銀行は激務だと噂がある一方で平日5連休が取れたりと意外と休みに関しては寛容で年末年始もお休みが多いのでは、と思っている方もいるのではないでしょうか。確かに銀行員のお休み事情としては、年に数回まとまった休暇が取れる制度があります。他の業界の人に比べるとお休みが取れる制度・権利はありますが、制度があるのと休みがきちんと取れるのは別の話です。
今回は、銀行員の年末年始のお休み事情に関して記事にします。
結論は、銀行員は年末年始のお休みは最小限です。加えて、年末年始近くにお休みを取るのは小言を受ける可能性が高いです。
有給消化に関するリアルなところが気になる方はこちらの記事をご覧ください。
参考>>銀行員は有給が取れない?厳密にいうと、取れない雰囲気がある
目次
銀行員の年末年始のお休みはいつから?
銀行員の年末年始のお休みは完全に暦通りです。
具体的には、12月31日~1月3日までがお休みです。
なので、令和初めの年末年始は12月31日から1月5日の6連休なので比較的長めでしたが、令和3年目は31日から3日までの4連休と短いものでした。
銀行の年末年始は忙しい?内勤か外勤で異なる
銀行が年末年始を暦通りに開けておかないといけない理由は、来店があるない関わらず銀行を開けるという方針だからです。
年末年始で銀行員が忙しいかどうかは内勤か外勤によって異なります。
ここからお伝えする内勤(店頭受付)、外勤(外回り)の話は個人営業メインでお届けします。
銀行員の転職の大変さも内勤か外勤によって異なりますが、年末年始の忙しさも異なります。
参考>>銀行員の転職って大変なの?外回りか内勤かで全然違います
年末年始が割と暇な外勤(外回り)担当
年末年始、外勤担当の銀行員は割と暇です。
理由は、お客様自身が忙しいのでアポイントが取りにくいということがあります。
また、うちの会社もそうですが、2019年だと、12月27日(金)が最終日でその後はお休みになります。
休みの日に銀行員からの営業を受けたいでしょうか。
よほど理由がない限り訪問はあんまりしてほしくないと思います。
結果的に外勤担当はアポイントが入りにくいので、営業で多忙ということにはなりにくいです。
外勤銀行員が年末年始に訪問営業ができないのであれば何をするか
訪問のアポイントがない外勤銀行員は年末年始何するかというと、
- アポなしの飛び込み訪問
- テレアポ
- 郵送
この3つを淡々とこなしていきます。
アポなし訪問と、テレアポは急にされると困ったことこの上ないですが、お客様は年末年始で休みを取っているので、在宅率は高いのと、電話が繋がる率も高いです。
なのでこの2つは結構ガッツリやることが多いです。
アポなしの飛び込み訪問で何か商品を売り切るのは難しくとも、次のアポイントに繋げることもできます。
直接会えれば何かしらのお客様のお困りごとはあるものなのでそれをきっかけに次のアポに繋げます。
郵送に関しては、お客様に今年のお取引のお礼もかねて年賀状を書きつつ、その他郵送で伝えたいものがあれば別にお送りします。
要は次のアポイントに繋げる施策を淡々とこなしていきます。
年末年始が忙しいのは内勤(店頭受付)
割と暇な外勤銀行員と比較して、忙しいのは内勤(店頭受付)担当です。
理由は、年末年始は平日勤務者が休みになるので、普段来ないお客様が来店することになるからです。
もちろん、自分でお客様に前もってアポイントのお約束を貰ってきてもらうことも多いです。
9時の開店から15時の閉店までずっと多忙です。
なんなら15時以降も開けてお客様対応をすることが多いです。
ちなみに、内勤も外勤がアポイントがなくてしているような施策はしていますが、主には電話と郵送をして来店誘致をしています。
今となっては郵送で自筆の手紙を送るのはこの時代だからこそ活きてくるスキルかもしれません。
年末年始あたりに有給を取れる?
年末年始に銀行員ももちろん有給休暇は取得できます。
取れますが、本部の人が取れてるイメージです。
個人営業で年末年始あたりで有給を取得すると、そこそこ小言を受けるリスクがあるので注意が必要です。
特に、内勤担当で休みを取ると周りは多忙なのに空気が読めない人というレッテルを張られるので不当に評価をされにくくなる危険があります。
【体験談】1年目の時に年末年始あたりで休みをとった結果
ちなみに、ぼくは1年目の時は内勤担当でした。
内勤担当で、年始開け1週間してから、具体的には1月7日から連続休暇を1週間取りました。
要は、10連休を年始開けに取ったのですが大変なことになりました。
1年目の仕事なんてたかが知れていますが、とはいえ当時一つプロジェクトのリーダーを任されていました。
信託銀行は1年目から積極的にプロジェクトリーダーを任せてくれるのはいいところなのですが、プロジェクトの引継ぎに関してうまくいかず休暇あけなかなかに怒られました。
内容は、休暇をとるまでの集計に関してずれている、ということだったのですが、役職者みんなの前で怒られて何言うにも全部反論されてすごい気が悪かったのを今でも覚えています。
ただ今振り返ると、ぼくにとっては引継ぎの大事さとかは身に染みたので良かったです。
ただ怒られた内容についてふたを開けると、怒っていた人は実は、新人がそこで休みを取っているのが気に食わなかったからだったらしいです。
あんまり年末年始付近で休みを取るのはおすすめではないです。
銀行員だと休みの風土を現場から変えるのは厳しい
銀行員だと休みの風土を現場から変えるのは厳しいです。
上から強制的に、取れるように制度が変えてきたので最近は割と取れるようですが、年配者は良く思っていないです。
『俺らの時代はそんなものなかった』
必ず言われます。
もしこの記事をお読みの方で、やっぱり休み取れるなら取った方がいいよなって思っていて行動が起こせないのであれば、そもそも職場環境を変える行動をしてみてもいいかもしれません。
ぼくは辞めてから銀行の常識は社会の非常識と感じることも多々感じました。
転職に関しては、初めてするのだとどうしたらいいかとか、意思決定が大変だと思うのでこの記事が参考になるはずです。
参考>>銀行を辞めたい。辞めるタイミングは思い立った時から転職活動を開始するといいです|辞める時期は逆算すべし
もしくは、現在の職場を変えるということで社内異動もありです。
社内異動に関してはこの記事が参考になるはずです。
参考>>社内異動をしたい!異動願いを出すときのタイミングと注意点を銀行員時代に出した経験をもとに解説【夢破れても願えば叶う】
まとめ 銀行員は年末年始は通常営業です
今回は、銀行員の年末年始のお休み事情に関して記事にしました。
結論は、銀行員は年末年始のお休みは最小限です。加えて、年末年始近くにお休みを取るのは小言を受ける可能性が高いです。
銀行は年末年始の休みは少ないものの、連続休暇があったり他の福利厚生は充実している側面もあります。
とはいえ、銀行以外でも、優れた制度がある会社もあるので、もし年末年始の内容を見てやっぱ銀行きついなって感じたのであれば思い切って行動してみてはどうでしょうか。
この記事が少しでも銀行員の年末年始のお休み事情に関して参考になれば幸いです。