今回はこのような疑問への解決にお役立てできる記事になります。
この記事を書いているぼく自身(@yutayutayutaro5)は元々信託銀行員として3年半勤務し、今はフィンテックベンチャーに転職して未経験からマーケティング担当になりました。
信託銀行での3年半の経験の内訳は以下の通りです。
- 内勤(店頭受付業務)を2年半
- 外回り業務を1年半
前の記事でそれぞれの内勤、外回り業務から転職活動をすることは時間のねん出の難しさから難易度が異なることを下記記事にまとめていますので合わせてご覧ください。
参考>>銀行員の転職って大変なの?外回りか内勤かで全然違います
外回りで身につくスキルはこちらの記事にまとめていますので是非ご参照ください。
参考>>銀行員のスキルってどう?外回り業務で身につくスキルを解説
本記事では内勤で身につくスキルに関して僕なりに記載したいと思います。
目次
1.銀行員の内勤経験で身につくスキル
内勤営業で身に付くスキルは大きく下記3点だと思っています。
- 来店顧客に対する即時提案スキル
- 来店誘致のためのテレアポスキル
- 瞬発的な事務処理スキル
順番におっていきます。
1-1.内勤で身につくスキル 来店顧客に対する即時提案スキル
来店されたお客様について、着席後本日の来店目的をヒアリングしつつ、データベースから即時に保有資産、家族構成を確認(データがない場合もあります)。
ここで来店目的に合わせて手続きの案内と一緒にクロスセルを提案します。
多いのは資産運用としての投資信託、生命保険。
来店顧客にいきなり投信、保険のいわゆるリスク資産を提案するのは、接客業の中でもなかなかハイレベルスキルのように思います。
まぁ、来店顧客からすると、たまったもんじゃない、って声が聞こえてきそうですが、もちろんお時間と提案の了承を頂戴して行っております。
1-2.来店誘致のためのテレアポスキル
テレアポの鉄則はあくまで「電話を通じでアポを取ること」に尽きます。 今でも重宝するスキルですが、アポを取るためには下記点を意識して実施していました。
- お会いしたいこと
- お会いして具体的なお話をしたいこと
まずはお会いして話をしたいことをお伝えします。
簡潔に電話の要点をお伝えし、その上でお会いしたうえでキチンとご説明したいことをお伝えします。
例えば保有投信が下がっているお客様に対しての電話事例。
具体的には、
「本日お電話させていただいたのは〇〇様がお持ちの投資信託のご状況に関してご連絡をいたしました、2,3分だけお時間頂戴できませんか?」→時間の了承。
「ただいまお持ちの投資信託が、△△の影響を受け、保有時に比べ×%下落しております。」→状況の簡易説明。
「この要因は一時的(状況によっては中長期)と判断しておりますが、今後〇〇様にご安心してお持ちいただきたく、皆様から一度ご説明の機会を頂戴しております。」→アポイントの依頼。
「つきましては〇〇様にも一度支店にお越しいただきたいのですが今週前半後半ではどちらのほうが比較的ご都合がつきやすいでしょうか」→2者択一で日程を狭めていく。
ぼくの場合は運用商品保有先のお客様に上記のような内容をもとに電話を行い、アポイントを取っていました。
今やtoB、toC両方のお客様を対象に仕事を経験しましたが、改めてお時間を頂戴する、という感謝の姿勢は電話の時にはもちろん、アポイントをもらった時には最大限、忘れてはならないと思っています。
1-3.瞬発的な事務処理スキル
これは店頭受付ならではなのですが、受付が回らないことがあります。
時間帯はお昼ごろ、時期は預金獲得キャンペーンの際には起こりがちです。
要は受付担当者<来店者数の場合です。特に預金獲得キャンペーンをだいたいボーナスシーズンの6月~8月、12月~1月にかけて実施しますがこの時期は待ち時間がゆうに2時間を超えることもあります。
この時ばかりは、最低限の提案だけ行い、あとは流れ作業的に事務を行います。
ニーズ確認を行い、全く箸にも棒にも掛からぬ状態と判断すれば即事務手続きに移ります。
ミスなく、接客をしながら、迅速に事務処理するスキルは、単なる事務担当者よりもバリューは高いように思います。
2.まとめ 銀行員の内勤で身につくスキルは捨てたものではない
いかがでしょうか。今回は銀行員の内勤(店頭受付)業務で身につくスキルに関して記載しました。
ぼくは銀行員で、内勤を行った営業担当者のスキルセットは優れていると思います。
内勤だと、あんまりスキルがないかもともしご自身を過小評価しているのであれば、本記事で上げたようなことを強みに捉えるといいと思います。
自分には何ができるだろうかと心配しているかもしれませんが、上記は間違いなくスキルセットされていますし、優秀なスキルだと思いますので自信を持っていきましょう。
今回の記事が銀行の内勤業務で身につくスキルのご理解に少しでも役立てば幸いです。
ありがとうございました。