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転職

地方銀行(地銀)から転職する方が良い?若手は特に検討価値あり

大学は都内に進学したものの、地元で親元の近くで働きたい、地元の活性化に繋がる仕事をしたいと新卒で地方銀行(以下地銀)に就職したものの、このまま銀行員を続けていて良いものか悩みませんか。地銀に限らず、メガバンク、ネット銀行、信託銀行、信用金庫と金融業界に就職した人は一様に同じ悩みを抱えているのではないでしょうか。

今回は、地方銀行(地銀)から転職する方が良い?若手は特に検討価値あり、というテーマで記事をお届けしていきます。実際に地銀から転職した人の事例と転職した理由なども混ぜて解説していきますので是非ご覧ください。

地方銀行(地銀)から転職する方が良いのか

地銀でのキャリアは様々ありますが、転職する方が良いかどうかに関しては年次とこれからの社内でのキャリア構成によって変わります。もし、現職で新卒入社してから思っていた通りになっている、また入ってから新卒で想像していたものとは違うものの自分の希望するキャリアを歩めているのであれば現職に残る方が良さそうです。

逆に思った通りのキャリアになっていないことや地銀内ではなかなか経験できないような業務内容に就きたいのであれば転職を検討した方が良いでしょう。

地方銀行は地方においては超優良企業の一つと言われていましたが、2016年1月より始まったマイナス金利付き量的・質的金融緩和によって一層業績は厳しくなっています。そもそも銀行としての体力が削られている中、転職をする方が良いかに関しては若手なら検討しておくと良いでしょう。

他の銀行出身者の方にも言えますが、若手こそ転職のハードルを即戦力、未経験どちらであっても下げられる可能性があります。転職の検討自体は早めに準備をしておいて越したことはないということです。

地方銀行(地銀)からの転職は有利?

新卒で地銀に入社をしている若手行員であれば、地銀から転職する上では有利に働くと言えるでしょう。

なぜなら、下記点で評価をされやすいからです。

  • 銀行員は基礎能力が高い
  • 金融に関する幅広い知識経験がある
  • 激務耐性が高い

具体的に見ていきます。

銀行員は基礎能力が高い

銀行員に新卒入社できるということは少なくとも大学卒業しており、基礎学力が高いです。学力が仕事に必ずしも直結しないという意見はわからなくもないですが、仕事を覚えることには少なからず活きるでしょう。

金融に関する幅広い知識経験がある

銀行のリテール、ホールセール関わらず銀行に入社すると日々勉強に追われます。国内外に関する経済の動きも追っていきますし、社内勉強会も適宜実施されるため幅広い知識を身につけていけます。

また、FP資格など転職に活かせる可能性のある資格を取得していることも知識面として強いのではないでしょうか。

参考>>銀行員は課長まで出世するのに資格を何個取る?答えは10個以上です

激務耐性が高い

最後に、銀行員として勤務したことがある人はわかると思いますが銀行は激務であることがしばしばあります。直近は働き方改革に基づきホワイト化が進んでいますが、そうではない支店や部署もあることでしょう。

激務を経験しているため、仕事に追われたとしてもやり切れる力があります。

地方銀行(地銀)から転職することで後悔するケース

地銀から転職することで後悔する可能性は0ではありません。具体的に、下記場合においては後悔する可能性があります。

  • 年収が大幅に下がってしまった
  • 実務が想定よりも対応できなかった
  • 地元では働けないこと

具体的に確認していきます。

年収が大幅に下がってしまった

地銀に就職すると、第一地銀や第二地銀によって年収は異なりますが500~600万円程度はもらえることになります。もちろん、年次やポジションによっては年収1,000万円も狙えることでしょう。

地銀含め、銀行員の年収は600万円前後あり日本の平均年収430万円前後と比較すると約70万円~170万円ほど高いです。

つまり、よほどの転職先を探せないと年収は原則下がってしまうことになるでしょう。ただし若手での転職であれば話は変わります。実際に27歳の地銀出身者の知人がフィンテックベンチャーに転職をしましたが、年収は500万円台と地銀の時とほとんど年収が変わらずに転職することができた事例もあります。

想定よりも実務が対応できなかった

銀行員 転職と検索すると、銀行員が転職先で使えないというような話が出てきますがこれは銀行員に限らずどの会社出身でもその話になりかねません。

ただし、銀行員の場合は、年収が高く特に年次を重ねてから転職してしまうと実際の業務レベルが転職先に追いつかないのにも関わらず年収やポジションが高いことがあります。そのためにミスマッチが発生してしまうことがあります。

転職する際の年収、ポジションを元に転職先を選定すると期待値コントロールがうまくいくのではないでしょうか。

地元では働けない

地銀に就職した理由に、地元で働きたいという思いがあった場合に、転職してしまうと場合によっては全国になるため地元で働けないこともあります。転職先によってもちろんコントロールすることは可能であるため転職時に確認しましょう。

また、地銀からその地域に根差す会社に転職するのであれば地元で働くことはできるでしょう。

地方銀行(地銀)から転職先はどういうところが多い?

地銀から転職先として多いところは

  • 別の銀行含む金融機関
  • コンサルティングファーム
  • フィンテック含むベンチャー
  • 公務員

ポジションは転職する人の年齢によりまちまちになります。地元で働きたいという思いから地銀から公務員への転職も多いようですが、メガバンクの人でも公務員への転職はしばしばあります。

地銀出身者を一時多く採用していたフィンテック企業としてラインやメルカリなどがあります。特に若手採用に積極的で、金融知識がバックボーンとしてある点において有利になることでしょう。

地銀からフィンテック企業に転職した事例

地銀に6年勤務してからフィンテック企業に転職した知人がいました。年収はほとんど現職と変わらず転職できたようです。

転職理由としては、今のまま業務をこなしていても将来に役立つスキルは限られていると思うのと、ITにも関われるフィンテック企業であればスキル面はもちろんのこと銀行ではできないような仕事ができると思ったと言っていました。

年収が下がず、自分のやりたいことを実現できている点で非常に満足していると言っていました。

地方銀行(地銀)から転職する際におすすめな転職エージェント

地銀から転職する際におすすめな転職エージェントはリクルートエージェントビズリーチ マイナビエージェントです。

ぼくの場合は転職するしない関わらず2年目からリクルートエージェントを利用しました。 本格的に転職活動を行ったときにはビズリーチを利用しました。

マイナビエージェントについては、金融向けの転職支援が厚く銀行時代の同期後輩が良く利用しており、地銀の友人も利用していました。

リクルートエージェント :言わずと知れた最大手。案件数が最も多い会社なので未経験でも挑戦できる会社は見つかる可能性が高いので迷ったらここから申込するといいです。ぼくは新卒2年目から利用していました。      

参考>>リクルートエージェントが実際に使ってみて推しだったので評判を書いときます|結局はエージェントとの相性による点は注意です

ビズリーチ 他の転職エージェントが持っていないような役職、ポジション、待遇等を兼ね備えた求人をスカウトを通じて紹介してもらえます。最大97日間は有料プランも無料で利用できる点も魅力的です。新卒4年目に登録して非公開スカウトをいくつももらいました。     

参考>>20代でビズリーチは活用できる? 年収600万円以上ない若手でも活用できるけど若すぎると厳しい

マイナビエージェント:若手の転職支援が強いです。特に金融出身者に頼もしい金融専門チームがあるため、銀行員含む金融機関の方は利用価値が高いです。

参考>>マイナビエージェントの金融専門チームって?金融機関出身者でキャリアップしたいなら利用価値あり

これらはエージェントになるので、実際に自分が地銀を辞めて転職する方が良いのか、客観的にアドバイスをもらう先として気軽に相談してみるといいと思います。

まとめ 地銀に勤める若手は転職の検討余地は大きい

今回は、地方銀行(地銀)から転職する方が良い?若手は特に検討価値あり、というテーマで記事をお届けしました。

現職で十分に良い待遇を得ている場合は別として、転職の検討自体は若手の年次から検討しておきたいものです。特に年次を重ねると年収が上がっているためになかなか思い切った決断は行いにくいようです。

今回の記事が少しでも参考になれば幸いです。ありがとうございました。

ABOUT ME
ゆーたろー
フィンテックスタートアップ株式会社MFSのマーケティング担当。 新卒で大手信託銀行に入社。 銀行員時代取得した資格は15個以上。 このサイトでは銀行員の転職を皮切りに、キャリア形成や、銀行員で培った資産運用の話をメインに少しでもお役立てできるようにサイトを運営していきます。
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