銀行員で持っていればかなりの差別化、不動産会社に勤務されている方は割と取得必須の資格、宅建士。
年に1回しかないのに難易度はハード目の宅建士。
宅建を独学で合格したいと思う中で、宅建合格の為に重視すべき項目や効率的に勉強したいですよね。
今回は、宅建に2度落ちた銀行員が3度目で合格した試験直前の独学方法というテーマで記事をお届けします。
目次
宅建で本腰入れて勉強をするのは直前1か月のタイミング
本当に合格してんのか?ってことでエビデンスを残しておきます。字が汚い・・
2015年の試験で合格しました。
銀行員時代に15個以上の資格取得をしてきましたが、取得した試験の中で最も難しかったのが宅建だと思っています。
宅建合格に向けていくら準備をしていたとしても、試験直前になると焦りも出てきます。
試験勉強は時間をかければかけるほど有利ではありますが、実際のところ直前の追い込みの方が大事だったりします。
ネットで見る情報によると 宅建合格のための勉強時間としては最低でも100時間、長いと300時間とかありますが、平均200時間程度確保すると合格できる水準の勉強時間と言われています。
この時間は直前1か月であってもねん出しようと思えば可能です。
何か月も前からだらだら勉強するより、メリハリつけて濃度高く勉強するほうが試験に通るための知識は十分についたりします。
まず具体的に直前の勉強方法に関して記載していきたいと思います。
その後トータルの勉強時間やその時間配分に関して記載していきます。
お時間の無い方に宅建独学におすすめのテキストとオンラインスクールのご紹介
オンラインスクール>> 【オンスク.JP】
テキスト>>わかって合格(うか)る宅建士 基本テキスト 2019年度 (わかって合格る宅建士シリーズ)
過去問集>>わかって合格(うか)る宅建士 分野別過去問題集 2019年度 (わかって合格る宅建士シリーズ・旧:過去問ベスト300)
後程詳しく記載しますが、合格をした年はテキストに加えてオンライン教材を組み合わせて独学をしました。
なので、
- 何回か落ちていてどうしたらいいかわからない人
- 一発で合格したい人
いずれにしてもオンラインは何かしら使うことをおすすめはします。
宅建の直前の勉強方法について
宅建の勉強において必要な道具としては主に2つです。
- 宅建のテキストの活用
- オンラインスクール(可能であれば)
当時ぼくはテキスト、過去問は自宅など机に向かって勉強できるときに利用して、オンラインスクールは通勤時の往復2時間でずっと聞き流していました。
試験直前の勉強のポイントとしては、宅建に触れない日を作らない、というのが重要になります。
直前の時間の使い方
その上で1週間の時間の使い方はこの通りです。
日にち当たり勉強時間 | 合計 | |
平日 | 2時間/日 | 10時間/週 |
土日 | 5時間/日 | 10時間/週 |
3か月前からコツコツとやっていた場合は直前1か月は80時間のねん出でも乗り越えられると思います。
もし今から始めてやる場合であれば、1週間に50時間作ればいいのですが現実的にかなり厳しいと思います。
なので現実ラインで考えたときの目安の時間の使い方はこの通りになります。
日にち当たり勉強時間 | 合計 | |
平日 | 3時間/日 | 15時間/週 |
土日 | 10時間/日 | 20時間/週 |
勉強時間は空いてる時間をすべてつぎ込むイメージ
直前なので触れない日を作ってはいけないと書きました。
日々の時間の使い方はこのようなイメージになります。
- 通勤時はオンラインスクールを見る、聴く
- お昼休みはテキストもしくは過去問で実習を行う
- なるべく直前期は残業せず早く帰って過去問演習
日常的に宅建の問題にに触れ続けることが大事です。
テキスト、過去問を使った具体的な勉強方法は、
- 一通り過去問を解く
- 過去問で間違っていたところの問題解説をわかるまでやる
- その時にテキストに戻って見直す
- 見直すだけでなく、なぜ間違えたのかをしっかり紙に書いて理解する
- 再度問題を解きなおす
- 以下2~5の作業を延々繰り返す
地道にこのようにしていって解ける問題を減らしていくのが方法です。
宅建の出題分野と重点ポイント
宅建の出題分野は大きく4つの分野で出題されます。
- 権利関係(民法)から約14問
- 宅建業法から約20問
- 法令上の制限から約8問
- 税金その他から約8問
問題数の多い宅建業法、民法は特に重視して勉強するといいです。
合格している友人やぼくもそうでしたが、宅建業法と民法で約28点くらいは少なくとも取ってました。
宅建勉強のためのテキストとオンラインスクールは何がおすすめ?
テキストに関しては実際にぼくが使っていたものはTacのものになります。
加えておすすめなのは、LECが出しているとことん読みやすくわかりやすいと謳っているきほんの宅建士シリーズ。
図解が多いので、すっと入ってきやすく、読むのが苦でないので法律とか初めてだと勉強しにくいと思うので割とおすすめです。
テキスト>>2019年版 きほんの宅建士 合格テキスト 【フルカラー / 軽量分冊製本】 (きほんの宅建士シリーズ)
過去問集>>2019年版 きほんの宅建士 合格問題集 【軽量分冊製本 / 厳選重要問題300問】 (きほんの宅建士シリーズ)
なお、テキストと過去問集は購入必須です。
なしではさすがに戦えないです。
加えて、独学で勉強効率を加速してくれるのがオンラインスクールです。
今回は、【オンスク.JP】をおすすめしますがポイントは下記通り。
オンスク.jp
- スマホでもPCでもどこでも学習が可能
- 資格の学校TACのノウハウが凝縮された充実の講義ムービー ・過去問を徹底分析した問題演習機能が利用可能
隙間時間に勉強するための機能は揃ってるイメージです。
Tac本体で受けるとなるとこれより高くなりがちなのと、宅建だったら宅建しか使えないのがデメリットですが、【オンスク.JP】だったら他の資格も一緒に受けられるのはいいところ。
もし今から入って、宅建をやり終わった後も別の資格勉強にも使えます。
3回目の時はオンラインスクールを使ったのは割と隙間時間の勉強を濃くしてくれたと思ってます。
宅建合格のための勉強時間のリアル
再度申し上げると、宅建には2回落ちてます。
3回目にようやく合格しました。H27年度の試験だったので合格点は31点でした。ぼくの点数は33点だったのでほとんどギリギリでした。
勉強時間に関しては、合格した年だけを考えるとだいたい200時間だったと記憶しています。
とはいえ、1,2回と落ちているときの勉強時間は直前の1ヶ月に50時間くらいをざっと勉強したのでトータルは300時間になっています。
ネットの情報と同じくらい時間を使っていますね。
勉強は独学でやりましたが、仕事の合間に勉強するのはかなりハードでした。
ハード故に結構時間を使ったなという印象です。
3回目に試験を受けたときの勉強時間内訳
3回目のときはさすがに切羽詰まっていたこともあり、勉強開始は7月からしていました。約3ヶ月位です。
内訳はこんな感じです。
テキスト通読 | 過去問演習 | 合計 | |
7月 | 15時間 | 5時間 | 20時間 |
8月 | 15時間 | 15時間 | 30時間 |
9月 | 10時間 | 60時間 | 70時間 |
10月 | 10時間 | 70時間 | 80時間 |
合計 | 50時間 | 150時間 | 200時間 |
ご覧頂けるとおわかり頂けますが、後半にかけてほどんど過去問演習に時間を使ってます。
勉強時間は直前すぎると厳しく、長く取りすぎてもダレる
1,2回目の失敗は、直前に詰め込んだのが失敗でした。
全然勉強不足でした。
一方で3年目のときは3ヶ月前からコツコツ始めていき、具体的には少なくても毎日宅建の勉強を行うようにしていきました。
3ヶ月が勉強をまるっと行う上ではちょうど良かったです。
一度4月くらいから勉強を始めてみましたがまだ先なので全然頭に入ってこず、時間だけ過ぎそうだったのでやめました。
この記事の前半のところで直前の勉強が重要と記載しましたが、詰め込み気合を入れるのは直前1か月になります。
宅建の項目別勉強時間の比率
宅建は大きく4つの分野から出題されます。
- 権利関係(民法)から約14問
- 宅建業法から約20問
- 法令上の制限から約8問
- 税金その他から約8問
このような内訳になります。
ぼくが実際に勉強時間としての使った比率は下記通りです。
民法 | 宅建業法 | 法令 | 税金その他 | 合計 |
30% | 40% | 20% | 10% | 100% |
民法と宅建業法で70%の時間を使っている計算です。
理由は、全体のうち約34問出る可能性があるからです。
万が一奇跡が起これば、この民法と宅建業法が満点を取れればそれで合格の可能性もあります。
配点比率が大きいところに比重をかけるほうが得策と考え、3年目はこのような比重で勉強をしました。
宅建の合格点は何点?2021年は2回試験あり
宅建の合格点は50点中何点と決まっているわけではありません。安全圏と言われているのが50点中の70%の35点ですが、毎年の難易度によっては36点や38点と70%以上の正答率を求められることがあります。
年度 | 合格点 |
2015年10月 | 31 |
2016年10月 | 35 |
2017年10月 | 35 |
2018年10月 | 37 |
2019年10月 | 35 |
2020年10月 | 38 |
2020年12月 | 36 |
2021年10月 | 34 |
2021年12月 | 34? |
こう見ると31点の時に合格できてラッキーでした。
宅建の10月試験と12月試験の違い
新型コロナウイルスの影響により試験会場が不足しているという事態になりました。結果として、10月試験もしくは12月試験という2段階で試験が行われるようになっています。
まとめ
今回は、宅建に2度落ちた銀行員が3度目で合格した試験直前の独学方法というテーマで記事をお届けします。
宅建試験の直前になると、自然と気も入ってくると思います。
試験当日の体調にはくれぐれもご注意いただきつつ、少しでも直前の宅建の勉強方法に関して参考になれば幸いです。
ありがとうございました。