職先によっては福利厚生に欠ける
どこの業界や会社から転職するかによって大きくは異なりますが、前職の銀行の場合は福利厚生が非常に充実しているので転職先のフィンテック企業によっては福利厚生が落ちてしまいます。現に今の会社と銀行と比較するとそこは大きく下がりました。
福利厚生は確かに落ちるものの、代わりに銀行では容易にできない経験を積めるため、デメリットは十分カバーできているとぼくは思います。
未経験でIT業界に転職する前にしておきたいこと
未経験でIT業界に転職するのであれば、先立って準備をしておきたいものです。具体的にはこちらです。
- 業界を理解しておくこと
- 興味のある分野を学習しておくこと
具体的に見ていきましょう。
業界を理解しておくこと
業界に関して、簡単に本記事でも解説しておりますが、もう少し知りたい方にとっては突っ込んで確認しておくと良いでしょう。
ただし、1から100まで知る必要はなく、あなたが転職するにあたってどこで何をしたいかを知りミスマッチを起こさないことが目的なのでさらっとで良いと思います。
興味のある分野を学習しておくこと
もし、営業から営業への転職であれば特段前もって学習することはなく、先ほどおすすめしたエージェントたちを元に職歴所対策や面接対策をすると良いでしょう。
一方で、未経験からエンジニアになりたい方やWebマーケティングをやりたい方にとっては、初めからその職種を目指す前提であれば該当する分野を学習しておきましょう。
メディアや書籍で勉強することも大切ですが具体的にはアウトプットする行動まで起こしておきたいものです。
ぼくは大学4年卒業間近にプログラミング体験をしてみてコードを書いて動く楽しさは感じたものの肌には全然合わなかったので目指さなかったです。また今のフィンテック企業に転職してから独学でコードを書く練習をしてみましたがやっぱり合わなかったので辞めました。
現職ではマーケティング担当なので、Web、オフライン問わず1から勉強と実践を行っています。例えばこのブログは2019年7月25日からやっていますがSEOの知識・経験を身につけるためのアウトプットそのものです。
方法は何でもありますが、実際に手を動かすところまでやり、そして何か小さくても実績を出せると転職にも有利に働くでしょう。
IT業界へ転職する方法
IT業界へ転職する方法は大きく二つです。
- IT業界で働いている人から紹介をもらう
- 転職エージェント・サイトを使って転職する
具体的に見ていきます。
IT業界で働いている人から紹介をもらう
もしあなたの知人にIT業界で勤務している人がいるのであればまずは話を聞いてみて求人があるかを確認してみましょう。企業規模によっては紹介によって転職者を受け入れてくれる会社もあります。
社内ですでに活躍しているメンバーからの紹介になるので採用も比較的容易ですし、次に紹介するエージェントと比べコストがかからない点も採用側からするとかなり喜ばれます。
転職エージェント・サイトを使って転職する
紹介してもらえるような先がない場合には、転職エージェントとサイトを使って転職するのが王道の方法です。
転職エージェントやサイトは利用者は無料で活用でき、人材の紹介から転職相談、退職時の相談など転職に関することを幅広く相談に乗ってくれます。
利用者は無料の代わりに、採用が決まると企業がエージェントに年収の30~40%報酬を支払います。
IT業界への転職におすすめな転職エージェント・サイト
IT業界への転職におすすめな転職エージェント・サイトはリクルートエージェント、ビズリーチ 、マイナビエージェントです。
ぼくの場合は転職するしない関わらず2年目からリクルートエージェントを利用しました。 本格的に転職活動を行ったときにはビズリーチを利用しました。
マイナビエージェント については、金融向けの転職支援が厚く銀行時代の同期後輩が良く利用していました。
リクルートエージェント :言わずと知れた最大手。案件数が最も多い会社なので未経験でも挑戦できる会社は見つかる可能性が高いので迷ったらここから申込するといいです。ぼくは新卒2年目から利用していました。
参考>>リクルートエージェントが実際に使ってみて推しだったので評判を書いときます|結局はエージェントとの相性による点は注意です
ビズリーチ : 他の転職エージェントが持っていないような役職、ポジション、待遇等を兼ね備えた求人をスカウトを通じて紹介してもらえます。最大97日間は有料プランも無料で利用できる点も魅力的です。新卒4年目に登録して非公開スカウトをいくつももらいました。
参考>>20代でビズリーチは活用できる? 年収600万円以上ない若手でも活用できるけど若すぎると厳しい
マイナビエージェント:若手の転職支援が強いです。特に金融出身者に頼もしい金融専門チームがあるため、銀行員含む金融機関の方は利用価値が高いです。
これらはエージェントになるので、実際に自分がIT業界に行くのが向いてそうとか、客観的にアドバイスをもらう先として気軽に相談してみるといいと思います。
自分で営業できるならウォンテッドリーも良い
最後に、転職エージェントではないですが、IT業界の転職にはウォンテッドリーを使うこともおすすめです。
気になる企業に対してカジュアル面談を申込、マッチングしそうであればそのまま本選考に進む形になります。
メインは自分で転職したい先を探すことになりますが、気軽に面談のできるカジュアル面談をしてくれるのは結構おすすめです。
まとめ 未経験でもIT業界は転職できる
今回は、IT業界に未経験で転職可能!具体的な方法とおすすめの転職エージェントもご案内、という記事をお届けしました。
未経験でもIT業界への転職は可能です。ただし、20代と30代以降ではハードルが変わります。
未経験でかつ職種も変えるのであれば20代のうちから動いておくに越したことはないでしょう。また年齢に関わらず、業界や、やりたいことに関する理解を深めておき、実際に何かしらの実績を上げられるのであれば一層転職活動を有利に進めていけることでしょう。
今回の記事が未経験からIT業界への転職に関して少しでも参考になれば幸いです。
ありがとうございました。
IT業界への転職におすすめな転職エージェント・サイト
リクルートエージェント :言わずと知れた最大手。案件数が最も多い会社なので未経験でも挑戦できる会社は見つかる可能性が高いので迷ったらここから申込するといいです。ぼくは新卒2年目から利用していました。
ビズリーチ : 他の転職エージェントが持っていないような役職、ポジション、待遇等を兼ね備えた求人をスカウトを通じて紹介してもらえます。最大97日間は有料プランも無料で利用できる点も魅力的です。新卒4年目に登録して非公開スカウトをいくつももらいました。
マイナビエージェント:若手の転職支援が強いです。特に金融出身者に頼もしい金融専門チームがあるため、銀行員含む金融機関の方は利用価値が高いです。