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中古マンション、不動産購入に必要になる手付金とは?購入時に慌てないための準備を解説

自宅を購入するときに初めて見る方も多い手付金。手付金は契約時に現金(もしくは振り込み)で必要になるお金のことで、自宅不動産を購入する際には新築であろうと、中古であろうと一定額は必要になります。

不動産購入に関しては非常に大きなお金が動くため、購入の際には住宅ローンを活用して購入する人が多い中、この手付金も住宅ローンで払えるのでは?と思っている方も一定するいらっしゃいます。今回は、中古マンション、不動産購入に必要になる手付金とは?購入時に慌てないための準備を解説していきます。

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そもそも手付金とは

用語詳細
手付金不動産の購入契約をするときに買主から売主に支払う売買代金の一部の事。預け金の意味が大きい。
頭金実際の不動産購入時に充てられるお金の事。 なので手付金は頭金として 使われることもある。

手付金とは、不動産の購入契約をするときに買主から売主に支払う売買代金の一部の事を指します。イメージとしては、預け金の意味が大きいものとなります。具体的に言うと、不動産のように大きな金額が動く契約をする際に、口約束、書面のやり取りだけでは一定の不安が残るため買主の方の本気度を示すために預け入れるイメージとなります。買う気持ちはあるものの、手付金は無くて書面だけで契約させてよ!っていう方と、手付金をきちんとお支払いして契約に進みます。と言う2名なら後者の方が安心ですよね。

ちなみに、手付金とよく間違われがちなのが頭金という言葉で、こちらは実際の不動産購入時に充てられるお金の事を指します。手付金=頭金にする方もいらっしゃいますが、住宅ローンの金利が言うてもまだ低い今の状況なら手付金は後から手元に返ってくるように住宅ローンを調整される方が多いです。

手付金の用意はいつまでに払う必要がある?

不動産の購入に必要になる手付金ですが、いつまでに必要になるかというと不動産の売買契約時までに必要になります。不動産を購入する流れとして、買いたいですと意思表示(買い付けを出す) を不動産会社に行い 、それが1番手として受領されるとその後不動産の売買契約に進みます。この間およそ1週間です。

つまり、購入したい不動産が見つかるとその1週後くらいにはまとまった現金が必要になるため要注意です。これまでに手付金を用意できないのであれば最悪の場合契約に進めないため必ず事前に用意するようにしましょう。

手付金は現金や振込でいくら必要になる?カードローンなど借り入れで対応してもいいの?

手付金の金額感の相場は以下の通りになります。

新築物件:物件価格の10%

中古物件:物件価格の5%~10%

上記に沿って考えると、物件価格が5,000万円のものですと5%で250万円、10%で500万円の手付金が現金で必要になります。いきなりこれらのお金を用意するのは大変ですが、中古物件の場合は売主様が了承してくれれば減額でも対応してくれます。とはいえ、基本的には5%分くらいは必要になるつもりで臨みましょう。

なお、足りない時の対処方法としてカードローンで借入してはどうか?という考えもあると思いますが、結論としてお勧めしません。理由としては、住宅ローンの借り入れに影響するからです。もともと借り入れがない状態で住宅ローンの事前相談をして審査を進めていたとします。そこから審査の途中で借り入れが新規に発生しているともともとの想定額よりもその借り入れ分減額となり最悪のケースは借入自体ができなくなります。

親に借入するかうまく人から借りるしか現実的な方法はないので注意しましょう。

手付金を後から住宅ローンを使って取り戻す方法

大きな金額が必要になる手付金ですが、後から満額取り戻す方法があります。それは、住宅ローンを最低でも物件価格以上に借入することです。

具体的に見ていくと、物件価格5,000万円の場合、5%の手付金を求められたとします。すると、250万円分を事前に用意する必要があります。住宅ローンを仮に5,000万円かりいれできたとすると、以下の式になります。

・物件価格:5,000万円

・手付金:250万円

・物件価格ー手付金:4,750万円

・住宅ローン借入額:5,000万円

・結果:5,000万円ー4,750万円=250万円(当初支払った手付金が手元に残る!)

このように、物件価格以上で住宅ローンの借り入れをすることができればその分手元に手付金を残すことができます。手付金はいつ戻ってくるかというと、物件の引き渡しの日になるので契約してから早くて1か月後くらいになります。引き渡しの段取りはご自身と売主様との調整になるため期間は異なります。

住宅ローンを借り入れするときのポイント

手付金を後から戻ってくるようにするには、物件価格以上の借入をしておくことが必要であると記載しました。住宅ローンを借り入れするときのポイントとしては、ご自身の年収の8倍以内で物件価格と諸費用も含めて事前の審査を通過しておくことです。

具体的には、年収500万円の人であれば、8倍まで借り入れできるとすると4,000万円まで借り入れできる可能性があります。ここで注意なのが物件価格4,000万円まで見てしまうと諸費用が考慮されないということです。諸費用とは仲介手数料や銀行の借入時に発生する事務手数料、登記費用などになります。中古物件を購入する際には物件価格の8%程を見込んでおくと安心です。

つまり、4,000万円の借入で物件価格と諸費用をまとめて借入でするのであれば物件価格は3,700万円、諸費用を300万円の合計4,000万円で見込んでおくと安心です。この借り入れ方をすれば手付金が返ってくることはもちろんのこと、物件購入にかかる諸費用も全て借入して自己資金0円で不動産を取得することができます。

とはいえ、住宅ローンを8倍まで借り入れして安心して返済していけるかは別問題のため家計状況としっかり照らし合わせて返済計画を立てるようにしましょう。

不動産購入には手付金は必須になるので購入時に慌てないための準備をしておこう

今回は中古マンション、不動産購入に必要になる手付金とは?購入時に慌てないための準備を解説していきました。不動産購入には必須となり、現金もしくは振り込みでの対応が必要になります。金額感としては物件価格の5%~10%分を事前に用意できていると安心です。住宅ローンを活用することによって後から満額取り戻せますが、きちんと住宅ローンの金額に注意を払って準備をしていきましょう。

今回の記事が手付金や頭金に関して少しでも参考になれば幸いです。ありがとうございました。

もし物件選び・住宅ローン選びに関してご相談があればお問い合わせよりご連絡ください。

ABOUT ME
ゆーたろー
フィンテックスタートアップ株式会社MFSのマーケティング担当。 新卒で大手信託銀行に入社。 銀行員時代取得した資格は15個以上。 このサイトでは銀行員の転職を皮切りに、キャリア形成や、銀行員で培った資産運用の話をメインに少しでもお役立てできるようにサイトを運営していきます。
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