今回はこのようなお悩みにお役立てできる記事になります。
✅本記事の構成
- 銀行から転職する方法とその転職先企業の例
- 転職に有利な資格や職務経歴書の書き方
- 銀行から転職してもリスクはそんなにない【銀行には戻れます】
この記事を書いているぼく自身(@yutayutayutaro5)は元々信託銀行員として3年半勤務し、今はフィンテックベンチャーに転職して未経験からマーケティング担当になりました。
銀行員から転職するのって、人によっては崖から飛び降りるかのような不安ってあるかもしれません。
とはいえ、銀行から辞めて2年ほど経ちますが辞めてメリットしかなかったです。
転職することが要はあらゆることがリスクに感じるために転職が心配というのは良くわかりますが、銀行からの転職は選択肢として検討しない手もないと思います。
ぼくは転職してみて、営業だけでなくマーケティングが学べたり、近い距離で他の会社の人と仕事ができたりと銀行独特の堅さなく楽しく仕事ができています。
また、出勤時間もフレックスで自由になったので朝や夜も自分の時間に充てられるようになりました。
銀行員の仕事が、人生の全てではないのでもし今銀行を辞めたいなと思っているなら今日から転職を視野に入れて活動しましょう。
なお、転職する時には転職エージェント・サイトを利用することが多いです。銀行員から転職するのにおすすめのエージェント・サイトはこちらです。
✅銀行から転職する時に支援してくれるエージェント・サイト
- doda :銀行員の人が結構使っている印象です。大手企業の求人も多いので、今の会社からステップアップをしたい、今の会社規模を落としたくない、とか規模がすべてではないですがそういったご要望にはマッチしやすいため登録しておいて損はないです。
- リクルートエージェント :言わずと知れた最大手。案件数が最も多い会社なので未経験でも挑戦できる会社は見つかる可能性が高いので迷ったらここから申込するといいです。
- マイナビエージェント:リクルートに次ぐ大手。若手の転職支援が強いです。上記二つに加えて申込しておくといいです。
目次
銀行から転職する方法
銀行から別の会社に転職する方法は大きく2つあります。
- 転職サイト、エージェントを活用する方法
- 友人からの紹介で転職する方法
多くは転職エージェント・サイトを使っての転職を行うのではないかと思います。下記は2017年には銀行員の転職相談者が特に高いことを示しているグラフです。
転職希望者は人手不足による求人増を背景に全業界で増えているが、銀行員の伸びは特に高い。パーソルキャリアの転職サービス登録者は2017年に前年比19%増と全体(6%増)を上回る。リクルートキャリアも17年度に33%増(全体は28%増)だった。
銀行員、高まる転職熱 希望者1年で3割増
転職相談をしている銀行員は業界全体で数千人規模に上るとみられる。
実際に転職が決まった人も増えている。リクルートキャリアによると、17年度に銀行員から転職が決まった人はリーマン危機直後の09年度と比べて4.6倍。全体の3割がメガバンクという。
このタイミングで転職相談をした人は多いです。
転職するのであれば、自分の判断を大事にしつつ、実際に転職した人や転職エージェント・サイトを利用して相談しつつ進めていくことになります。
エージェントを使ってみて、留意しておくべき点は自分との相性が合うかどうかです。それを元に見極めをして、使っていくかを判断していきましょう。
参考>>転職エージェントの選び方は?見るべき点は?|やり取りの頻度・相性・案件の量と質のこの3つです
銀行からの転職先の例
銀行からの転職先は年齢と積んできたキャリアによって様々ですが、多いのはこの業界です。
- 同業他社
- コンサルティング業界
- 建設・不動産業界
ここにはあまり出てないですが、公務員に行く人も多いです。
公務員の場合は、元々地銀勤務で転勤が嫌なので転勤のない職業、また安定しているという理由で公務員を選ぶ方が多いようです。
転職に有利な資格
銀行員は資格を大量に取らされます。ぼく自身も在籍中に15個以上取得しました。
銀行員から転職するのに良い資格5選を別記事にまとめていますのでご覧ください。
メインは宅建・FPになろうかと思います。
とはいえ、資格はあくまで手段なのでなくても転職上全く関係ないのと、銀行員からの求職者の求人を10名以上見てきましたが実はあんまり資格ホルダーは少ないです。
なのであんまり気にしなくてもいいと思います。
ただ、銀行員で頑張っていくのであれば、資格との関係性は切っても切れない関係にあるので資格は取れる時に取っておくべきです。
なお、課長までの昇格要件で取得すべき資格数は10個ほどあります。
参考>>銀行員は課長まで出世するのに資格を何個取る?答えは10個以上です
銀行員で資格が取れないと肩身が狭いですが、対処方法もあります。
参考>>銀行員だけど、資格が取れない|対処方法は実績か愛嬌でカバー
転職に使える職務経歴書の書き方
転職に使える職務経歴書の書き方として、留意することは、『実績やプロセスを具体的な数字を使って書く』ことになります。
転職者の職務経歴書を見ると、意外と数字の記載がないケースが多いです。
もちろん、面接で確認すればいいのですが、どんなに今かけることが少なそうと思っていても、数字を用いて書くようにすれば見栄えも実際にやってきたこともクリアになり伝えることができます。
参考>>銀行員が転職するときの職務経歴書ってどう書けばいい?ポイント2つと具体例を使って解説|具体的な数字が混ざると超いいですよ
銀行から転職してもリスクはそんなにない【銀行には戻れます】
銀行から転職する時に心配に思うことは、
- 銀行の安定を捨てて大丈夫か心配
- これから高給取りになれるのに良いのか心配
- 福利厚生が無くなる心配
- 次のところは仕事が楽しめるか心配
- 人間関係で苦労しないか心配
などなど、心配を上げればキリはないです。
大きくカテゴリーに分けるなら、『お金の問題』、『仕事の問題』、『人間関係の問題』になると思います。
転職した場合は、新卒と違って今の自分の能力を元にお金は決まりますし、仕事も決まります。
そこで納得しないところはそもそも行かなければいいだけです。いいところを妥協せずに探しましょう。
人間関係の問題は、企業にもよりますが面接に行ったときに一人でも多くの社員に合わせてもらうといいと思います。
特に上司・部下との面接、面談は必須かと思います。そこで会うことをためらわれるような会社は人の魅力が少ないのでお断りするといいと思います。
なお、銀行から転職しても、最悪別の銀行であれば戻れます。以前の職種にはなりますが戻れることを考えれば安心しませんか?
それ以上に、転職してみて環境と仕事を変えてみることの方が視野が広がって楽しいと思いますよ。
参考>>20代の銀行員は転職すべきか?|転職のリスク自体はそんなにない
とはいえやっぱり銀行からの転職は心配
転職した方がいいことはよくわかるけど、やっぱり心配という方もいると思います。
とはいえ、大企業でも安泰の時代は終焉を迎えつつあります。メガバンクはリストラの予定も発表し、みずほ銀行を筆頭にメガバンクも副業解禁の動きが出てきています。
デジタル化の広がりで、抜本的な経営構造改革を進める銀行業界。2019年3月期に7000億円弱もの損失を計上したみずほフィナンシャルグループ(FG)の坂井辰史社長は、社員の副業・兼業を容認する新しい人事制度を今年度から導入する方針を明らかにした。管理職が取引先に出向してそのまま転籍する銀行員の「片道切符」人事についても、ベテランだけでなく若い行員にも適用していく考えも示した。銀行の人材流動化が今後、加速するきっかけになるのかもしれない。
要は銀行は最後まで守ってくれなくなっています。
元々50歳以降は出向という形でも銀行員を守ってきていましたが、今やその手前でもリストラされるので守ってもらえなくなります。
望む望まないにしろ銀行から追い出される可能性があります。
そうなった時に困らないようにいつでも転職のできる準備か、せめて副業をしておく方がむしろ無難だと思います。
銀行員が副業をするならブログをお勧めします。
普段銀行員をしていると、自分で新しいことを始めるのは会社内だとなかなか難しいですが、ブログであれば新しいし、自分にとっても今後活きてくる経験になるので手始めにやるにはちょうどいい副業だと言えます。
心配だけでなく銀行員を辞めたいけど辞めれない理由
銀行員を辞めたいという転職理由は人によってまちまちあるとは思いますが、改めて前職の同期や別地銀の後輩に辞めたいと思っていても辞められない話を聞いてみました。
辞められない理由は大きく2つあります。
- 忙し過ぎて転職活動ができない
- 銀行員から多少なりともランクが下がるのが心配
忙しくて転職活動ができない
1つ目の忙し過ぎて転職活動ができないことについては別の記事でも記載をしておりますが外回りと内勤にかによって転職活動のしやすさ大変さは全く変わります。
参考>>銀行員の転職って大変なの?外回りか内勤かで全然違います
また、まだ銀行を辞めては無いし転職活動を成就させていないのに自分が辞めると会社にとって良くないものと、言うような意識が働くがために転職活動に踏み切れないと言う気持ちもあります。
結果的に気持ちが乗らないので忙しい中転職活動に踏み切れないと言ものです。
それは僕自身も多少なり考えたこともありますが辞めてしまって転職しても問題はありません。
と言うのも銀行は人がいないし忙しいとは言うものの、銀行は上場企業であり中で働いている人は実際には多くいます。
悲しいことなのですが連休をとったことを思い浮かべてみてください。
自分が数日休もうが全く影響がなかったように、実際転職してみても、転職当時数週間は周りの人に迷惑はかかりますがやがては落ち着いていくものです。
なので余計な心配をする必要はありません。
銀行員から多少なりともランクが下がるのが心配
2つ目の転職することで多少ランクが下がると言う事に関してはこれはおよそ言えそうです。
何歳代で転職活動を行うかにもよりますが、ここで言うランクと言うのは年収を指しています。
実際僕自身も転職をしたことによって銀行員ときのときの年収から100万円以上下がってます。福利厚生を考えるともっとです。
転職して早くも2年が経ちましたが、年収が下がった分以上の経験をさせてもらいました。
なので目先の年収ダウンは確かに心配にはなりますが、年収ダウン以上の実績を残すように自分も追い込めば数年の年収ダウンの差額は全く問題なく回収できます。
銀行から転職するなら好転させよう
転職すると言う事は今の現状よりも何かしら好転することを期待して転職するかと思います。
今よりも好転させたいものの代表的なものは大きく3つあります。
- 年収
- 仕事内容
- 労働時間
転職をすると少なからずこの3つのうちどれかは達成することができます。ぼくの場合は年収は落としましたが、仕事内容と労働時間を勝ち取りました。
特に労働時間を勝ち取ることによって、例えば今このようにブログをしていますが自分がこうしたいと言うものを実現できるようになりました。
そういった意味でも労働環境がかなり好転していて、自分の時間を取れるようになりました。
この発想は結構大事だと思っていて、銀行員だと銀行のルールに縛られてしまいます。
例えでブログを出しましたが、新しいことに挑戦することも億劫になったり、ルールの範囲内でしか考えられなくなります。
要は新しいものを考えても、どうせ実行できないし考えても意味がないだろうなと思うようになります。
一例で銀行員を辞めての好転したことを書きましたが、もし自分自身でいろいろ決めていきたいとかこういう人生を過ごしていきたいとか思うんであれば、銀行を辞めると言う事はかなり選択肢としてはありだと思います。
まとめ 銀行が嫌なら転職を
いかがでしょうか。
今回は、 銀行から転職したいけど悩んでいてできない人向けに記事を書きました。
銀行から転職することが、リスクに感じてできないことも良くわかります。ただ、やっぱり銀行からの転職は選択肢として検討しない手もないです。
銀行員の仕事が、人生の全てではないのでもし今銀行を辞めたいなと思っているなら、今日この記事を読んですぐ転職を視野に入れて活動しましょう。
この記事が今まで転職を悩んでいた方にとって少しでもお役に立てれたら幸いです。
ありがとうございました。