銀行員になると資格取得を余儀なくされます。
資格取得は誰かから取れと言われないとなかなか一歩踏み出すのは億劫になりますが、意欲の高い社会人、学生の方は将来の為に資格取得を検討し今後どのように勉強しようか迷うことってありますよね。
今回は、資格勉強は長時間やるより期間を区切って集中するのが大事、というテーマで記事をお届けします。
銀行員時代に取得した数々の資格一覧及び出世に必要な資格はこちらの記事に詳しくまとめています。
参考>>銀行員は課長まで出世するのに資格を何個取る?答えは10個以上です
資格勉強で期間を区切ることが大事な理由
資格勉強で期間を区切るのが大事なのは、よほどの難易度の試験でない限り1か月、ゆとりを持って2ヶ月あれば合格できるので時間をじっくりかけるよりも短期的に集中する方が効率よく合格できるからです。
資格勉強をするときの目的はあくまで受ける試験に合格することです。
資格試験を受けることを決めて、試験の申込行い、試験を受験するという試験の申込期間から受験まで、2ヶ月から3ヶ月程度時間の余裕があることが大半です。
例えば、宅地建物取引主任士であれば7月中にネット申込もしくは郵送での申込で試験は10月に開催されるので3ヶ月ありますし、銀行員が必ずうける銀行業務検定であれば申し込みは4月中旬で試験は6月に開催されるので2ヶ月あります。
2ヶ月から3ヶ月あれば十分時間のゆとりもありそうなのですが、試験の手前で期間を区切ることで長時間を資格勉強に費やさずに試験合格を目指していきましょう。
試験の直前でも合格が見込める転職に有利な資格
試験の直前1~2ヶ月でも合格が見込めて、銀行員含む金融機関出身者が転職に有利な資格はこちらです。
詳しくはこちらの記事にまとめていますので合わせてご覧になってみてください。
上記の資格は試験直前でも合格が見込めて金融機関出身者が持っていて差別化にもなる資格です。
試験の直前では合格が難しい試験は別
ただし、試験の直前では合格が難しい試験もあります。
例えば、医師免許、税理士、公認会計士、建築士、といった士業の資格は直前では難しいでしょう。
一方で就職や転職に有利になりそうな資格試験であれば、試験直前1~2ヶ月の集中した試験勉強で合格を十分に狙えます。
具体的な資格の勉強方法【独学】
具体的な資格の勉強方法ですが、独学でテキストと過去問演習を行っていきます。
勉強方法としては、こちらです。
- よく出ている問題・配点の高いテーマを確認しておく
- さっと一通りテキストを確認する
- 確認したうえでさっと過去問全体を解く
- 過去問で間違った問題をチェックする
- 間違ったところの解説及びテキストに戻って見直す
- 見直すだけでなく、なぜ間違えたのかをしっかり紙に書いて理解する
- 再度問題を解きなおす
- 以下3~7の作業を延々繰り返す
地道にこのようにしていって解ける問題を減らしていくのが方法です。
テキストを隅から隅まで読むのではなくよく出るところや配点の高いところをさっと読んでからなるべく早く過去問に取り組むのが効率的に勉強できる方法でした。
資格取得ための勉強時間の目安はそれぞれありますのでその時間から逆算して1~2ヶ月前から勉強していきましょう。
テキストと過去問で難しい場合はオンラインスクールを活用する【スクールは原則不要】
先ほど記載していた、医師免許、税理士、公認会計士、建築士といった士業は別ですが、多くの資格試験は独学で取得が可能です。
独学も、テキストと過去問演習で対応可能です。
対面で利用できるスクールも中にはありますが、移動時間もありますし必ずしもスクールに通っても合格できるわけではないので選ぶ時は慎重に選びましょう。
ぼくの場合は宅建を過去2度落ちており3度目の正直で合格した時はオンラインスクールを利用しました。
強いて使うのであれば、スマホとパソコンで資格学習のオンスクがおすすめですが、おすすめの理由は価格が1,000円少々で他の資格勉強も同時に学べるからです。
もしオンラインスクールを活用するのであれば、他の資格も見据えて申込をするのがコスパ的にいいと思いますが、基本はテキストと過去問の演習だけで乗り越えられます。
オンラインスクールを活用するメリットは、
- 時間に縛られずに何度も勉強できる
- 隙間時間を活用できる
- 目と耳と勉強できるので定着しやすい
宅建の試験前の時は職場と家の往復2時間すべてオンラインスクールを活用していました。
試験によっては利用をしてみても良いと思います。
資格勉強する時は机に向かっているとき以外もする
資格勉強をするときは、何も机に向かっているときだけが勉強の時間ではないです。
先ほどオンラインスクールを活用して職場と家の往復2時間すべてオンラインスクールを活用していたと記載しましたが、移動時間も立派な勉強時間になります。
むしろ試験前は期間を区切って勉強に打ち込むため細切れでも毎日必ず隙間時間を活用していきましょう。
資格勉強でモチベーションが上がらない場合
資格勉強でモチベーションが上がらないことは当然にあります。
特にもしあなたが資格勉強中でまだ試験まで何ヶ月も先の場合は、ダレてしまうのも無理はないです。
その場合は2つの状態を想像をすることで資格勉強に励み直すことができます。
具体的にはこちらです。
- 資格取得することで良くなる未来
- 資格取得できなかったことで悪くなる未来
つまり、今回の資格勉強を頑張ることで良くなる未来と怠ったことで悪くなる未来を想像することです。
何も資格勉強に限らず日々頑張らないといけないことにぶち当たっても、同じように良くなる未来と悪くなる未来を想像することで今頑張らないとという気持ちになれるはずです。
何度やっても合格できない資格の場合
試験を何度受けても合格できないことも中にはあると思います。
ちなみにぼくは銀行員の時に取ろうと思ってあきらめた資格があります。
転職して使わなくなるなと思ったので取得を諦められました。
後悔はないですが、せっかく挑戦した資格はどうせ受けるなら1回で取り切るのがベストです。
資格を諦める場合は、今後きっと使わないだろうと判断すればさっそうに資格勉強を辞めて他の自分のキャリアアップにつなげる方が良いこともあります。
ぼくは資格取得を諦めた代わりにマーケティングの勉強を独学でも行い結果的に未経験からWebマーケターに今はなっています。
資格取得を辞めても別の方法で生きることもできますし時間は有限なので時には辞める選択もとっても良いかと思います。
まとめ 資格勉強は期間を区切って集中
今回は、資格勉強は長時間やるより期間を区切って集中するのが大事、というテーマで記事をお届けしました。
何事も丹念に準備をすることは大事ですし、資格勉強もなるべく時間をかけて勉強するに越したことはありません。
ただ、社会人の場合は日々の業務もあり人によっては家庭もあります。
資格取得だけを考えるのであれば、試験日と勉強の必要時間から逆算して期間を区切って勉強していきましょう。
今回の記事が資格勉強に関して少しでも参考になれば幸いです。
ありがとうございました。