本記事はPRを含みます。

スキル

24年10月に住宅ローンの変動金利が上昇!これから買う人、すでに買っている人ができることを解説

2024年10月から、住宅ローンの金利が上昇しました。具体的には、住宅ローンの変動金利が0.15%上昇し、例えば0.3%で借り入れできる予定だった方は0.415%に、0.5%の予定だった方は0.615%になるという状況です。金利上昇は、これから住宅を購入しようとする方だけでなく、すでに住宅ローンを抱えている方にも影響を与える大きな要素です。

今回は、24年10月に住宅ローンの変動金利が上昇!これから買う人、すでに買っている人ができることを解説していきます。

*もっとさらっと中古マンション購入の事を知りたい方へ、インスタグラムで30秒でわかる中古マンション購入の知識を公開しております。毎日更新しているので合わせてご覧ください。 ご質問もインスタグラムのDMにお気軽にお寄せください。

金利上昇に関してできること

住宅ローンの金利が上昇することによって、これから買う人、すでに買っている人の両面に対して影響が出てきます。それぞれのシチュエーションにおいてできることは以下の通りです。

・これから買う人:金利と物件価格の比較を行うこと

・すでに買っている人:金利状況に応じて、見直し、繰り上げ返済、そのまま返済する3つを検討すること

それぞれを具体的に見ていきましょう。

これから買う人が比較すべき2点

これから住宅を購入する方は、金利の上昇に対して正しいアプローチを取ることで、返済の負担を抑えることができます。また、金利の比較に加えて物件価格に関しても比較し、少なくとも相場通りで購入できるように比較するようにしたいものです。

・住宅ローン金利を比較する

・物件を比較する

これら2つのポイントを押さえて、物件購入に進んでいきましょう。

住宅ローン金利を比較する

金利が上がったとはいえ、金融機関によって提供される住宅ローンの金利には大きな差があります。例えば、今回金利を0.15%上げている金融機関もあれば、一部の金融機関では企業努力により金利上昇を抑えているケースがあります。また、逆に今よりも先立って金利を上げている金融機関もありました。少なくとも、金利上昇に対して他は上げている中で抑えている、もしくは更に引き下げようとしている金融機関を活用することで、少しでも低い金利で住宅ローンを組むことが可能です。

具体例として、ある金融機関では24年10月時点でも0.29%で借り入れができる金融機関もあります。このように、条件次第では他の金融機関よりも優遇された金利で借り入れできることがあります。したがって、住宅ローンを選ぶ際には、複数の金融機関の条件を比較し、自分に最も有利なローンを見つけることが非常に重要です。

また、金利だけでなく、金融機関が提供する他のサービスや特典(たとえば手数料の低さや繰り上げ返済の柔軟性など)も考慮に入れて判断することが大切です。

物件を比較する

不動産は同じものは一つとして存在しないユニークな商品です。しかし、似た条件を持つ物件を比較することで、その物件が適正価格かどうかを判断することができます。例えば、駅からの距離、広さ、築年数、総戸数などの条件が似た物件を複数比較することで、検討している物件が高いのか安いのかをおおよそ把握することができます。

現在の不動産市場は、金利上昇にもかかわらず、高値が維持されています。しかし、これは一時的なものであり、将来的には不動産価格へのマイナスの影響があるかもしれません。

高値圏で推移していても将来このようになると当てることは誰にもできない中で、少なくとも現在の相場通りかそれ以下で購入できるように少しでも不動産の比較を行い目を養うようにしましょう。

すでに住宅を購入している人が検討すべき3点

すでに住宅ローンを利用している方にとっては、25年1月から変動金利が0.15%上昇することは既定路線となっています。例えば、5,000万円を金利0.5%で35年借入している場合は毎月返済額は12.97万円となりますが、0.15%上昇した0.65%の場合13.31万円と約0.34万円分毎月返済額が上昇します。年間で言うと約4万円分の返済負担増になるため何らかの手を検討したいところです。具体的には以下の選択肢がありえます。

・金利の見直しを行う

・繰り上げ返済を検討する

・そのまま返済を続ける

具体的に見ていきましょう。

金利の見直しを行う

金利上昇によって、現在の住宅ローンの金利が高くなった場合、最初に検討すべきは現在の金利を見直すことです。実は、住宅ローンの金利は後から見直すことができます。具体的には現在の金融機関での金利の引き下げをするか、別の金融機関に借り換えをするかの2つです。

まず、現在借り入れをしている金融機関に金利の引き下げ交渉を試みることができます。これが成功すれば、手数料や手続きの手間お少なくして、今の金利よりも低くすることができます。しかし、引き下げ交渉は必ずしも成功するわけではなく、失敗するリスクもあります。とはいえ、失敗しても現状が悪化するわけではないため、挑戦する価値はありますが、直近金利上昇を踏まえている中でタダで引き下げをしてくれるかはわかりません。そのため、成功率を高めたいのであれば借入している金融機関にとって少しでも有利な条件(別のサービスを利用するなど)の提示を打診されることもあるかもしれません。

より確実に金利を下げる方法として住宅ローンの借り換えがあります。借り換えとは、現在の住宅ローンを他の金融機関で新たに組み直すことです。例えば、金利が高い金融機関から、金利の低い金融機関に移行することで、支払い総額を大幅に削減することができます。一般的には、金利差が0.5%以上ある場合に借り換えのメリットが出やすいとされています。なお、借り換え(金利を下げること)のメリットとは大きく2点あり、毎月返済額を下げることと総利息額を下げることです。目安として、借り換えのメリットとして総利息額が50万円以上下がるのであれば見直しのよりがあるでしょう。

また、金利が上昇したからといって、借り換えに意味がないわけではありません。他の金融機関も同様に金利が上昇することがあっても、元々金利差があれば、その差は維持されます。結果として借り換えの効果は発揮されるため支払い負担を軽減できる可能性は十分にあります。

繰り上げ返済を検討する

繰り上げ返済は、自己資金を活用して住宅ローンの残高を当初想定しているペースよりも前倒して返済をする方法です。毎月の返済額を下げる方法と返済期間を短縮する2パターン(返済額軽減型・期間短縮型)を選択することができます。しかし、これは必ずしもおすすめの選択肢ではありません。

住宅ローン金利は極めて低金利で、かつ長期間にわたって借り入れができる優れた商品です。カードローンや自動車ローン、リフォームローンなど他の融資と比較しても、住宅ローンほど有利な条件のローン商品はありません。

したがって、手元の資金を繰り上げ返済に使うよりも資産運用や他のことに資金を投下する方が有益になる可能性が高いです。とはいえ、借金に対して強い心理的な不安がある方にとっては、繰り上げ返済が安心感をもたらす場合もあるため、個人の心理的な要因も考慮に入れて判断することが重要です。

そのまま返済を続ける

現在、0.3%~0.6%の低金利で住宅ローンを利用している場合、借り換えなど金利引き下げによるメリットが少ない可能性があります。このようなケースでは、特に大きな変動がない限り、そのまま返済を続けることが良いでしょう。

ただし、借り換えの可能性を完全に無視するのではなく、定期的にシミュレーションを行い、タイミングを見て借り換えを実施いただくと良いでしょう。シミュレーションを行うことで、万が一金利が大幅に変動した場合にも迅速に対応できるよう備えることができます。

これから購入する人にも言えますが、今後金利が0.15%上昇する中で、更に0.15%、0.3%、0.5%と金利が上昇した際にどの程度の返済状態になるかは確認するようにしましょう。そもそも年収の8倍かつペアローンで組んでいる場合返済負担は厳しいものになると想定されます。金利が上昇しても耐えきれるだけの返済額なのかは実際に確認しておきたいところです。具体的にはカシオ住宅ローン返済がWebで無料で使えておすすめです。毎月返済額、総利息額だけでなく、何年で〇%上昇というシミュレーションができたり、5年後など時間経過した後の残高も確認できるため重宝して使えます。

まとめ 金利上昇局面でもできることは沢山ある

今回は、24年10月に住宅ローンの変動金利が上昇!これから買う人、すでに買っている人ができることを解説しました。

金利上昇は住宅ローンの返済に影響を与える大きな要素ですが、これから買う人も買っている人もそれぞれで対策ができます。これから住宅を買う人は、ローンの金利や物件の条件をしっかりと比較し、少しでも有利な条件を導けるように準備をしていきましょう。すでに買っていて住宅ローンを返済している人は、金利の引き下げや借り換えを検討しつつ、繰り上げ返済に対しては慎重に検討することをおすすめします。

今回の記事が、住宅ローンの借り入れに関して少しでも参考になれば幸いです。ありがとうございました。

ABOUT ME
ゆーたろー
フィンテックスタートアップ株式会社MFSのマーケティング担当。 新卒で大手信託銀行に入社。 銀行員時代取得した資格は15個以上。 このサイトでは銀行員の転職を皮切りに、キャリア形成や、銀行員で培った資産運用の話をメインに少しでもお役立てできるようにサイトを運営していきます。
error: Content is protected !!