2020年5月6日、本日がGW最終日です。
例年ならGWは外出をしたり就活生も説明会に足しげく通っている時期かと思います。
外出自粛で色々考える時間がある中で、就活生にとっても今年から就活ルールが変わったり、コロナで説明会に行けないなどで就活生にとってはやりずらいし今後進路もどうしようか検討されていると思います。
中でも、新卒からベンチャーか大手に行くか悩むこともあると思います。
今回は、新卒でベンチャーはおすすめ?時代は変わってきたけどベンチャーと大手の2択なら無難なのはこっち、というテーマで記事をお届けします。
目次
新卒でベンチャーか大手選べるなら
先にぼくのキャリアを簡単にお伝えしますと、ぼくは1社目は大手信託銀行に入社し、3年半経った時に株式会社MFSに転職をして今年で丸三年になります。
就活当時は信託銀行の内定が決まったのでベンチャーの内定を取る前に辞めましたが、ぼくが就活をしていた時も大手かベンチャーに行くか正直迷っていました。
もし記事をお読みの方がベンチャーも大手も両方の内定が取れていて、行きたいと思っている企業であるのなら1社目は大手を選んでおく方が無難だと思います。
1社目が大手の方がいい理由
日本独特の就活ルールですが、新卒時に言われる新卒カードと呼ばれるものは貴重であることが理由です。
どう貴重かと言いますと、大手に就職したくとも難しいのが今も昔も変わらないところですが新卒時点ではフラットに未経験で採用してくれる(一部学歴などのカットはありますが)チャンスがあります。
転職してから思いますが、未経験で未経験職種の採用をこじつけるのは実際難しいです。
例えば未経験からWebマーケターになることもできますが、未経験なら未経験なりに自分で行動をしないといけません。
新卒で大手に入ると少なくとも研修制度であったり福利厚生、人事制度、といった新卒を育てる環境が整っていますが、ベンチャーは少ないです。
1社目で大手を推奨しているのは、ドラゴン桜で有名な三田紀房さんの漫画エンゼルバンクでも同様に押していました。
転職でベンチャーは行ける
転職で元々大手にいて後からベンチャーに行くことは可能です。
逆にベンチャーから大手に行くことは意外と難しいです。
ベンチャーというと、裁量権があって好きなように仕事をバリバリできると言った印象がありますよね。
その面も否めませんがなぜそれを自分がしないといけないのか、といった雑用も多くしますし、大手で今のところは年功序列で上がっていくと自然と規模の大きい仕事も回ってきます。
先ほど大手の方が新卒を育てる環境が整っていると書きましたが、ベンチャーは整っていないだけでなく仕事の進め方も未整備であったり人でも足りないため一人一人の負荷が上がります。
その為ベンチャーに新卒で入っても何でも屋になってしまい思い描いたようなスキルはそこまで身に付かないことがあります。
なお、そもそも大手を志望する人はベンチャーには向かないケースもありますし、今では新卒でも年収1,000万円を超える会社も出てきました。
大手に入って実際に良かったところ
1社目のキャリアを大手信託銀行から始めましたが、実際に良かった点はこちらです。
- 新卒研修がちゃんとある
- 福利厚生がしっかりしている
- 残業代がしっかりでる
- ジョブローテーションがある
- 資本がある
もっと上げるとありますが、大きくはこの5つです。
え、ベンチャーだとないの、と言われそうですが、ないと思った方が無難です。
最後の資本があるに関しても、すでに大企業になっているだけあって資本は出来上がっていますがベンチャーでは希薄なケースが多く、少しの情勢変化によって経営が傾くこともあります。
ベンチャーか大手か悩んでいるような人であれば大手の内定が取れれば無難に大手を選ぶのが良さそうです。
ぼくももし新卒に戻ったとすると大手に行くと思いますが、銀行ではなく大手のフィンテック企業に行くと思います。
その話はこちらの記事にまとめていますので合わせてご覧になってみてください。
大手に入る上でもここをチェック
大手に入社するとしてもチェックしておいた方がいいところがあります。
具体的にはこちらです。
- ジョブローテーションの頻度
- リモートワークの整備
- 副業可能かどうか
大手のいいところは総合職で初めは自分のしたいことがわかっていなくても問題なく働かせてもらえるところです。
例えば銀行でいうと、始めは支店で個人営業を担当したとしても出世を通じて海外トレーニーに行って、その後法人営業に従事する、などあります。
銀行だと3~5年に一度は転勤があるので、受ける会社の異動の頻度は確認しておくと良さそうです。
副業やリモートワークに関しては、会社の規模や業態によっては難しいところもありますが、副業やリモートワークができる選択肢があるのであれば越したことはないのでそこも確認してきましょう。
時代は日々変わってきている中、大手だからと胡坐をかかずに変化している会社もあるのでそういうところを選びたいものです。
大手もベンチャーも良し悪しは必ずある
大手信託銀行、今はMFSというフィンテックスタートアップの2社を経験してみて両方とも良し悪しはあります。
良し悪しを測る上でも、これはあった方がいい、これはない方がいいとかこういう仕事の仕方は良いとか嫌とか、制度が整っていることを大手で確認をしてから判断してみても遅くはないと思います。
ちなみにぼくは3年半で転職していますが3年待つ必要もないです。
自分の実力が付いたと思ったときには転職をしてもいいと思うので、新卒で大手に入ってもいつでも転職できるように市場価値の確認をしておくと良いでしょう。
新卒でベンチャーがおすすめできる人
新卒でベンチャーがおすすめできる人はこちらです。
- 学生時代にベンチャーでインターンをしていた人
- 数年後起業をする人
- すでに起業をしている人
関西で就職活動をして、採用面接もこなした身からすると、東京だとベンチャーインターンが普通にあってしかも件数も比じゃないほど多いですね。
就活時期のサマーインターンとかでなくて、大学1年生からベンチャーのインターンにアルバイト代わりに参加している学生も多いです。
すでにインターンを通じてベンチャーとはどんなものか、そしてその会社だったらどうなっていけそうかをリアルに知っている学生はベンチャー就職もありです。
数年後起業する人やすでに起業している人からすると、将来自分でもリスクを取ることが前提にあるので大手で新卒全員と足並み揃えてやらなくともいいと思います。
ベンチャーでどんなに泥臭いことでもやり切るそれくらいの覚悟がある人はいいと思います。
新卒でどうしてもベンチャーに入社したい
新卒でどうしてもベンチャーに入社したい人はその入る会社が大丈夫かどうかを調べておくと良いです。
大丈夫の定義ですが、一言でブラック企業でないかどうかです。
色々制度が整っていないことは記載しましたが、それ以外にもパワハラ、残業代が支払われない、長時間労働など働くには敬遠したくなる情報があると思います。
就活生だと、みんなの就活とか同じ就活生同士の情報交換をすると思いますが、一歩先を見据えて転職者が使うサイトを見てみましょう。
ぼくは就活が終わってからこれから紹介する2サイトを利用しましたが、就活時に知っていたらES、面接でも活かせられることもあったなと思いました。
この2つは今から転職する人はもちろん、今から就職する新卒の人にとっても使えるサイトで、もちろん無料なので登録をしていても損はないと思います。
最新口コミが多い:Openwork
公式サイト:https://www.vorkers.com/
自分も口コミをしたことがあり、口コミを見ていても結構信ぴょう性が高いのでないかと思っています。
OpenWorkでは、自分の所属していた会社の口コミをすると半年間は無料で口コミを見ることが可能です。
普段の面接では聞きにくい会社の雰囲気、給与、仕事の量などについて詳しく知ることができます。
ご自身の受ける会社に関してチェックしてみるといいと思います。
自分の今いる会社のことを書きにくければ学生時代にやっていたバイト先の会社のことでもいいと思います。
口コミの網羅性の高い:【転職会議】企業の口コミ・評判・求人が豊富な転職サイト
公式サイト:https://jobtalk.jp
新卒入社後、半年後に登録したのが【転職会議】。
口コミの掲載企業数が多いのが特徴。銀行の口コミを見てまぁまぁ萎えていたのを覚えています。
こちらもOpenworkと合わせて転職先企業の口コミのチェックに使うといいと思います。
まとめ 新卒は大手がいまだに無難
今回は、新卒でベンチャーはおすすめ?時代は変わってきたけどベンチャーと大手の2択なら無難なのはこっち、というテーマで記事をお届けしました。
今年からは就活のルールも経団連管轄でなく政府管轄になるようで、ただでさえ今までと違うのにコロナの影響もあってやりにくいと思います。
せっかくの新卒カード、ベンチャーに行くのか大手に行くのかでいうといまだに大手が無難だと言えそうです。
今回の記事が新卒時にベンチャーか大手を選ぶ際の参考に少しでもなれば幸いです。
ありがとうございました。