銀行員から別の会社に転職を考えた時に、自分の今のスキルで強みは何があるかと悩むことってありますよね。
ぼく自身も過去転職する際に、強みが何なのかは悩みましたし、もし未経験分野への転職を検討しているのであればより悩みも大きくなると思います。
今回は、銀行員が転職先の会社で活かせる強みってあるの、というテーマで記事をお届けします。
目次
銀行員が新卒入社すれば身に付けている『勤勉』、『忍耐』、『奉公』とは
銀行員が新卒入社すれば『勤勉』、『忍耐』、『奉公』を身に付けていると思っています。
何かというと、
- 『勤勉』は資格取得
- 『忍耐』は激務耐性
- 『奉公』は上司様様
嫌でも上記の姿勢にならざるを得ないところがあります。
とある銀行が、銀行スペース軍隊、とグーグル検索の予測に出たりします。
そうなるのも無理はなく、こういった姿勢が身についていくのでおのずと軍隊っぽさは出ているのかもしれません。
そして、銀行で働くことに疑問を抱き、やってらんねーとなった人から転職していきます。
『勤勉』、『忍耐』、『奉公』 の姿勢は転職先でも強みになり、銀行員として勤めているだけで身についていく姿勢であり、能力になります。
もしその他にご自身で身に付けていきたいスキルや経験があるなら、それらをチューニングしていくといいです。
参考>>銀行員に必要なスキルは変わってきた|資格に加えてやっとくといいこと2つ
銀行員が転職で活かせる強み 勤勉
新卒で銀行に入社した場合、大学の延長か?ってくらいにしないといけないものがあります。
それは『資格試験』です。
他の記事でも詳しく記載していますが、銀行員は課長になるまでで取得しないといけない資格は10個あります。
参考>>銀行員は課長まで出世するのに資格を何個取る?答えは10個以上です
要は、出世要因の中に業務の成績だけでなく資格取得を入れているため、入社してからも勉強続きです。
その結果、銀行員は『勤勉』になります。
資格取得だけでなく、個人営業をしている場合には高頻度で新商品の勉強をしないといけませんし勉強する機会は大変多いです。
資格取得自体は、銀行員で生きていく限りは逃げられないので取得できる時に取得しておくに損はないです。
ただ、辞める前提であれば、資格取得以外の自己投資は必要になるので資格取得以外に意識を向けましょう。
参考>>自己投資すべきか資産運用すべきかどっちがいいの?元銀行員としてはどっちもやってみなはれ、です
結果的に、銀行員だと資格取得で勉強をする姿勢は身についているので、転職先からも業務に対してもしっかり勉強してくれるという期待感があります。
銀行員が転職で活かせる強み 忍耐
銀行員で働いている人は口を揃えて言うことがあります。
それは、『ノルマ』がきつい、です。
他の業態、例えば不動産業界でも同じようにノルマが厳しいという話は聞きますが、銀行も負けず劣らずです
また、ノルマが達成できていない時の上司の詰めもなかなかなものがあります。
要は、ノルマを通じて『忍耐』が身についています。
結果的に、銀行員だと転職してからもノルマや詰めといったつらい状況でも乗り越えてくれるという忍耐に対する期待感があります。
銀行員が転職で活かせる強み 奉公
銀行員の出世には2つの要素が絡んできます。
- 自分の成績
- 上司の評価
両方とも大事ですが、上司の評価が次の転勤先を握っているケースは0ではないです。
上司のお伺いや立ち振る舞いができる人は、上司に気に入られているケースが多いです。
それはゴマすりというよりも誰を動かせば有利になるか、といった能力とも言えます。
要は、奉公として上司に対してもですし、会社に対しても尽くせる点は強みになります。
社内だけでなく、銀行員は取引先に対しても、どうすれば円滑に仕事を進めていけるかの立ち振る舞い、路地周りの作業を淡々とこなしてくれます。
結果的に、銀行員だと転職してからも社内外の業務を円滑に進めるために尽くせるという期待感があります。
強みが自分にはないと思ったときには
もしこの記事を読んでいる人が新卒の銀行員の方の場合は『勤勉』、『忍耐』、『奉公』はまだ身についていないかもしれません。
とはいえ、新卒でも『勤勉』だけは1個くらい資格を取っているのでアピールにはなると思います。
なお、さんざん資格のことを言っていますが、意外と資格を取っていない銀行員も多いのでそんなに心配はいりません。
中で出世しにくいだけなので、仕事を通じて出世していけるようにしていきましょう。
強みに関しては、上記の3つを記載しましたが、もし強みを見つけれない場合には下記プロセスで洗い出しすると見つかるはずです。
- 今まで経験してきた業務内容
- 業務内容に対する実績
- 実績を出すために行ってきたこと(自分と周囲への影響)
転職する際には、自分の持ち合わせている素養だけでなく現職の実績を語る場面が出てくるのでいずれにしても上記作業はやっておく方が吉かと思います。
銀行員から転職先を探す方法
銀行員から転職先を探す方法は大きく2つあります。
- 紹介をもらう
- 転職エージェントを使って転職する
大きくはこの2つになるので順にみていきます。
紹介をもらう
紹介はいわゆるリファラー採用などと言われていますが、転職するにはそのような方法で転職をすることが可能です。
具体的に、ぼくの会社でも同じ銀行員出身の先輩が他の銀行員の人を採用してきたなどもあります。
紹介であれば、紹介者が働いている会社になるので詳細な会社のイメージもしやすいと言えそうです。
紹介者してもらえそうにない場合は、ウォンテッドリーを使うのもありです。
メインは自分で転職したい先を探すことになりますが、気軽にカジュアル面談をしてくれたりプロフィールをしっかり作っていればスカウトもくれるのでおすすめです。
転職エージェントを使う
銀行から転職する王道の方法としては転職エージェントを使うことです。
具体的におすすめな転職エージェントは doda 、 リクルートエージェント 、 マイナビエージェント、 ビズリーチ です。
- doda :大手企業の求人も多いので、今の会社からステップアップをしたい、今の会社規模を落としたくない、とか規模がすべてではないですがそういったご要望にはマッチしやすいため登録しておいて損はないです。
- リクルートエージェント :言わずと知れた最大手。案件数が最も多い会社なので未経験でも挑戦できる会社は見つかる可能性が高いので迷ったらここから申込するといいです。
- マイナビエージェント: 若手の転職支援が強いです。特に金融出身者に頼もしい金融専門チームがあるため、銀行員含む金融機関の方は利用価値が高いです。
- ビズリーチ : 他の転職エージェントが持っていないような役職、ポジション、待遇等を兼ね備えた求人をスカウトを通じて紹介してもらえるため登録だけしていてもいいです。
これらはエージェントになるので、実際に自分が転職先の企業に向いてそうか、そもそもどの業界がおすすめかなど客観的にアドバイスをもらう先として気軽に相談してみるといいと思います。
転職エージェントは無料で使えるので迷っているくらいなら一度登録してみて話を聞いてもらってはどうでしょうか。
ぼく自身は入社2年目から転職エージェント(リクルートエージェント)を活用しています。
まとめ 銀行員はそれだけで強み
今回は、銀行員が転職先の会社で活かせる強みってあるの、というテーマで記事をお届けしました。
銀行員であるだけで身に付けられる素養は、転職先でも重宝されるはずです。
銀行員は強みがないとか、つぶしの効かない職業とも言われたりしますが、銀行員で生きていることで自然と身についている姿勢や能力は転職先でも活きてきます。
今回の記事が少しでも銀行員が転職先の企業での強みが何かに関して参考になれば幸いです。
ありがとうございました。