内定ブルーというと、新卒採用時の内定ブルーが有名ですが転職時の内定ブルーも起こりえます。転職先企業に入る際は、新卒時に初めて会社に入るときと同じで緊張もありますし本当にこの会社に入社して良いものか誰しも心配や不安になるものです。
今回は、転職でも内定ブルーになる原因と対策に関して解説していきます。
ぼく自身は銀行員からフィンテック企業への転職を行い今や銀行で過ごした時間以上の在籍時間になりましたが転職して日々楽しく過ごせています。フィンテック企業への転職に関して下記記事にまとめていますので気になる方は合わせてご覧ください。
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目次
内定ブルーとは
内定ブルーとはそもそもどのような状況かというと、就職活動や転職活動を終えたにも関わらず不安な気持ちや心配な気持ちが晴れない状況のことを指します。
このように不安が晴れない状態を、結婚を控えた人が漠然とした不安に襲われるマリッジブルーに似ているとして内定ブルーと呼ばれています。
内定ブルーは多くの人が経験する
内定ブルーはあなただけが感じるものではなく、多くの人が経験したことのある感情のようです。
社会人1年目~5年目の332人に、新卒の就活で内定が決まった後、「内定ブルー」になったかどうかアンケートをしたところ、約7割(233人)が「内定ブルーになった」と回答しました。
引用:リクナビ
リクナビの調査によりますと、アンケートを取った約300人のうち70%が内定ブルーを経験しています。
内定ブルーになる原因
内定ブルーになるには大きく2つの原因があると言われています。
- 就職先への要因(外部)
- 自分自身への要因(内部)
両方当てはまる人も、片方だけ当てはまる方もいるでしょうが大きくは就職先への外部要因と自分自身への内部要因になります。
就職先への要因(外部)
就職活動時も、転職活動時もある程度業界や業種を絞って志望する会社を受けていくと思います。当たり前ですが日本全国の企業も網羅して受けることはできませんし、条件面では期待値を超えていたとしても、職場の人間関係までは把握できないなど完璧な状況は創り出せません。
しかしながら、内定をもらった企業に対して本当にこの企業に決めてよかったのかや、もっといい企業があったかもしれないと就職先に対して納得感が満たされていないことがあります。
自分自身への要因(内部)
新卒採用の場合は、アルバイトと異なり一社員として仕事に取り組むことになるためプレッシャーも大きく感じることでしょう。転職の場合では、基本的には即戦力での採用になるため企業の求めているパフォーマンスを出せるのかどうか心配や不安を感じることもあるでしょう。
つまり、内定をもらったとはいえ企業が求める水準に自分のスキルが追い付けているのかどうかということがあります。
内定ブルーへの対策
内定ブルーを感じた時に根本的に解決を図るには、少し勇気を出して内定先の方にヒアリングを行うことが重要です。
具体的な方法はこちらです。
- 何に不安や心配を思っているのか確認する
- 社内の人に事前に連絡をして確認する
- 待遇・労働条件は書面で明記する
1に関してはヒアリングを行う前に事前にしておきたい必須の内容でこれだけは自分で行うようにしましょう。
何に不安や心配を思っているのか確認する
内定ブルーを感じる要因は大きく就職先への原因と自分自身への原因の二つであることを記載しました。ご自身が何に不安や心配を感じているのかを確認しましょう。
漠然と思っていることを紙に書きだすことがポイントを明確にできておすすめです。
社内の人に事前に連絡をして確認する
自分が不安や心配に思っていることが特定できた後は、社内の人に確認するようにしましょう。取次頂く人は人事の方かもしれませんが、今後一緒に働く人だと思えば丁重に対応いただけるはずです。
例えば、社内で一緒に働く人がどんな人がいるのかという点であれば、内定後に一度企業訪問の機会や社員と話せる機会がないかを打診しましょう。
後半の社員と話す機会に関しては、面接時に可能であれば面接時間の最後にある質問時間で打診するとスムーズでしょう。
待遇・労働条件は書面で明記する
待遇や労働条件に関しては非常にセンシティブな内容になるため書面で明記されているかは重要です。例えば、労働条件に関して、今の会社では残業時間が月々20時間程度ありそれが全額支給だとしても転職先では見込残業時間〇時間分込みかもしれません。
上記の例ですと、待遇面でも労働時間に関しても関連してくる内容の為後から思ったものと違うとなるとお互いにとっても不幸な状況になります。
待遇や労働条件はセンシティブな内容ゆえに必ず書面に明記及び確認するようにしましょう。
内定ブルーを感じた会社は辞退出来る?
せっかく転職先として内定を取った会社であっても内定の辞退は後からでも可能ではあります。ただし、内定を出したということは相手企業にとっては採用ポジションを締めたことにもなりますし、入社時の準備を進めていることでもあります。
内定辞退は可能ですが気持ちの良いものではありませんので、オファー前に辞退することが望ましいでしょう。
転職時にミスマッチを感じないためにも納得感の高い転職先を一緒に見つけてくれる転職エージェントを利用することが重要です。銀行員時代や、同期・友人の使っていたおすすめの転職エージェントを下記にまとめていますので気になる方は合わせてご覧ください。
参考>>銀行から転職する時に利用者が多いエージェント【実体験も交えて】
まとめ 内定ブルーの要因を特定して対策は可能
今回は、転職でも内定ブルーになる原因と対策に関して解説していきました。誰しも、新しい会社に入る前は不安や心配を感じるものです。それ以上にワクワクや期待が勝れば最高ですが、全員が全員そのようになるわけでもないでしょう。
内定ブルーを感じた場合には、企業に対してなのか、自分自身に対してなのかの原因を探り、解決に動いていきたいものです。
今回の記事が少しでも内定ブルーを感じた際の解決のきっかけになれば幸いです。ありがとうございました。