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転職

銀行員辞めて良かった?|メリット・デメリットを解説

銀行を辞めたい人
銀行を辞めたい人
銀行員を辞めたいけど、踏ん切りがつかない。辞めて良かった点や、デメリットの生の声が知りたい。

今回はこのようなお悩みにお役立てできる記事になります。

この記事を書いているぼく自身(@yutayutayutaro5)は元々信託銀行員として3年半勤務し、今はフィンテックベンチャーに転職して未経験からマーケティング担当になりました。

今回は銀行員を辞めて良かったこと、一方でデメリットも解説したいと思います。

今回の記事を読み進めていただくと、下記内容がわかります。

  • 銀行員を辞めたことのメリット
  • 銀行員を辞めたことのデメリット
  • 銀行員を辞める時の転職理由

結論は、銀行員を辞めて良かったですがメリットもデメリットもあります

銀行を辞めたことで得られた働き方

銀行を辞めたことで、自分が願う仕事や働き方を実現できるようになっていきました。

銀行で自分が願う仕事や働き方ができるかは、仕事に関しては可能だったかもしれないですが働き方は無理です。

自分が願う働き方が実現できない理由は、銀行では毎日8時~20時で意図もなく拘束されるのためです。

1度は入った銀行ですし、社会人の基礎を確実に築けましたし、金融知識を身に付けられたことは銀行に入った大きな利点でした。

一方で、銀行で定年まで働き続けることはできないだろうとは新卒時から思ってました。

今となっては銀行を辞めたことはむしろプラスでしかなかったですが、この記事をお読みの方は今後も残るのか、辞めるのかの判断はいつも心がけるといいと思います。

銀行を辞めて良かったこと|メリット3つ

銀行を辞めてからメリットと感じている3つのこと。

  1. 自分の時間を使えるようになった
  2. 自分で意思決定できるようになってきた
  3. 厳しいノルマからの解放

自分の時間を使えるようになった

銀行の一日の拘束時間が長いことは別記事に載せました。

ぼくの場合は一日約14時間を銀行で働くために使っていました。

また、山ほどある資格取得の時間も合わせると、土日も時間がありません。

銀行を辞めたことで自分の時間の確保が容易になり、自分のプライベートやスキルアップしたいことに関して時間を使えるようになりました。

銀行だけではないと思いますが、朝早くから夜遅くまで勤務になるとそれだけで一日の行動の制限がかかります。

普段の仕事が忙しすぎると行動に制限がかかります。

自分で意思決定できるようになってきた

銀行からベンチャーにぼくは転職をしましたが、その結果自分で意思決定をどんどんできるようになりました。

銀行にいると、若手だと自分の上に先輩、上司2~3人いることがあり結局の意思決定はそんなにできないことが多いです。

本当は当事者意識をもってどんどん業務を遂行していくべきですが、銀行で出世を狙うのであれば成功した数でなく、いかにミスをしなかったかが重要になります。

自分がリスクを取って挑戦することにそもそもメリットがないという状態です。

この状態を自分で変えられたのは今後長い人生を見たときに大きな財産になると確信しています。

厳しいノルマからの解放

銀行のノルマは本当に厳しいです。

自分の管轄外のものも販売したり、自爆営業をしないといけなかったりします。

営業だけでなく、事務方の人もカードに入ったり、NISA開設は当たりまえ。

ひどい場合は、医療保険の加入のケースもありました。

お客様のためというよりも、いかに銀行がもうけを出せるかによっている商品の販売をしないといけないのでそれが厳しいです。

銀行を辞めるとここから解放されるのは今銀行員の方には想像できないほどのメリットです。

銀行を辞めて良くなかったこと|デメリット3つ

逆に銀行を辞めたことに対するデメリットと感じている3つのこと。

  1. 一程度高い給与水準が無くなること
  2. 福利厚生が無くなること
  3. 銀行でしかできない業務の経験ができなくなること

一程度高い給与水準が無くなること

銀行の押しの一つはやはり高い給与水準でないでしょうか。

3年目で約500万円

6年目で600~700万円

10年目では1,000万円前後

この辺りまではよほどのミスがないと到達します。

証券、不動産、保険営業マンなども1,000万円を稼げますが、歩合によるところも多いです。

一方で銀行では年功序列で年収1,000万円に到達します。

何歳になったらこれだけ稼げるっていうのが見えているので、もし辞めるタイミングが20代後半から30代前半だと、目先に見える年収があるので辞めてしまうとデメリットになるかもしれません。

福利厚生が無くなること

銀行は給与だけでなく福利厚生が厚いです。

  • 入寮によって月5,000円で住める(寮による)
  • 水道光熱費無料(寮による)
  • 財形貯蓄の利率が半端ない

特に独身の人の場合には、寮生活にはなるものの、家賃が格安で済むことは大きいです。

銀行を辞める時には銀行時代にあった福利厚生がなくなるのはデメリットと言えます。

もちろん、別の会社に転職して、銀行以上の福利厚生のある会社もありますし、たとえベンチャーに入っても会社内で新規に福利厚生を整えていくことも可能です。

銀行でしかできない業務の経験ができなくなること

信託銀行だと、個人、法人、年金、マーケット、証券代行、不動産と6事業あります。なので他のメガバンクや地銀、信金に比べると業務範囲が広かったです。

ある意味希望をして通していけば、銀行内での異動を通じて社内転職するのと同様の効果が得られます。

ただ、現実的には専門的な業務、例えば証券代行などは一回所属してそのまま30年勤務している人がいたりします。

このように専門性の高い業務は他社ではなかなか経験できなかったりするので転職した後のデメリットになります。

銀行から辞める転職理由はポジティブに

いざ銀行から転職するとなった時に、嫌なことが理由で辞めようと決意する方も多いと思います。

ぼくもお気持ちわかります。

実際に辞める時には、転職活動をして企業との面接を行い、内定が出れば会社にも報告して退職手続きに向かっていくわけですが、転職理由は極力ポジティブに持っていく方がいいです。

理由は、採用側は転職するのは現状不満があるのはわかっているのでいかにポジティブ変換して良い感情で転職活動をしているかを見たいからです。

会社側は、辞める時に必ず慰留をしてくるため、ポジティブに別会社に移ることを正当化する方がいいからです。

慰留内容はその場で見繕った言葉であることが多いので、ポジティブに他の会社のいいところを言って今の会社では実現できないことを伝えましょう。

面接官への転職理由の伝え方

転職活動をするときに、必ず聞かれることがどうして今の会社を辞めるのですか、どうして弊社を受けるのですか、です。

転職理由は必ず聞かれるので準備は必ずしますが、ネガティブな内容ではなくて、ポジティブに変換して作るようにした方がいいです。

例えばぼくの転職理由10個に関してざっとポジティブ変換しますとこのように言い換えをしていました。

・自分の人生を自分で決められないから→銀行では自分の希望での異動もできるが確実でなく、色々忖度が発生する。理想の生き方、働き方を実現できる環境を作れるところで働きたいから。


・出世争いが厳しいから→出世していきたい気持ちがある中で今一番若いタイミングでは年功序列であるのでどんどん上がっていきたいのにそれが難しいから。


・30歳以後安定してしまうのが怖いから→銀行はありがたいことに30歳過ぎてくると給与が1,000万円を超えるが、じぶんで稼げるようになりたいから。


・無駄が多いから→無駄の改善に意思決定を多く要するので、PDCAを速く回していきたいから。


・社員が上に上がれば上がるほど疲れているから→いつまでも元気に楽しく働ける環境・文化に自分がしていきたいから。


・詰めの文化が合わないから→会社や事業部の目標を部全体で一緒に作り上げられる環境で働きたいから。

・びくびく生活するのが嫌だったから→詰めの文化ではなければ、会社、部内で一緒に目標を作り上げていき健全に目標到達に向けて仕事ができるから。


・お客様目線での営業が難しいから→銀行だとどうしても半期ごとの主力販売商品が決まるが、それではお客様にとって本当に必要なものかどうかは言えないので環境を変える必要があったから。


・IT化が進みにくいから→紙、印鑑の文化は自分一人では変えられないし非効率なところを改善していける環境で働きたいから。


・支店間の競争に共感できないから→競争相手は競合他社と考えており、もっとマクロな視点で仕事がしたいと考えるから。

10個の理由を言い換えするとこのようになりますが、もちろん全部を使っていたわけでないです。

主には転職すること自分の理想の働き方、生き方を体現できるかどうかに関して面接官に伝えていました。

加えて意識するといいことは、

  • 銀行員としての経験をいかせるところがあること
  • 銀行員の状態では自分の理想を叶えることが難しい、時間がかかること

これらを解決するために転職をすることを盛り込むといいと思います。

会社の人への転職理由の伝え方

会社の人に対する転職理由の伝え方に関しても、ポジティブに言い換えしましょう。

辞めると言って、そのままネガティブに伝えても円滑に辞めることは厳しくなります。

今や転職が一般的にもなってきていますが、いつどこでまた仕事や関わりがあるかわからないので伝え方などは慎重にしたいものです。

なお、伝える順番ですが、直属の上司に伝えるのがいいです。

具体的には課長からがいいかと思います。

上司に明確に転職することを伝えて、上司からさらに上の上司に伝えてもらうようにするといいです。

ここでも、上司をすっ飛ばして一番上の人に伝えるなどすると越権行為だとか言われてまた面倒になったりします。

当然転職してうまくいかないこともある

銀行を転職したものの、辞めてからのほうがつらい、給与も下がったままだ、有給をまとめてとれない。

などの今まで銀行でさせてもらっていたことができなくなることも当然あります。

ただ、銀行を辞める時には自分は仕事で○○を実現したいとか○○生活を送りたい、と願ってやめているはずです。

どうしても難しい時には別の会社にまた移るのも一つですが、一度願ったその理想を求めて動けること自体に価値があると思います。

銀行では今までの仕組みや前例のないことをやるのはかなり大変なのでそれに比べると辞めてからの方が自由度は上げれます。

もし転職する先が未経験分野であるなら副業で経験してみてからでも遅くない

銀行員で自分のやりたいことが実現できそうであれば辞めるべきではないと思います。

ただ、もし辞めて別のことに挑戦してみたいとの思いがあるのであれば毎週末の1日を使って副業してみて適性を見てもいいかもしれません。

現役の行員の人に副業解禁がされたらするかのヒアリングをしてみましたが、やらないとの反応でした。

他の銀行員が忙しくて、副業など実際に稼ぎに繋がる行動をしていないのであれば、副業を通じて一歩他の行員に差をつけることにも繋がりますし、その経験を持って転職活動に活かすことも可能です。

もっと言うと、例えばこのブログを通じてWebライティングとWebの知識を身に付けることもできました。

ブログを一例に上げましたが、自分で経験してみることで業務としては未経験でもWebマーケティング業界に転職すること可能になったりします。

まとめ 銀行員を辞めて良かった

いかがでしょうか。

今回は、銀行を辞めて良かったか、そのメリット・デメリットに関して記載をしました。

辞めたことでぼく自身は後悔はないです。

今回の記事がご自身にとって今後どのように働いていきたいか、キャリアを築いていきたいかを考えてみるきっかけになれば幸いです。

ありがとうございました。

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