今いる職場を辞めて別の会社に転職するとなった時にほぼ必ず行われる退職の引き止め。
退職の引き止めは様々な方法で行われますが、ものによっては心がぐらつくこともありますよね。
退職の引き止めがあっても負けじと辞めて次に行くのが良いですが、辞めても前職の縁は切らなくてもいいと思う、というテーマで記事をお届けします。
辞めた後もいつ一緒に仕事をするかわからないので縁は大切にすると良いでしょう。
目次
退職の引き止めはされる
退職をするときには、必ずと言っていいほど引き止めをされます。
引き止めに関しては、
- 退職届を出すとき
- 退職願を出すとき
上記の2パターンだと、後者の方が引き止めは強くなりますが原則退職の希望を会社に告げる時は辞める自分の気持ちを固めて行う方が良いでしょう。
退職届と退職願の違い
退職届と退職願の違いですが、下記のように異なります。
- 退職届:会社に退職の可否を問わず、自分の退職を通告するための書類。
- 退職願:会社(あるいは経営者)に対して退職を願い出るための書類。
つまり、退職願いだと退職を願い出るための書類になるため会社が拒否しようと思ったら拒否できてしまい、退職届の場合には退職を通告するのでいつまでに辞めることができます。
退職願を実際に出した人はぼくの周りでは見たことがないですが、希望なのでだいたいは強めの引き止めがあってもみ消されてしまうのではと思います。
退職の引き止め理由に多いもの
退職の引き止めに多いものとしてはこちらになります。
- 給与を上げる
- 役職を付ける
- 希望部署に異動させる
- 他の会社ではやっていけない
- 今の会社のメンバーに悪いと思わないのか
前半3つは自分にとってはポジティブなもので後半2つは自分にとってはネガティブなものです。
特にネガティブな言い方で退職の引き止めを行ってくる会社の場合には辞める方が一層吉かと思います。
会社の人が辞めることは辛いことではありますが、過去の貢献なども踏まえると次の会社での健闘を祈るのが双方にとって気持ちの良いことではないでしょうか。
ただ、現実そのような会社は少ないのかなと転職した友人などを見ていて感じます。
ポジティブな退職の引き止めにあってもブレないこと
自分にとってポジティブな内容で引き止めにあってもブレて引きとどまらない方が無難です。
もし残ってしまって、自分だけ良い待遇を受けたとしたら会社の人から後ろ指をさされる可能性がありますし、結果的に居心地は良くならないでしょう。
一時的な改善があるかもしれませんが、3年、5年といった中長期で見たときにおいおい悪影響が懸念されます。
ネガティブな退職の引き止めにあったらむしろ辞める
ネガティブな内容で退職の引き止めにあえばむしろ辞める後押しにしていいと思います。
自分の上司が、自分の将来の成長を期待していないことの裏返しになるのでそこで押し殺して無理する必要はないです。
また、辞めた時に周りのメンバーが困るということはそれは一時ありますが、時間が経つと悲しくも適応するものです。
辞めなくても異動でエース社員が抜けて補充がないこともありますが人が抜けるという意味では何も変わらないです。
ちなみにぼくは辞める時に、まだやれることはある、夢を見すぎ、そんな選択は間違ってる、といったようなことを言われて絶対にブレない逆に強く思いました。
ネガティブな内容での引き止めをされると悲観的になって退職を引きとどまりそうになりますがむしろチャンスと思って辞めるくらいでちょうどいいと思います。
退職する時に前職の縁は切らなくてもいいと思う
退職ができたということは、引き止めを振り切って辞めることになりますが縁までは切らなくてもいいと思います。
特に近しい業界の転職とかだといつどこで前職の人と仕事をするかわかりません。
ぼくも銀行を辞める時には縁に関してはものすごく諭されまして、円満に退職出来ていて良かったと思っています。
年次が若すぎるとあまりないかもしれませんが、年次が上がると業界とのつながりや顔の広さといったところが仕事になることも多く、前職の縁から仕事に繋がることもありえますし、別の縁を繋いでくれることもあります。
無理な辞め方や円満でない辞め方はできれば避けたいものです。
円満に退職する時のコツ
退職する時には退職希望日の14日前までに退職届を出せば辞められるなんてこともありますが、現実的には難しいと思います。
特に銀行勤務でその方法を強行突破した人は聞いたことがなく、最短でも1ヶ月退職がぼくの友人にいました。
円満退職する時のコツですが、これらを重視するといいでしょう。
- ポジティブな理由を伝える
- いつまでに転職することを伝える
- 繁忙期は避けてあげる(可能であれば)
今の会社が本音のところ嫌なことは絶対にありますが、辞める時の理由に伝える時はポジティブなものがいいと思います。
辞める時にも、当然退職願でなく退職届を提出していつまでに次の先に行かないといけないことを明確に伝えることもするといいでしょう。
最後に繁忙期を避けるのは可能であればしてあげるといいと思います。
銀行員向け 有給休暇を取得するなら
銀行員向けですが、もし辞める人がしっかり有給休暇を取得して辞めたいのであれば、下記を注意して退職しましょう。
- 次の会社の入社日
- 残り有給日数
- 引き継ぎの段取り
新人や年次の若い人は上司に無理くり時間を取らされて有給を思い通りに取れずに辞めることもあるかもしれません、ぼくはそうでした。
ぼくは8月末に伝えて10月末退職で有給消化は0日でした。
そもそも銀行員は有給休暇が取得しにくい雰囲気にあったりするので辞める時の段取りは大事になります。
有給消化を取得したいのであれば上記のポイント3つは最低限抑えて、辞めることの主導権を取って退職の段取りを行えれば良いと思います。
まとめ 退職の引き止めは恒例行事でブレないように
今回は、退職の引き止めがあっても負けじと辞めて次に行くのが良いですが、辞めても前職の縁は切らなくてもいいと思う、というテーマで記事をお届けしました。
退職する時の引き止めは恒例行事で必ずありますが、ブレずに望みたいところです。
一方で辞めたからと言ってせっかくのご縁までないがしろにする必要はないですしむしろ円満に辞めるに越したことはないです。
今回の記事が退職の引き止めに関しての心構えや対策、縁を切らなくてもいいことに関して少しでも参考になれば幸いです。
ありがとうございました。