本日はこのようなお悩みにお役立てできる記事になります。
先日このようなツイートをしました。
銀行員のスキルは役立たない、強いて言うなら殴られ役は痺れる内容でした。
これみてやめようではなくて銀行員を続けることの未来を、自分で想像するといいですね。
FinTech Journal というWebメディアにて、元銀行員の上念さん(元長債銀→現在経済ジャーナリスト)が 「銀行員は今すぐ辞めたほうがいい」と言える、これだけの理由 | と題してコメントをされています。なお、ツイートの記事は、ツイート内のリンクから参照できます。
この記事を書いているぼく自身(@yutayutayutaro5)は元々信託銀行員として3年半勤務し、今はフィンテックベンチャーに転職して未経験からマーケティング担当になりました。
別の記事では辞めることで良かった理由を3つほど記載したものがあるのでまだご覧になっていない人はこちらもぜひご参照ください。
参考>>銀行員は今すぐ転職すべき?ぼくは3年経験して銀行を辞めた
結論は、いつでも転職できるような準備をしておくのがいいと思います。
その結果、実力もついてきて異動がスムーズにいくなどの副次的な効果が見込めると思います。
目次
銀行員が今すぐ転職の準備をすべき理由3つ
先ほどのツイートの内容とは別に転職してみた自分が思う理由3つです。
- 銀行業界全体が衰退しているから
- 銀行員のスキル自体は行内でしか役に立ちにくいから
- 給与が上がっていくと辞めにくくなるから
銀行業界全体が衰退しているから
一般社団法人全国銀行協会が全国の銀行の決算に関してまとめています。
当期純利益は、2兆 2,131 億円(前年度比 8,247 億円、27.1%減)と減 益となった(増益 33 行、減益 78 行、黒字転換1行、純損失3行)。
発表資料
当期純利益だけの抜粋にとどめますが、全115行の中で減益が78行(67%)は割合としてはかなり多いです。
地銀の後輩も何人かいますが、大幅ボーナスカットもあったりと自分の収入にも当然に影響が出てきています。
銀行自体が稼ぎにくくなっているのは厳しくて、将来ずっと残るべき業界なのかを冷静に判断すべきです。
銀行員のスキル自体は行内でしか役に立ちにくいから
銀行員のスキル、例えば決算書が読めるとかだと別に企業の経理でも読めるわけで独特の勝てるスキルセットってなかなかないのが実情です。
例えば、札勘(札束勘定)の速さのスキルって銀行辞めてから一切使ってないです。
とはいえ、ぼくの経験した外回り、内勤でそれぞれ身につくスキルはあり、例えば営業職などだったら他の会社でも十分活かすことは可能です。
外回りで身につくスキル>>銀行員のスキルってどう?外回り業務で身につくスキルを解説
内勤で身につくスキル>>銀行員のスキルってどう?内勤(店頭受付)で身につくスキルを解説
ただ、行内でしか身につかないスキルもあり、それに時間を取られたりすること自体が今やナンセンスではありそうです。
給与が上がっていくと辞めにくくなるから
今のところは銀行員は高給取りです。ぼくがそのまま残っていれば6年目後半なのでおそらく年収は800万円くらいになります。となると20代後半の会社員の年収としては高いのではないかと思います。
こうなると、転職がしにくくなります。その他にも福利厚生が良かったりしますし、30歳超えると年収が1,000万円を超えてくるのでより辞めにくいです。
なお、残り切っても50歳以降は出向していきます
銀行員として頑張って残っていても、55歳になると強制的に今の年収の半分になります。前職であれば、もし出向せずに銀行に残っていても下げられてました。
当然、出向の場合でも同じく下げられます。
半沢直樹でいうところの片道切符ってやつです。銀行員の末路はそうなることが大半と知っていたので、辞めるなら早い方がいいなと思ってました。
現状は50歳以上という認識ですが、別の大企業で45歳からリストラを宣言している会社もありますね。
うかうかしているともっと早くこういった現実が起こることも想定しておくべきです。
自分から動いたことと、上からの指示で動かされたでは自分のマインド上雲泥の差です。
とはいえ、まだ安全でしょという認識を改めるのが今
銀行員は、とはいえまだ銀行は安泰と思っているでしょう。ぼくもそう思います。
とはいえ、これだけ銀行でリストラも発表されていて、減益もしていっている現状を考えると何もせずに銀行で過ごすにはあまりにリスキーだと思います。
さすがに仲の良い同期、後輩、先輩も動いています。
具体的には、転職サイト、エージェントを使っての転職になると思いますが、使い方やポイントは初めてだとわからないことも多いと思いますので参考の記事は下記になりますのでご参照ください。
参考>>転職エージェントの選び方は?見るべき点は?|やり取りの頻度・相性・案件の量と質のこの3つです
まとめ 今すぐ転職の準備だけはしよう
今回は銀行員は今すぐ転職すべきかという内容をお届けしました。
結論としては、転職できる準備はしておくべきです。
転職したいとなっても、すぐに決まるわけでなく少なくとも3か月は見ないといけないです。そこそこ時間もかかるのでであれば、将来を見据えて活動をしておくべきです。
活動をしておけば、もし転職しなくとも自分の理想と現実のギャップから今以上に努力をしようとなると思いますし、そうなれば今の仕事にも活きてきて結果としてよい異動に巡り合えるかもしれません。
漠然と不安だなと思って何もしないのだけはもったいなくて、行動した銀行員はいい結果になってますよ。
今回の記事が、少しでも今後の活動に良い影響になれば幸いです。
ありがとうございました。